クライストチャーチ空港に向けて高度を下げていたNZ航空機は、突然ゴーっとエンジン音を強めて機首を上げた。風が強くて着陸できなかったとアナウンスが入る。
北へ向けて旋回。
え…このままオークランドに引き返すの…?
**
前日、11月16日の午後五時前の成田空港第一ターミナル南ウィング。
ここ数日で日本円がぐっと値下がりしてニュージーランド$は99.44円。報道される為替レートより空港での両替レートが高くなるのは当然だが、US$がプラス3円程度なのにくらべるとNZ$は8円以上はプラスされていると感じる。つまり、クレジットカードでの決済をメインにすべきだということ。
外国人がコロナ禍以前以上に多い。お店もキッチュな日本的装飾満載。
搭乗予定時刻を25分まわってから搭乗がはじまる。
定刻を二十分ほどすぎて離陸したNZ90便
本日のフライトは10時間かからない。
NZは日本と四時間の時差がある。
↑子供向けのフライト案内に「世界の動物」というのがあった↑オーストラリアはカンガルー、ニュージーランドはキウイとオットセイとペンギン↓ボルネオ島にはオランウータン
↑中国にはやっぱりパンダ(^○^)
入国カードが配られる↑NZに必要なNZeTAは取得しているがこれも記入する。
※NZeTAはアメリカへ入国するためのESTAのようなもの、ネット取得が原則。
機内放送では「機内のフリーWi-Fiにつなぎ、電子申告書に記入することもできます」とカードなしを推奨しているが、信じられない。
航空機内のWi-Fiは経験上ほとんど役に立たない。
実際に小松のスマホにインストールしたNZeTAから申告書を記入しようとしたがページにアクセスさえできなかった。
日本の税関もしきりに電子申告を勧めているが、まだまだ紙の申告書のほうが実用的である。
NZ入国では特に検疫のために利用される。
※申告書についてはまたあとで
機内食↑すき焼き風和食を選択↑ナイフフォークがぜんぶ木でできていた。
ひと眠りして目が覚めると
丸い地球の稜線に朝陽がさしはじめていた。
進行方向左手の窓から
しばらく見ていると
夜明け前の陸地が見えた。
南太平洋の上。
ニューカレドニアのリフー島だった。
さらに二時間飛行。
オークランド空港は曇り・18℃。
それにしても、通路に落ちているゴミをフライトアテンダントの誰もひろわなかった。
降機してすぐの表示に英語と中国語
時刻は朝9時を10分ほどまわっている。
オークランドからクライストチャーチへの飛行機は11時ちょうど発。
この空港は国内線が別ターミナルになっていて遠いので間に合うか心配。
入国はNZeTAを取得しているので比較的簡単に通過できた。
小松ともうお一人だけ「目的は?」「宿泊は?」とか質問された。
ラゲージエリアは比較的すいていて、荷物はスムーズに全部出た。
NZではこのあとにある検疫がいちばんやっかい。
やっぱり行列した。
機内で記入した入国カードに「FOOD」の項目があり、口に入るモノをなんであれ所持していれば「YES」にチェックしておく方がよい。「NO」にチェックしておいて荷物からお菓子でも出てくると400$の罰金。こまつは煎餅だけ持っていたので(笑)もちろんYES。必ず「何をもっていますか?」と質問されるから「ライス・クラッカー」と説明する。多くの検疫官はこれで理解してくれる。
十五分ほどで全員荷物検査もなく到着ロビーに出た。
国内線に移動する前にスーツケースを再び預ける。
規定では「出発時間まで一時間以上あるときは国際線ターミナルで預けられます」となっている。
カウンターへ入る前にスタッフに訊ねると
「今、10:07だから過ぎちゃったわね。自分で国内線まで持っていったほうがよいわよ」
国内線までは15分ごとにやってくるバスを利用する方法と、歩いて移動する方法とがある。
バスはとっても混んでいてすぐには乗れない可能性がある。
ガラガラひっぱっていくことにした。
↓国際線ターミナルのこの出口から
緑色の線を追って十分ほど歩く
間に合うか…
10:25にスーツケースを預けることができた↑
荷物検査を受けて国内線のゲートに向かう
クライストチャーチへの出発ゲート30番はいちばん近い。
NZ第一の都市と第三の都市を結ぶ飛行機は一時間に一本以上飛んでいる。
搭乗。
ほぼ定刻に離陸
うとうとしていると機内サービス
NZ航空の制服デザインはマオリの描くシダがモチーフ。尾翼に描かれていたのもそう。
クライストチャーチのモナベル庭園で本物を見ることができる(別ページに載せます)。
12:15
機体は横風にあおられお尻がふわふわするが、
クライストチャーチに向けて機首を下げていく。
と、突然着陸を取りやめた★このページ冒頭の写真
機体は海へ出て北へ旋回している。
え?このまま着陸できなくてオークランドに引き返すの?
ひやっとした。
さいわい二度目のトライでランディング。
定刻から三十分ほど遅れて午後一時過ぎに到着ターミナルに入った。
ほっとした。
実はオークランドで二時間の乗継便を選ぶ時、
現地のガイドさんから
「乗り継げない方がけっこうあります」ときかされていた。
安全策をとるなら、はじめから一時間後の便にしておくのが良いのではないか?
迷ったが、
一応土地勘があることだし、二時間で可能と判断した。
しかし、ハプニングは最後に起こる。
オークランドで全員一緒に預けたスーツケースがひとつ出てこない。
こういう場合いちばん心配されるのは
誰かに持っていかれていること。
盗難の場合もあるし、間違ってベルトからとられてその辺に放置されていることもある。
一回り探すが、ない。
誰もいなくなったラゲージエリアのNZ航空カウンターでロストの手続きをする。
幸いオークランドに積み残されていることがわかった。
いっしょにチェックインしたのにひとつだけどうして?と思うだろうが
荷物を運んでいるときにひとつだけトロリーから落ちるとか、別の荷物といっしょにまぎれるとか、あることなのである。
とにかく、所在さえわかれば安心。
今回我々はクライストチャーチにゆっくり三泊するのだから(^○^)
予定通り観光に出発した。
その後のNZ航空の手際はとてもよく、
我々がモナベル庭園を見学している時に小松の携帯にショートメールが入った。
以前は何度も電話して確認していたが、携帯が普及してから便利になった。
常にネットに接続されたスマートフォンを持っていることが、
スムーズに海外を旅する前提条件になってきた。
17時に115ホテルにチェックインすると、スーツケースは無事ホテルに送られていた。
赤い「RUSH(急ぎ)」のタグ↑
北へ向けて旋回。
え…このままオークランドに引き返すの…?
**
前日、11月16日の午後五時前の成田空港第一ターミナル南ウィング。
ここ数日で日本円がぐっと値下がりしてニュージーランド$は99.44円。報道される為替レートより空港での両替レートが高くなるのは当然だが、US$がプラス3円程度なのにくらべるとNZ$は8円以上はプラスされていると感じる。つまり、クレジットカードでの決済をメインにすべきだということ。
外国人がコロナ禍以前以上に多い。お店もキッチュな日本的装飾満載。
搭乗予定時刻を25分まわってから搭乗がはじまる。
定刻を二十分ほどすぎて離陸したNZ90便
本日のフライトは10時間かからない。
NZは日本と四時間の時差がある。
↑子供向けのフライト案内に「世界の動物」というのがあった↑オーストラリアはカンガルー、ニュージーランドはキウイとオットセイとペンギン↓ボルネオ島にはオランウータン
↑中国にはやっぱりパンダ(^○^)
入国カードが配られる↑NZに必要なNZeTAは取得しているがこれも記入する。
※NZeTAはアメリカへ入国するためのESTAのようなもの、ネット取得が原則。
機内放送では「機内のフリーWi-Fiにつなぎ、電子申告書に記入することもできます」とカードなしを推奨しているが、信じられない。
航空機内のWi-Fiは経験上ほとんど役に立たない。
実際に小松のスマホにインストールしたNZeTAから申告書を記入しようとしたがページにアクセスさえできなかった。
日本の税関もしきりに電子申告を勧めているが、まだまだ紙の申告書のほうが実用的である。
NZ入国では特に検疫のために利用される。
※申告書についてはまたあとで
機内食↑すき焼き風和食を選択↑ナイフフォークがぜんぶ木でできていた。
ひと眠りして目が覚めると
丸い地球の稜線に朝陽がさしはじめていた。
進行方向左手の窓から
しばらく見ていると
夜明け前の陸地が見えた。
南太平洋の上。
ニューカレドニアのリフー島だった。
さらに二時間飛行。
オークランド空港は曇り・18℃。
それにしても、通路に落ちているゴミをフライトアテンダントの誰もひろわなかった。
降機してすぐの表示に英語と中国語
時刻は朝9時を10分ほどまわっている。
オークランドからクライストチャーチへの飛行機は11時ちょうど発。
この空港は国内線が別ターミナルになっていて遠いので間に合うか心配。
入国はNZeTAを取得しているので比較的簡単に通過できた。
小松ともうお一人だけ「目的は?」「宿泊は?」とか質問された。
ラゲージエリアは比較的すいていて、荷物はスムーズに全部出た。
NZではこのあとにある検疫がいちばんやっかい。
やっぱり行列した。
機内で記入した入国カードに「FOOD」の項目があり、口に入るモノをなんであれ所持していれば「YES」にチェックしておく方がよい。「NO」にチェックしておいて荷物からお菓子でも出てくると400$の罰金。こまつは煎餅だけ持っていたので(笑)もちろんYES。必ず「何をもっていますか?」と質問されるから「ライス・クラッカー」と説明する。多くの検疫官はこれで理解してくれる。
十五分ほどで全員荷物検査もなく到着ロビーに出た。
国内線に移動する前にスーツケースを再び預ける。
規定では「出発時間まで一時間以上あるときは国際線ターミナルで預けられます」となっている。
カウンターへ入る前にスタッフに訊ねると
「今、10:07だから過ぎちゃったわね。自分で国内線まで持っていったほうがよいわよ」
国内線までは15分ごとにやってくるバスを利用する方法と、歩いて移動する方法とがある。
バスはとっても混んでいてすぐには乗れない可能性がある。
ガラガラひっぱっていくことにした。
↓国際線ターミナルのこの出口から
緑色の線を追って十分ほど歩く
間に合うか…
10:25にスーツケースを預けることができた↑
荷物検査を受けて国内線のゲートに向かう
クライストチャーチへの出発ゲート30番はいちばん近い。
NZ第一の都市と第三の都市を結ぶ飛行機は一時間に一本以上飛んでいる。
搭乗。
ほぼ定刻に離陸
うとうとしていると機内サービス
NZ航空の制服デザインはマオリの描くシダがモチーフ。尾翼に描かれていたのもそう。
クライストチャーチのモナベル庭園で本物を見ることができる(別ページに載せます)。
12:15
機体は横風にあおられお尻がふわふわするが、
クライストチャーチに向けて機首を下げていく。
と、突然着陸を取りやめた★このページ冒頭の写真
機体は海へ出て北へ旋回している。
え?このまま着陸できなくてオークランドに引き返すの?
ひやっとした。
さいわい二度目のトライでランディング。
定刻から三十分ほど遅れて午後一時過ぎに到着ターミナルに入った。
ほっとした。
実はオークランドで二時間の乗継便を選ぶ時、
現地のガイドさんから
「乗り継げない方がけっこうあります」ときかされていた。
安全策をとるなら、はじめから一時間後の便にしておくのが良いのではないか?
迷ったが、
一応土地勘があることだし、二時間で可能と判断した。
しかし、ハプニングは最後に起こる。
オークランドで全員一緒に預けたスーツケースがひとつ出てこない。
こういう場合いちばん心配されるのは
誰かに持っていかれていること。
盗難の場合もあるし、間違ってベルトからとられてその辺に放置されていることもある。
一回り探すが、ない。
誰もいなくなったラゲージエリアのNZ航空カウンターでロストの手続きをする。
幸いオークランドに積み残されていることがわかった。
いっしょにチェックインしたのにひとつだけどうして?と思うだろうが
荷物を運んでいるときにひとつだけトロリーから落ちるとか、別の荷物といっしょにまぎれるとか、あることなのである。
とにかく、所在さえわかれば安心。
今回我々はクライストチャーチにゆっくり三泊するのだから(^○^)
予定通り観光に出発した。
その後のNZ航空の手際はとてもよく、
我々がモナベル庭園を見学している時に小松の携帯にショートメールが入った。
以前は何度も電話して確認していたが、携帯が普及してから便利になった。
常にネットに接続されたスマートフォンを持っていることが、
スムーズに海外を旅する前提条件になってきた。
17時に115ホテルにチェックインすると、スーツケースは無事ホテルに送られていた。
赤い「RUSH(急ぎ)」のタグ↑