当町内に転入者が出た。10年ほど佐渡で仕事をしていた。その前は地元でペンキ屋を自営していた。その前はセレモニーホールの職員だった。独身である。
小生とほぼ同年代である。人生の辛酸をかなり味わった人だ。高校を出て就職している。両親は他界している。親戚は殆んどいない。残された遺産は義母名義の古い家が一棟。
身体を壊したので佐渡の仕事を辞めて来た。という。糖尿病で合併症の症状もある。何度も入退院を繰り返した由。国民年金では生きていけない。治療費は払えない。生活保護を申請するつもるだ。と言う。「家があると生活保護は受けられないのでは?」と聞くと。
「死亡時に没収されれことを受け入れれば認められると聞いた」と答えた。自分で手続きをする。民生委員は知らないし、自分でする方法は知っている。と言う。
町内会費は払うので受け入れてほしい。という申し出でした。古くからの知人です。幼馴染でもあります。喜んで町内の一員として会計、班長に紹介しました。
厚生年金を受給できる職場雇用形態を受けずに60代となる。国民年金だけでは暮らせない。病気で治療費がかかる。頼る親戚もない。そうすると、医療費のかからない生活保護。ということになるようだ。この様なケースは多々あるのだろう。小生が知る当町内の申請者がまた1名増えた。