僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

のげさんぼ(野毛)

2022年02月06日 | ぶらぶらする
よく晴れた日だ。
近所の西横浜駅から
野毛まで歩いてみる。
ものすごい急坂らしい。
楽しみだ。
ご丁寧に「水道道」なる名前までついている。
歩き始めて10分で
さっそく斜度20度!
しかもラクダの背のように
何度も上り返すという丁寧な坂っぷり。
尻こすり坂という看板付き。
当然のことながら車両事故が多いのだとか・・・。
こぶ山をこえて
最後のピークを上りきると野毛山動物園。
あえて西横浜から歩いてアクセスするのも
これはこれで面白い!
野毛山を下りきったこれまた坂の麓にある
行列の絶えないキクヤカレーを訪問。
スリランカハンバーグカレーを頂く。
サラダ付き。

なるほど
スープカレーでしたか。

中辛とのことだが
全く辛くはない。
卓上の赤い粉をふって
自力で辛くしていただく。
ちょっとだけミルク風味。
めっちゃ具沢山。

おふに卵まで入って
さながらキャンプのよう。
そういえば
水はテルモス、
カラトリーもアウトドア仕様。

そのまま店を後にするのも芸がないので
キクヤカリー裏手の成田山に参拝。
ピカピカで趣きとか厳粛さとは無縁。
首都高速の上に残る「関内」の由来となった
かつてのゲート跡。
この門の海側が外国人居留地だったとのこと。
どうしようもない土地の名物といえばホルモン。
こちら野毛でも名物はホルモン。
ホルモン自体はもちろん
ホルモン文化を含むエリア特性全てが名物なきがする。
野毛の有名店のひとつ「もつしげ」でちょと休憩。
塩煮込み。
そのまんまホルモンをうま味調味料と塩でにこんだスープ。
悪くはないけどお酒のあてにはもっと濃い方が好みかな。
レバテキ。
こちらもまさかの薄味。
肉豆腐。
こちらに至ってはなんと甘い!
卓上の無料調味料「万能辛ダレ」
ネギ入りのすっぱい味噌で
これがめっぽううまい。
帰りは伊勢山皇大神宮を通ってみよう。
明治の開港とほぼ同時に
戸部の祠を移し
伊勢神宮の遥拝所とする予定が
なんやかんやで独立した横浜の総社としたもの。
ちなみにバブル期にホテル業に手を出して
2003年に神社倒産第1号となった経緯がある。
税金も納めずに倒産って
どんだけずさんな財務体制だったんだ・・・。
最後に掃部山公園へ。

読むことすらままならないこちらの公園
掃部山とかいて「かもんやま」と読む。
いった見ると歴史的に実に興味深く
桜田門外の変で凶刃に倒れた井伊直弼に由来することが分かった。
なんでまた彦根藩主に由来する公園が横浜にお思いのことでしょうが
横浜港開港は
井伊直弼が大老時代の日米修好通商条約によるものである。
その後安政の大獄を経て桜田門外の変に至るが
その死後、横浜港を見守る井伊の像が建てられ
井伊直弼の官名「掃部頭」から掃部山公園となった。
井伊直弼公は今もなお、
自らの開港した横浜港をこのように見守っているのである。

岩松(横須賀)

2022年02月05日 | 揚げものをいただく
岩松丼を頂く。

きったなーいカウンターのみの天丼屋さんは
地元屈指の行列店。
ぺっちゃり目で東京湾に面してるし
江戸前天丼てことでいいのかな。

ザ・庶民のお店って感じで
お姉さま方がカウンターを切り盛りしている。
+50円の味噌汁はなめこ汁で
このあたり気が利いてる。
さぼらずにしっかり仕事の行き届いた
パキッとした天丼。

ゆれる(西川美和)

2022年02月04日 | よむ

もう15年も前の映画なのだなぁ。
当時大人気のオダギリジョーと香川照之
脇役にも新井浩史、真木よう子と
地味だけど確実に面白いであろう
盤石の布陣。
の監督自身が書き下ろしで文字に起こしたもの。
本谷有紀子といい
天に2物も3物も与えられた人がいるものだなぁ。
なんともいえない
心の片隅に蔓延る澱。
のようなものを実にうまく表現している。
特に智恵子の現状と夢とのずれ、
自分と周囲とのずれ、
それを表現することも
表現する場所さえもないもどかしさ。
身の丈に合わせた生活というものを
頼んでもないのに周りにお膳立てされている。
それも当人のためを思ってではなく
周囲の安定のために用意された
役割というべきもので。
端から落ちなくても
どこかでおちる人生ではなかったかと思う。
独白をいくつも重ねた
現代の『藪の中』。

葱次郎(大宮)

2022年02月03日 | 麺をいただく
100円炒飯で有名な
大宮のラーメン屋さん。
醤油ラーメンと100円炒飯を頂く。
ラーメン自体はどうってことのない
焦がし葱の醤油ラーメン。
なんでか知らん
茹で野菜と一緒に提供される。
そしてこちらが噂の100円炒飯。
茶碗1杯に届くか届かないかくらいの
ミニ炒飯。
ミニの炒飯ですな。