旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

サン・マリノ、ラヴェンナからヴェネチアへ

2012-07-24 12:17:33 | イタリア
フィレンツェを朝早く出て(この旅は07:30ホテル出発多いです)、アペニン山脈を超えてパダーニャ平原のボローニャ近くのサービスエリアでトイレストップ。その後アドリア海から20キロのところにある三つの頂きがあるティターノ山を根城にした独立国サン・マリノを訪れる。
遠くからその三つの頂きが見えてくる。
イタリアとの国境はこの歩道橋のような表示だけ「古き自由の国へようこそ」と書かれている。
ぐんぐん山を登ると眼下にアドリア海が見えてきた。
駐車場は旧市街の城壁のすぐ外。サン・フランチェスコ門から入る。
坂を少し登ると市長舎いや国の建物だから政庁舎の宮殿があるテラスに出る。ここにはサン・マリノを現す女神が建てられている。

ここから少しだけ坂を登ると三つの頂のうち一番古くからの城塞と言われるグァイタの塔まで行くことができる。
※サン・マリノについては下記にもう少し詳しく書きましたのでご覧ください↓
http://www.tour.ne.jp/blog/komatsusin/56794/
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一時間半程度の滞在の後、アドリア海沿いを北上しラヴェンナへ。ここで遅めの昼食。ローカルガイドさんと市内を歩き始める。ガイドさんにお願いしていつもは入らないこの教会へもちょっと入る時間をとった。
ここの正面祭壇下にはおもしろいものが見られるから。真っ暗な穴を覗いてもらって…はじめライトが点かずに心配したが、ようやく見えた
これこそがもともとの教会の床だ。ラヴェンナは5世紀はじめホノリウス帝によって西ローマ帝国の首都となり、その後キリスト教の教会もたくさん建てられていった。湿地帯のような地面はだんだんと沈下して、モザイクもろとも水没したのだ。

ダンテの墓がある。フィレンツェ人ダンテは故郷の内紛を逃れて放浪している時、ラヴェンナにて客死した。現代イタリア語の元になったという「神曲」の著者は、国中から敬意を払われている。入口には元祖桂冠詩人としてのローリエ

ラヴェンナで一番の観光名所はサン・ヴィターレ教会とそこに隣接するガッラ・プラチディア廟。それぞれ6世紀5世紀という時代のすばらしいモザイクが残っている。サン・ヴィターレはとても大きなドーム
ホノリウス帝の妹ガッラ・プラチディアの廟は小さなロマネスクの礼拝堂。この絨毯のような模様と同じものがエジプトのコプト教会の修造物に見られる。

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ラヴェンナを出てさらに北上。キオッジャをすぎて、美しきヴェネチアへ到着。夕陽の大運河、リアルト橋

サン・マルコ広場すぐそばのホテルだったので、夜皆さんと歩きにいった。すると、こんなLEDライトのついたおもちゃを売っていた。パチンコの要領で夜空に打ち上げるとくるくると回転しながら美しく落ちてくる。いつも思うのだけれど、こういうおもちゃを工夫するのは誰なんでしょうね?
最初はひとつ2ユーロ、そのうち1ユーロになり、そのうち12個で10ユーロになりました(笑)
コメント
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