KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

さそりの火

2011-03-21 22:40:54 | 本と雑誌

 俳優の渡辺謙さんが、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を朗読する動画が広まっていて人々の共感を呼んでいるようですが、今回はそれをちょっと真似して、こんなはなし。

 先日、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだ。実家に帰ったときに本を借りてきたのだ。この話の中に、「さそりの火」という話が出てくる。

昔、バルドラの野原に1匹のさそりがいて、小さな虫などを殺して食べてきた。あるとき、さそりはイタチに襲われる。イタチから逃れようとさそりは走って逃げたが、捕まりそうになったとき、目の前の井戸に落っこちてしまう。井戸に落ち、おぼれるさそり。

そのとき、さそりはこう言って祈った(以下『』内は物語の引用)。

『ああ、わたしはいままでいくつものの命をとったかわからない、そしてそのわたしがこんどいたちにとられようとしたときはあんなに一生けんめいににげた。それでもとうとうこんなになってしまった。(中略)どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちにくれてやらなかったんだろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。わたしの心をごらんください。こんなにむなしく命をすてず、どうかこの次にはまことのみんなの幸せのためにわたしのからだをおつかいください』

いつしかさそりは、自分の体が真っ赤な美しい火になって燃え、今も夜の闇を照らしている・・・というもの。

 ぼくはまるであの、井戸に落ちる前のさそりのようだ。小さい虫を殺して食べて生き延びたように、口やブログでこれまで、散々見栄はったり虚勢張って物言いをしてきたのだが、結局最後はいつも我が身かわいさゆえの行動を起こしてばかり。ここ最近のみっともなさを振り返るだけでも、顔から火が出るほど恥ずかしく、自己嫌悪に陥ってしまい、外にも出たくなくなってしまいそう。

 さそりのいう、まことのみんなの幸せ、ってなんだろう?そして、みんなの幸せのために体を灼くなんてこと、できるだろうか?

 たとえば、いま毎日報道される、大地震伴う原発事故。放射線物質による被曝(ひばく)のおそれがある、そんな中で、命の危険も顧みず、懸命に復旧作業にあたる消防隊や、自衛隊員たちの勇気、でしょうか。もちろん、彼らははじめから高い志を持っていたことは間違いないでしょうけど。

 まだ状況は安定しているとはいえません。計画停電はまだしばらく続くし、もし今後、大きな余震が起きたり原発事故がひどくなって、今以上の災害が起こることも・・・。あの地震以後、もう何が起きても、受け入れるようにしてきたつもりですが。

そんな自分に出来る事って、節電?募金?それとも、むやみにキレないこと?

・・・心を落ち着け、自分を見失わないように努めよう、まずは、そこからだとおもいました。

<追記>

こんな立派なこと書いてもて、もし今後電力が回復したり、物流も回復して便利さを取り戻したら、すっかり忘れてしまいそう・・・?

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読んどく?ツンドク?

2010-03-14 20:14:13 | 本と雑誌

 ここ1~2週間のあいだに、結構いろんな本を買ったので、きょうはそれを買った順に紹介します。

 (1)「トランジスタ技術増刊 今すぐ使える!H8マイコン基板」(山崎尊永 著 CQ出版社)

Img_45751

もうこれは付録のマイコン基板(CPU:H8SX/1655)がほしかった!の一言に尽きます。

H8は仕事でも使ったことがあり、馴染みのマイコンですが、USB1本でパソコンと接続できる手軽さと、別売りの拡張ボードが付くとオシロスコープが作れるというので。拡張ボードは某アキバのパーツショップにて注文中。それが届いてから、たぶん動かすだろうと思っている。

(2)「図解 電車のメカニズム」(宮本昌幸 著 ブルーバックス/講談社)

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 同じ鉄道ファンの友人たちと会話してたとき、「どうやって走るのか」という議論になったのだが、そのときに、鉄道知識が徹底して不足していることに気づかされた。ぼくの知識なんて、小学生向けの「電車・汽車のひみつ」とか、シリーズ本で得た程度なのだから。「VVVF制御」「ATC」は言葉の意味から説明はなんとかできるけど、「ベクトル制御」「TIMS」「ダブルスキン鋼体」なんていわれるともうちんぷんかんぷん。それじゃいかん!・・・ということで勉強しなおし。しかし読んでいくと、最近の電車って、クルマ同様、「コンピューターの塊」なんだなぁ・・・って思った。

(3)「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル 作 河合祥一郎 訳 角川書店)

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いわずと知れた名作中の名作。ですが、ぼくはきちんと(!?)読んだことがありませんでした。

 最近はディ○ニー映画で話題になりましたが、ぼくの思いはそちらにはなく、昔、このタイトルをもじったインスト曲を作ったことです(今もメインサイトのMIDIコーナーにあるのでDLして聴いてみては?ただしテクノですが)。

これはカバンに忍ばせて、移動中とかに読み進めよう、酔わない程度に。

(4)「日本人の知らない日本語2」(蛇蔵&海野凪子 メディアファクトリー)

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以前買った「日本人の知らない日本語」の続編。「王○のブランチ」でも紹介されてるし、新聞にも広告出てたので詳細は本屋さんで自分で確かめて、といいたい。今回も知らなかったことに目がウロコだったし、あいまいに覚えていたこと(たとえば、青と緑の違い、”うしろ”と”あと”の違い・・・etc)にも明確な違いがあったことにも(これも実際に本を買って確認してください、としか言いません)。

 今回、写真も載せたのですが、普段はこれらの文庫や本はカバーを掛けてもらうようにしています。ちょっとした美意識かもしれませんが、本にカバーを掛けてもらうのは基本的に日本だけなんだって・・・(4)に書いてありました。へー知らなかった。

 はてさて1ヵ月後、ちゃんと読み終えているだろうか?それともその辺に「ツン読」されてないだろうか、それはひとえにぼくのやる気にかかっている、っておいおい・・・(^^;

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年末は本でも読んで・・・

2009-12-29 22:50:59 | 本と雑誌

 昨日の話をまたする。

 新宿の紀伊国屋(書店)へひさびさに行ってきた。司馬遼太郎「坂の上の雲」のドラマが自分的になかなかよかったので、原作も読もうと文庫を買った(1,2巻だけだが)のだ。

その後、京王百貨店の催事場にて「古書市」というのもやっていて、そちらにも行ってみた。もっとも、それを知ったのは、往きの電車の中吊り広告を見てのことなんだけども。

Img_44221

 古書市というだけあって、昔の雑誌、新書、文庫とまぁ沢山あって、しかも1冊大体300~500円前後とホントにいいの?と思える値段(むろん値の高い本もありましたけど)。鉄道ものも意外と充実していて、記念キップのセットが1つ400円程度で買えたのはホントに驚いた。

その中で、こんな本を買ったので紹介したい。「寝台車千夜一夜」(中島幸三郎著 1964年 交通日本社刊)

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 昔の寝台車には、「寝台ボーイ」とよばれる人が列車に乗務していたそうで、18歳~くらいのいわゆる美男子(いまで言うイケメン!?)が多かったという。この本はそんな彼らの体験談をオムニバス形式でまとめたもの。まぁ彼らの年頃からいって、乗客の濡れ場(!!)を覗き見したり、あるいはそんな状況を眼前に悶絶する、という話が多いんだけれども。

 時代は大正~昭和初期頃で、当時の寝台車を含め、読むには多少なりとも予備知識が要るように思う。エピソードもさきの痴話(!)話ばかりでなく、脱線事故で即死したはずの寝台ボーイが、通夜の読経時に棺桶から甦った話や、音楽家・宮城道雄氏転落死の裏話などもあるので、ひじょうに興味深く読むことができた。

 今も売っているのかと思って検索かけてみたけど、結局いまは絶版のようですね。もし興味があれば古本屋で探し回るしかないのかも・・・。ちなみに京王百貨店の古書市は、明日30日(水)までですので。

あ、「坂の上の雲」も、ちょっとずつですが読んでますよ。

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KCF的「学習」「科学」ばなし

2009-12-05 01:00:33 | 本と雑誌

 原因は少子化なんだそうです・・・、学研の「学習」「科学」の休刊

 先日も「小学○年生」の高学年版が休刊するというし・・・これも時代の流れとはいえ、寂しい。

 ぼくは小学校3年から6年まで「学習」(科学は5年生頃から)を購読していた。近所のオバサンがいわゆる「学研のおばちゃん」だったのだが、後に自分の母親がなるとは思っていなかった。当時はそれこそ「ジャンプ」とかのマンガ本なんて買ってもらえなかったので、代わりに毎月購読していた「学習」「科学」とその「ふろく」が楽しみだった。でもこの「ふろく」もなかなか捨てたものではなく、全国47都道府県の名産がプリントされたトランプだったり、マンガの描き方についての豆本なんてのも。あと、電磁石を利用したゲームや、小魚を育てるセット、なんてのもあったな。

それから、これは今も持っている、「コンピュータ大百科」なるふろく。

Nec_0692

 一応学習教材なので、このふろくも社会科の「日本の新しい工業」を勉強するための「教材」という位置づけにはなっているものの、本の前半はハッキリ言って「ファ○コンの○略本」と化していて、裏技や隠れキャラのページ、はては○ート○アの犯人まで載っていたりしていて、今思うと懐かしさ満点な感じ。

Nec_0694

 パソコンの記事も、MSX2がメインだし、16ビットが高速だとも書かれている。いまや最新OSのWindows7なんて64ビット標準だもんねぇ・・・、はぁ。

 冒頭にも書いたけど少子化で売れなくなった、というのが休刊の理由とのことだが、この手の雑誌は形を変えてでも残して欲しかったモノだ。とここで、ぼくとしては一つの提案でもすべきとこだけど、今回は書いているうちに思いで話が頭から噴出しまくって収拾がつかなくなりそうなので、それはまたいずれの機会にでも。

ところで、「ピコピコシティ」って、覚えてる人いませんかね。

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あのよろし?

2009-09-06 21:55:03 | 本と雑誌

本題の前にちょっと鉄ネタをひとつ。

品川駅で、新型の成田エクスプレスを見た。

Img_38631

空いていたホームに停まっていたのだが、よく見ると時折前後に動いてる。何やっているのかとホームの中程に行ってみると、

Img_38671

連結、解放の訓練(?)をしていた。

秋以降、営業開始したらこれが毎度のように見られるんだろうね。

では本題。

 その外出の帰りがけ、「日本人の知らない日本語」(蛇蔵&海野凪子)という本を買った(ちょっと前にブームになっていたから読んだ人も多いのでは?)。日本語学校の講師なぎ子先生が、生徒である外国人就学生から日本語に関するマニアックな質問に時に答え、時にツッコみ、笑わせながらも、タイトルどおり日本人があまり知らない(気にしない?)言葉の使い方が載っていてひさびさに目からウロコの体験をした。

 以前にも「みんなの国語辞典」とか、国語ネタの本の時も読みながら思わず笑ってしまったが、こういう本を読んで笑うってことは、裏を返すと「これはぼくも同じことを思っていた」ということで。読んでいくうちに、ぼくの今まで700回以上かいてきたこのブログの内容も、一度全部見直した方がいいのかな?なんて途方もないことを想像してみたり・・・絶対ヤダ。

 本の内容からなるほどと思ったことをいくつか。

 花札の短冊にかかれている「あのよろし」の「の」に見える字は、「の」と読まず「か」の「変体仮名(昔使っていたが今は使われなくなった平仮名)」なんだそうで。ちなみに「あかよろし=あきらかによろしい」ということだそうです(何が、と言うツッコミはなしね)。 あと、作文などでも「です、ます調」というのが今の日本語で標準語とされていますが、実はこの使い方、元は江戸時代のある職業の方(ヒント:女性です)が使っていた言葉なんだそうです。

最後にこれも本のネタから、漢字クイズです。

「鳩(はと)と蚊(か)と鴉(からす)と猫(ねこ)の共通点は何?」

この答えを聞くと「うっそー」と言いたくなるだろうと思うので、「ですます調」とあわせて気になる人は、ぜひ本を買って確認してみてくれにゃー(苦し紛れのヒントのつもり・・・)。

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ずかんのはなし+あるふぁ

2009-06-03 22:37:48 | 本と雑誌

 前回訪れた、木村定男氏の原画展にて、こんな本を買いました。2冊セットで¥5,600は今の財布事情から考えるとちと痛いが・・・!

Img_28351

 収録されている作品に総じて言えるのは、描かれている汽車や電車が非常に緻密で、かつ(かなり)正確を期していること。もっともこれは、絵本といっても、読み物ではなく、幼児向けの「観察絵本」という括りの本の中で多数の作品を発表されているからで、後年、写真を多用する絵本が主流になるまではこういう絵が当たり前だった。幼児教育を目的に描かれているから、ある程度は正確に、しかし絵をぱっと見て概要を捉えてもらいたいから、こんな絵もアリなわけですね。

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 こういう絵は、小さいときにあった図鑑にあったように思う。それこそ、ぼくの場合、いろんなジャンルの図鑑が十何冊、家の本棚にあった。植物、動物、科学、地球、人の体・・・そしてもちろん、乗り物を扱った図鑑もあり、その本だけ小さいときから読んで(眺めて)いたのだろう。物心ついてからあとで読み返したとき、本が著しく傷んでいたり、ページが抜けていたような記憶がある。

 おそらく、ぼくが生まれた頃に両親が買ったのか誰かから贈られたかであったのだろうと思う。子供の出生祝いで図鑑全集、贈っている人って今もいるんだろうか?

だとすると、ぼくが今のような鉄道好きになったのも赤ん坊の頃に観ていたあの図鑑による刷り込みだったのかもしれない・・・って、それはないか?

途中から強引に話がシフトしたようだけど、どっちも書きたいことだったのでこんな形になってしまった。わかりにくい展開でゴメンね、ゴメンね~(某県出身お笑い芸人コンビ風に)。

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はじめて読んだ「きしゃの本」

2008-06-08 00:16:06 | 本と雑誌

 先日録画した「昭和のSL映像館」(NHK-BS2)を繰り返し観ているKouChanです。やっぱりSLもいいなぁ~。映像とはいえ、動いているSL観ていると、この時代に生まれていなかった自分がやっぱり悔しい。

 放送のラストの方にあった、子供向け教育番組用に編集されたデゴイチ(D51)の映像を見ていたとき、幼いときに読んだ、ある1冊の本のことを思い出した。

 「汽車の絵本」というと、誰もが一度はなにか読んだことがあるだろうと思う。古典的な「きかんしゃやえもん」であったり、現在は「きかんしゃトーマス」でおなじみの絵本だとか・・・。でも、今回紹介したいのは、「こうえんのきかんしゃ」という本。それ何?と思われる方もいると思いますが、市販品でなく、幼稚園のときに教材の一つとしてもらったもの(たしか)。毎月1冊ずつ貰えた、シリーズものの一つだったと記憶している。

 作者は絵本作家のエム・ナマエ氏(のちに病気で失明され、「全盲のイラストレーター」として知られていますが、もちろん、この作品はそれ以前に書かれたものです)。物語は、公園に保存されている蒸気機関車のレールの先にこども達が白墨でレールを描いたところ、眠っていたはずのSLが突然動きだし、町中に描かれた白墨のレールの上を走り出した。SLは都電のレールに乗り入れ、マスコミまで出てくるほどの大騒ぎに。そのうちにSLは、新幹線のレールの上にも走るようになって・・・・、という話。内容をかなり覚えているのは、いくつか理由があったと思う。

 ひとつは、汽車や電車がテーマだったこと。もうひとつは、文章が殆どなかったこと。最初と最後に「まちの こうえんに きかんしゃが おいて ありました」くらいしかなく、物語は画だけで進行していく。マンガに近いのかもしれないが、文章もセリフもないので、絵を見ながら話を想像していくような本だったので、考えることが多かっただけに、印象も深かったのかもしれない。今にして思うと。

 小学校上がった後は、汽車をテーマにした読み物は大体読んでいますが、残念ながらあんまり覚えていません。「こうえんのきかんしゃ」も、市販ではなかったと思うので、古本屋に行っても置いている確率は極めて低いかも。

 みなさんも初めて読んだ絵本について、たまには語ってみませんか?

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日本語はホントむつかしい

2007-07-07 21:44:13 | 本と雑誌

 今回が400回目のKCF的徒然草です。400回目に相応しいかどうかはわかりませんが、きょうはこんな話をします。

 最近、ぼくの綴る日本語が怪しいそうです。でもこれは自分でも薄々自覚していることでしたが。この間、仕事でメール送っても、送った相手から「この文章、日本語の表現がおかしいんじゃないの?」と言われてしまった。

 日本語はホント難しい、とは日本にいる外国人だけの言葉ではないと思う。極端な話、文法を踏まえた上で、単語並べて意味が通じる他国の言語にくらべ、日本語は同じ意味の言葉の述べるにしても、状況や心境、あるいは立場の違いなどによって、その都度言葉の表現を変えなければならない。生まれて三十ウン年、日本語については完璧とはいかないまでも、ある程度は自信あるつもりだったのだが・・・。

 以前、このブログで「みんなで国語辞典!」という本を紹介したが、その姉妹書として、「かなり役に立つ日本語ドリル」という本も買って読んだ。問題は二択選択形式で、読んでいて「わかるじゃん」なんて思ってページめくって解答みると全然違っていたり・・・。とくに曖昧な表現や敬語表現には、ぼくも知らなかったこともあり、久々に読み返すと、目から鱗なんてことも。たとえば、こんな問題↓

A「研究室で先生会う」B「研究室で先生会う」。先生に敬意がある表現はどちら?(解答は本を買って読んで確認してください・・・)

せっかくなので、かねてから思ってたことをもうひとつ。

 本ブログのタイトル「KCF的徒然草」。「つれづれぐさ」と書いていますが、「とぜんそう」とあえてぼくは読んでいます。といっても「つれづれぐさ」が間違いではないのですので、どっちに読んでいただいても構いませんが、吉田兼好の随筆「徒然草」は間違っても「とぜんそう」と読んじゃいけませんよ。

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これでも日本語?

2007-05-16 20:35:21 | 本と雑誌

 花粉症のシーズンは終わったはずなのに、最近また頭がボーっとしているKouChanです。熱が出ないからよけいタチ悪い・・・。

 最近、「みんなで国語辞典!」という本を買った。最近の若者言葉とか、ネット用語など、いわゆる新語を集めて編集したものだけど、読んでて吹き出したり、逆に頭を抱えてしまったり・・・。

与謝野る、H/K、おな中、火消し部隊、わしわし、GHQ・・・この本読まずに全部意味わかったら大したもんです(ちなみにGHQはマッカーサー元帥とは関係ないです)。

最近の頭痛の原因はほぼまちがいなくこいつだな。

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いまや家じゅう本だらけ

2007-04-07 22:02:04 | 本と雑誌

 最近買った本について。

「江頭剛のNゲージ工作今昔」(ネコパブリッシング)という本。20年前のRail Magagine誌での連載「午前0時のひまつぶし」と、数年前RMMで連載していた「模型るねっさんす」の記事をあわせて収録したもので、後者は雑誌で読んでいたけど、前者はぼくははじめて読んだ。しかしなんかどこかで見た記事、内容だナァ、なんて思っていたら、この筆者氏、かのケイブンシャ「鉄道模型大百科」シリーズを手がけた方で、あとがきにも「大百科」シリーズで使用した模型を使っている、と告白されていた。

 ケイブンシャの「鉄道模型大百科」。小さいころにそれはもうすり切れるほど読み返した思い出深い本(最後はボロボロになったので今はたぶん実家にもない)。とはいいつつ、内容で記憶しているのはレイアウトの作り方と車両キットの組立(たしか西武101系だったかな)と、巻末にあった製品カタログだけ。高くでとても手が出なかった鉄道模型、自分のお小遣いじゃとても手に入らない、と思ったのだろうか、代わりに大百科の本を買い、その内容でおそらく満足していたのかもしれない。

 本物が手に入らないとき、代わりのものを与えることで欲求不満を解決させる方法を「代償」とよぶ、と保健体育かなにかの授業で聞いたことがある。そういえば、これも昔、FC「スーパーマリオブラザーズ」がどうしてもほしくて、買ってもらえることになったのだが、当時(85年9月)はどこのおもちゃ店、デパートでも品切れ状態・・・。あきらめきれず、後日攻略本を本屋で買い、その内容を隅々まで暗記してしまった。後に本物のカセットを買ってもらったのだが、ほんの数回遊んだだけでクリアしてしまい、ちょっと面白くなくなってしまった・・・。我ながらなんて子供だろう、と思ってしまう。

 本物が手に入らなければ、代わりになる「本」をぼくに与えれば、ぼくの欲求不満は解消するらしいです。

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