●大手予備校時代に敬愛していた先輩である椎名守(本名;千明守)先生が逝去されていた。これを知らなかった私はしばし茫然。2014年12月31日にすでに亡くなられていたなんて。
●私には椎名守先生との付き合いが長いので、椎名先生と言わせていただくが、昔の記事である『童心』に出てくるベテランの先輩が実は椎名先生である。
(マジックバーで)ベテランの先輩が「えー!」と叫んだり、自分の髪をつかんだりするしぐさは、まさに童心にかえる状態。おいらも、その先輩の純粋さに影響されて童心にかえったのかもしれない。
先輩は携帯電話のメールが苦手な方で、メールを送ると「了解」の二文字しかないことがあるのだが、こんなメールが来ていた。
「今日は楽しかったよ。ありがとうございました。」
もう一度、マジックバーに一緒に行きたかった。
●また、拙稿の『古文の推測三大注意事項(伊勢物語第40段付)』に出てくる「古文の大先生」が椎名先生である。「面白いプリント作っているじゃないか」と笑顔で肩を叩いていただいたときの感触を、今でも覚えている。
●今、手元には平家物語の入門書などの千明守先生名義の本しかない。これからは千明守先生と付き合っていくしかない。
●合掌。