先日、端子掃除で印刷が剥がれ落ちてしまったTesla(テスラ)製の6Z31をプリアンプに装着してみた。
6Z31は、6X4、EZ90と互換品である。
さて、音質はいかに変化したか?
Orsam U78に比べて、かなり近代的で鮮明な音になった。レンジも広く音に広がりがあり、繊細である。東芝の6X4に似ているが、それほどきつさもなく、少し上品でオーディオっぽい音である。
東芝製は球に通信用と印刷があり、先入観かも知れないが、レンジは広いが粗っぽい音がする。
テスラのこの球は、やはりオーディオ用である。外観はチェコ製だけあって内部の造りもガラスも綺麗だ。
暫くこれで聴いて見る事にする。
しかし、整流管ごときでこれだけ音が変化するとは思わなかった。
調子にのって、比較用に次の候補を探していたら、GECのCV4005をオークションで見つけたが、こちらは、オークションで敢えなく敗退。なので、代わりにTungsramのV493をポチってしまった。Tottenham UK工場 1956年製造品である。到着が楽しみ。今から55年前のものである。