引き続き、デジタル・オーディオの話です。
ブルーレイ・プレーヤを低価格品BDP-S6700から今回UBP-X800にグレードアップして、音質が良くなったので、そのデジタル出力波形(コアキシャル)を比較してみました。ソニー製のブルーレイ・プレーヤは、アナログ出力が無いので、下流のDACに伝送するデジタル出力の品質が重要となります。
<BDP-S6700>
終端開放:
75Ωで終端:
<UBP-X800>
終端開放:
75Ωで終端:
開放状態でもシッカリしていますね。
75Ωで終端してもレベルダウンが小さいという事は、ドライブ能力が高い、出力インピーダンスが低いという事です。
内部開腹していないので、出力回路の構成は見れていませんが、バッファ+パルストランスかな?
UBP-X800は、CD、BD、ネットワークでも音が良いので、内部回路で、一度メモリでバッファしてから出力しているかも知れません。
アップスケーリング機能(DSEE HX)もあるし、突然再生すると頭の部分が切れるので、その様に思います。
あくまでの私の推論ですが、デジタル信号の場合、電圧レベルでは、扱う信号がHigh"1"、Low"0"であっても、その信号がスレッシュホールド近辺にある場合と完全にHighとLowに張り付いている場合では、Logic回路への負担が違います。また時間軸についても同じことが言えます。位相ずれ、セットアップ、ホールドのタイミングがスペック内であっても余裕の有る場合と無い場合でもLogic回路への負担が違います。電圧、時間いずれでも余裕がない場合、そこで電流変化が大きくノイズとして現れます。完全なデジタル回路だけなら問題ありませんが、そのシステム系全体にアナログが存在する場合(ケーブルで繋がれている機器も含め)、アナログ信号のグランドからノイズが回り込み音声信号を汚し、音質変化のひとつとなります。人間の耳って、それくらい敏感なものなのでしょう。
故に、信号の上流上流で波形整形が必要で、理想的な波形を次段に送り込む必要があると思います。
また電流変化のタイミングを分散させたり、ピークを取り除く事も効果があるかも知れません。
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今回のCES2019で、UBP-X800M2が発表されましたが、何が改変されたのでしょうか?
主に映像関係でしょうか?単純に考えてmark2ってことですよね。