この時期、山や川を歩いていると随所でアカメガシワの花が咲いているのが目に付く・・・
アカメガシワは伐採地や崩壊地などの空き地・明るい林縁部などに生えるいわゆる先駆植物(パイオニア植物)で、新芽が赤いカシワ(=大きな葉に包んで炊(かし)く葉=蒸し焼きに使われた葉から由来する葉の総称)というのが名前の由来だそうだ・・・
確かに葉が大きく虫食いが少ないから蒸し焼きに使えそうだね! 何故、虫食いが少ないかと言うと葉の付け根に腺点が有り蜜が出ているのでアリが集まってきてあることをするからなのだそうだ。 (↓画像の葉脈の基部に腺点があるのが分かるかな?)
アリが大切な蜜源の葉が虫に食われないように葉をパトロールして回り有害物を駆除してくれるかららしい!
アカメガシワは雌雄異株で枝先に円錐花序をつける。 雄花・雌花ともに花弁は無い!
雄花は多数の雄しべがあって淡い芳香がある・・・雨の日は水滴がついて綺麗だね!
芳香があるからかどうかは分からないけどアリなどの虫が集まっているのがよく見られる・・・ミツバチを飼っている知人に教わってネットで調べたら雄株は虫たちの蜜源として有力らしい!
雌花も円錐花序で花弁は無い・・・
沢山の雌花が付いているけど何度見ても虫は見当たらない・・・
3~4個の花柱には沢山の突起が密生していて風で飛んできた花粉をとらえやすい構造になっている・・・
雄花にはアリなどの虫が集まっているので虫媒花だという記述もよく見かけるのだけど、雌花を観察していると風媒花なのかもしれないと思う・・・
アカメガシワの送粉、受粉の仕組みはどうなっているのかな?
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