旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

帰ってきたライオン

2012-02-17 15:57:14 | スペイン
07:15バルセロナ発の飛行機でグラナダへ。機内でちょうど日が昇ってきた。

バルセロナは昨夜雨が降ったけれど、ここグラナダの朝は快晴。きりっと寒い冬の朝。なんせ標高が七百メートルほどもあるのだから、南に飛んできたといっても海岸の町バルセロナとはだいぶちがうのだ。空港からサンタ・フェ、グラナダ市街方向へ、そこから丘の上のアルハンブラ宮殿へ向かう。

アルハンブラ本宮はまだ閉まっている時間なので先に離宮庭園ヘネラリーフェを歩く。シーズンになると人人人でごった返す場所だが、やはり人が少ないと往時の雰囲気が伝わってくる。もっともイスラム時代にこんな噴水が上がっていたかは分らないのだけれど。

テラス状の歩道からはアルハンブラ本宮の城壁とフランチェスコ修道院・教会の塔が見える。あの修道院は国営ホテルチェーン・パラドールの中でも一番人気となっているそうな。イサベラ女王の最初の墓もあそこにあった。

本宮へ入る。
風もなく、水面に映る形が美しい。

本宮の中でも最も人気がある「ライオンの中庭」にライオン噴水が帰ってきていた。昨年来た時にはまだ修復中で、噴水ごと撤去しての修復研究作業。修復が終わったライオンから別室で展示したりしていたのだ。まだ周囲はこんな状態だけれど、とにかくもライオンが帰ってきたことで、この中はやっと落ち着いた。

コメント
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