先週行った野反湖からのチャツボミゴケ公園・・・穴地獄駐車場から砂利道を登り始めてカーブを曲がったところでヒヨドリバナに集まっている十数頭のアサギマダラが目に入った!
(↓)アサギマダラの雄・・・後翅に黒い性標がある。
アサギマダラは人を比較的恐れないので近くで写真が撮れる! さらに進んだ場所でも十数頭が吸蜜していたのでチャツボミゴケそっちのけで暫くはアサギマダラの撮影・・・
アサギマダラは2000kmも旅することで有名だね! 春に北に移動し、夏は山地の樹林に滞在・発生し、秋に南下して越冬するという。
(↓)アサギマダラの雌・・・性標が無い。
アサギマダラの幼虫は有毒のイケマやオオカモメヅルなどガガイモ科の植物が食草で、葉に含まれるアルカロイドを体内に蓄積して鳥などの捕食から逃れるらしい!
そして、成蝶のオスはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリなどフジバカマ属の花で吸蜜していて、蜜に含まれるピロリジディンアルカロイドを摂取することによって成熟し、これらから作られた成蝶のオスが放つフェロモンにメスが集まってくるのだという! ↓吸蜜中の雌
植物の有毒成分を利用して身を守ったり、子孫繁栄に使ったりするとは、自然界の仕組みは凄いね・・・
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