しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

経験と予測

2012年02月17日 | Weblog
先日新潟市民プラザと言う新潟の中心地にあるホールで行われた説明会に出かけて見た。
本年7月から12月まで新潟市で開催される「水と土の芸術祭 2012」の
市民プロジェクト募集要項の説明会がある。
ということを聞いていたからである。この募集に応募したいという希望もあった。

500人収容のホールに参加者は総数で僅か50名ほどでだった。
主催者とその関係者の数の方が多い印象だった。

一方先日同会場で行われた「超高齢社会の一人暮らしの高齢者世帯の問題シンポジウム」は300人を超える参加者があった。満席に近い印象があった。
このシンポは定員があり、事前申し込みが必要で主催者側が特定の団体に案内を行い
FAXで申し込みを常時受付していた。
案内先は「民生委員・児童委員協議会」「コミュニテイ協議会」「自治会・町内会長」
宛先は恐らく1000件を超えている。
費用と時間をかけて準備するとこの差が現れる。

人を集めるイベントは経費と労力が非常かかる。会場費だって10万円は下らない。
シンポジュウムのシンポスト、コーディネーターは有名な人に依頼すると一人10万円が相場だそうだ。
チラシ、ポスター等の製作費用を加味したら「100万円」くらいの予算がすぐに必要となる。

経験の無い人は安易に考えがちだがこの様なシンポジウムは業者が存在する。
業者に依頼すれば容易に企画は実行に移せるが経費が膨大となることは十分予測される。ボランテイア団体に依頼する。これも安易だ。
経験があるなら兎も角、未経験で組織する企画は失敗の恐れが大だ。
「窮鼠猫を噛む」の言葉通り、苦境が現状を打開した事例もある。

市民団体の窮状が新聞記事となり、大きく報道され紹介されたことで満員の盛況となった事例もある。「報道・新聞の記事」の重要性が証明された。

企画には「経験と予測」は重要だ。
人的確保も経験上予測できる力量判断が重要となる。
絵に書いた餅とならぬようにする為には。

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