榛名山・沼の原の自然観察会では私が嵌っている虫えい(虫こぶ)もありましたのでアップしておきます。
まずは、沼の原の木道沿いにあったミズナラの主脈にできたナラハスジコタマフシです。形成者はナラハスジコタマバチでミズナラやカシワなどの葉脈(主脈)上に数個が並んで作られます。この虫えい(虫こぶ)の時期は単性世代で10月頃に羽化し卵を産んで春に孵化するのだそうです。孵化した両性世代のタマバチはナラワカメコフクレタマフシを形成し、5月下~6月上旬に羽化して新葉に産卵するのだそうです。それが成長するとナラハスジコタマフシになるのですね。(当ブログ99種類目)
シシウドの花には2010年に友人のカメラマンが発見したシシウドミフクレフシ(仮称)ができていました。形成者はタマバエの一種です。榛名山・沼の原以外からの発見報告は未だにありません・・・
ミズナラの徒長枝にできたナラメイガフシで、ナラメイガタマバチによって形成されます。
5月ころから出来始め9月に蛹・10月に羽化・11月から12月に冬芽に産卵するのだそうです。
冬芽に産み付けられた卵は早くに孵化し、葉が開くころにはすでに大きく生育していてナラワカメコチャイロタマフシを形成し、4月中旬には成熟し4月下旬~5月上旬に新梢の芽に産卵して単性世代のナラメイガフシになっていくのだそうです。
そして私としては今回が初お目見えのツリガネニンジンメコブフシ(当ブログ100種類目)・・・
タマバエの一種が形成するらしいのだけど、未だに生活史は不明なのだそうです・・・
切断面を拡大するとタマバエらしい虫が見えますね・・・
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