昨日は西区のコミ協視察・意見交換会ということで一日研修会があった。
新潟市の西区にある黒埼、五十嵐、青山の3つのコミ協との意見交換である。相互交換する側は中央区の15コミ協である。参加者はコミ協の会長副会長総務部長等の役員。
相互のコミ協が持つ悩みや課題を共有する意見交換の場として行政が設けてくれた。今後の取り組みに活かしてほしい。そうゆう位置づけである。
「コミ協の組織について」「コミ協の人材について」「コミ協の事業について」「コミ協の運営について」「コミ協と行政との関わりについて」「自治協議会について」
以上7つのテーマについて意見交換が行われた。
大きなテーマばかりで概要を知る入口程度の話で終わった。
分科会も無いので突っ込んだ意見交換はできなかった。3時間の会議でそれ以上は集中力の維持が困難だった。
印象としては
○ 西区のコミ協は世帯数に比べコミ協への参加団体が多く、役員組織が充実している。
○部会がコミ協役員と密接に連携している。
○公民館等行政から設置いただいた地域の活動拠点を持ち、行政からの人件費補助等運営に恵まれている。
○住民に地域に対する認知度の乏しさを訴えることで協力を仰ぐことが出来る。
○比較的防災訓練、敬老会等中央区が負担感の強い行事にウエイトがかかっていない。○動ける役員の人材が豊富である。
当中央区に於けるコミ協の弱点も少し気づかせていただけた。
○コミ協役員の人的体制の弱さ(人材・機材・事務局・費用負担)、
○専門部会員の裾野の狭さ。、
○コミ協への専門部会役員の関与の乏しさ。
○事務局拠点の乏しさと活動資金不足、人材不足、意識不足。
○項目だけではわからない内実の切実さ。
やればやるほど自己持ち出しが増える負担感を全て「ボランテイア」なのだからと片付けることの出来ない運営当局の厳しさと周辺の理解不足がある。
「コミ協役員は一切報酬はありません」この規定で役員は集まるだろうか。
専門部会は報酬規定があり自治会から会費を集めて僅かではあるが3役程度は報酬があるのだ。
行政が地域に求めたコミ協組織。それは無報酬で地域活動をする生活環境に恵まれたエリート篤志家集団だったのではないのか。
多くは参加町内会(自治会)から世帯あたり、数百円の活動資金を集め、専門部会に配布、活動資金としている。その活動を取り仕切るコミ協役員には一切報酬規定を設けてはならぬ。と指導している。
コミ協に指定管理者を置けるコミハウス、集会所を持つ所は恵まれている。行政からの手厚い補助資金が流れてくるのだ。
西区は恵まれていた。多くがこの点恩恵を受けていた。
中央区の多くは1中学校区に1箇所というコミハウス設置規定が厳格で多くの小学校区にあるコミ協に恩恵が届かないのだ。
コミハウスを持たないコミ協は今日も資金不足、人材不足、理解不足、活動拠点不足、機材不足の5体不満足で活動していた。