『foobar2000』がver.2.0にバージョンアップされたので、早速ダウンロードして試してみた。
これって、12年ぶりのメジャーバージョンアップらしい。「64bit版」と「ARM版」も追加された。
最近はもっぱら「ifi ZEN STREAM」を使っていたので、久々に「foobar2000」を使うことになる。
まずは、以前から使っている「32bit版」をアップデート。
インストール済のComponentsはそのまま維持されていた。
今回は何を思ったか、出力機器にSONY AVアンプ「DA3600ES」を使い、HDMI接続した。
HDMIケーブルには信頼のSONY製を新規購入。
適当な中国メーカーの物を買うとインピーダンス整合が取れているか心配。HDMIって特性インピーダンス100Ωだったと思う。
従来からと思うが、HDMI接続してもWASAPI(排他モード)が使える。
Preferences(Configure)のOUTPUT Devicesに、WASAPI :SONY AVAMP(exclusive)を選択し、NASに保存してあるお気に入り音源をPlaylist登録、さっそく再生してみる。
うっ!かなり音質が良くなっている。
調子に乗って、次に「64bit版」をダウンロードしてインストール。
「foobar2000」って、全て無料なのが有り難い。
ComponentsはDefault状態になっている。64bitではサポートされていないものがあるため。
Preferences(Configure)のOUTPUT Devicesに、SONY AVAMP(exclusive)(排他モード)が自動的に検出されているので、これを選択。
64bit版にはWASAPIを入れなくても、この排他モードが用意されている。
無理矢理WASAPIを入れようとしても拒否される。
Playlistは32bit版と共有されている。
先ほどと同じ音源を再生。
うううっ!!!これはかなりイケる。32bit版よりも高音質に感じる。
32bit版にしろ64bit版にしろ、このHDMI接続が良かったか? かなりの高音質に驚き!!!
foobar2000をHDMI接続するなんて、今までは思いつきもしなかった。これって、USB接続よりも高音質かも?
マランツがHDMI入力のステレオアンプを発売しているのもわかる。「MODEL 40n」「NR1200」
もともとHDMIオーディオに着目したのはSONYさんですよ。
その頃のSONYのAVアンプ「DA3xxxES、DA5xxxESシリーズ」にはオーディオ優先のHDMIポートが設けてあります。かないまるさんの力作ですね。私が所有しているのはそのうちの1作「DA3600ES」です。結構な物量が投入されています。
USB接続でもやってみた。USB DACは「GUSTARD DAC-X10 (XMOS + ES9018)」。
OUTPUTは自動検出されたXMOS-XS1-L1(ST) (exclusive)を選択。
こちらも音質が良い。HDMIと甲乙つけがたい。
私的にはHDMIの方が、音密度が高く、音に厚みが有り、アナログっぽい音で好みかな?USBはちょっと荒い。これは、DACの違いもあると思う。
使い勝手としては、パソコン上で操作するのが少し面倒。
できれば、リスニングポジションからスマホを使ってリモート・コントロールしたい。
スマホにインストール済の「Bubble Upnp」が使えないかやってみたが、32bit版は対応していたが、64bit版対応は未だの様。
スマホからのリモートプレイに馴れてしまっているので、わざわざPCに行ってプレイリストに登録するのが面倒に感じる。
Bubble Upnp以外の64ibt対応のリモートアプリもある様だが、少々面倒な感じ。Bubble Upnpの64bit対応を待つしかないか?
それと、foobar2000のためにパソコンが専有されるのも嫌かな?
音質的には、もしかして昨年購入したifi AudioのZEN STREAMよりも良いかも?
デジタル・オーディオは日進月歩で日々進化していますね。
PCオーディオに興味のある方は、「fooobar2000 v2.0」を是非お試しあれ!
ただ一つ難点は、再生1曲目の冒頭部分が若干切れるのは相変わらず。曲を続けて再生する分には問題無し。
それと、設定を弄っていて気が付いたのですが、「Buffar size」の設定でも微妙に音質が変化すると言う事。これはPCに合わせる必要がありそう。私のPCでは2000ms~3000msが良さそう。
今は、これを聴いています。
『ANRI the Best / 杏里』 シティポップの女王ですね。 リマスタリングで音質も良好!