パリにて終日自由行動の一日。せっかくなのでご希望の方を半日ほど道案内。**ベルシー地区から地下鉄でシャトレ広場まで行きシテ島に入る。●コンシェルジュリ(旧王宮で革命時代の監獄。マリー・アントアネットが最後に幽閉された場所)●サント・シャペル(パリ随一のステンドグラス)●ノートルダム大聖堂●クリュニー中世美術館●パンテオン●オランジェリー美術館。昼食を挟んでこれだけまわれれば、パリの魅力をちょっとご理解いただけましょうぞ。
中でも小松がいつもお勧めするのは、クリュニー中世美術館の「一角獣と貴婦人」のタピスリー、一枚がちょっとした部屋の壁一面の大きさを持っている。
上は「装身宝飾品を箱にしまう」あるいは「箱から取り出す」図。これプラス五感を象徴する五枚のタピスリーで前六枚。巨大であるとともにこれ以上美しいタピスリーを見たことがない。
お昼はパンテオン近くでブルターニュのそば粉クレープ。サラダも注文しようとしたら「いや、クレープだけで充分だと思うよ」と親切に止めてくれた。こういう風に対応してくれるギャルソンがいるのが、パリの実力だと思う。
お昼のあと、すぐ近くにそびえるパンテオン大聖堂へ。フランスの偉人達の墓がならんでいる。壁のフレスコ画はフランスの歴史上の人物の所業を描いている。
パンテオンのある古代の丘にはまだ地下鉄がとおっていない。バスでサン・シュルピス教会の前を通り、コンコルド広場まで行く。
オランジェリー美術館はちょうど行列しないで入場できた。
最後にギャラリー・ラファイエット百貨店へ。ここへ来たらこのステンドグラスの天井をみなくっちゃ。久しぶりに見上げるとやはり美しい。
かつて外国人買い物客の中で群を抜いて多数派だった日本人だが、今は中国の団体さんに押されて押されて、
押し出されるように日本人カウンターが地下へ移ってしまったのだそうだ。