投票に訪れる人は実に様々だ。一応成人で有権者ということの筈だ。
ところが投票所に来る人は「ホントに有権者?」と思える人がけっこう見受けられる。
子供と見間違える人、男女の分からぬ人、外国人?と思える人。である。
一応受付で持参して来た整理券を確認して選挙区、記載ページ、番号、氏名を確認して「声を出して読み上げて確認する」投票所に来た人と投票をする人の確認をして有権者名簿と整理券にチエックを入れたから投票用紙を発行するのだ。
何故そこまでするかというと、結構間違いが発生するのだ。
自宅に届く投票整理券は世帯別に一緒となっている。複数人分一緒に発行されている。切り取って自分の分を持参するのだが、誤って家族の自分以外の整理券を持参し、投票する人も出てくる。
日本語のよくわからぬ外国人妻が夫の投票整理券を持参し投票してしまった事件もあった。日本語を良く理解しない投票者を男女の区別ができなかったダブルの勘違いだったようだ。
「~さんですね?」と受付で確認すると「なんで声を出して確認するのだ」と激昂して投票しないで帰る人までいる。実にいろいるな人が来る。
車椅子のため、記載台に届かぬ人、目が見えないため「代理人投票」する人、点字投票する人、選挙区を間違えて来る人(別の投票所へご案内する)。転居してきて間もない人。
受付でいろいろな事例の交通整理をする担当(複数)がいるが大変だ。
立会い人の仕事もけっこう疲れる。投票用紙と投票整理券の両方を一度に投票箱に入れる人がいるのだ。整理券を入れて、投票用紙を持ち帰る人もいる。個人名を記載せねばならない小選挙区投票箱に「政党名のみの記入」をして投票した人もいた。これは「無効」です。
投票箱の穴に入れる際「躊躇」している人は時間的に静止して間違いを正せるのだが、確信を持って「サッと投票箱に入れる人がいる」あっ!と思った時には後の祭り。
整理券を入れた人は後で政党名を書く「比例投票、最高裁判事任免投票」が出来なくなる。
あ!と思い、気がつくと選管要員に連絡、整理券の「再発行手続き」を依頼する。
朝6時から夜9時頃まで昼飯とトイレ以外は投票箱の前に目を凝らしていた。
実に疲れる。
体育館まで投票箱を運び帰ってきたのは9時頃だった。15時間の拘束時間だった。「あ~疲れた」翌日は疲労感が一日残った。