前回訪れた、木村定男氏の原画展にて、こんな本を買いました。2冊セットで¥5,600は今の財布事情から考えるとちと痛いが・・・!
収録されている作品に総じて言えるのは、描かれている汽車や電車が非常に緻密で、かつ(かなり)正確を期していること。もっともこれは、絵本といっても、読み物ではなく、幼児向けの「観察絵本」という括りの本の中で多数の作品を発表されているからで、後年、写真を多用する絵本が主流になるまではこういう絵が当たり前だった。幼児教育を目的に描かれているから、ある程度は正確に、しかし絵をぱっと見て概要を捉えてもらいたいから、こんな絵もアリなわけですね。
こういう絵は、小さいときにあった図鑑にあったように思う。それこそ、ぼくの場合、いろんなジャンルの図鑑が十何冊、家の本棚にあった。植物、動物、科学、地球、人の体・・・そしてもちろん、乗り物を扱った図鑑もあり、その本だけ小さいときから読んで(眺めて)いたのだろう。物心ついてからあとで読み返したとき、本が著しく傷んでいたり、ページが抜けていたような記憶がある。
おそらく、ぼくが生まれた頃に両親が買ったのか誰かから贈られたかであったのだろうと思う。子供の出生祝いで図鑑全集、贈っている人って今もいるんだろうか?
だとすると、ぼくが今のような鉄道好きになったのも赤ん坊の頃に観ていたあの図鑑による刷り込みだったのかもしれない・・・って、それはないか?
途中から強引に話がシフトしたようだけど、どっちも書きたいことだったのでこんな形になってしまった。わかりにくい展開でゴメンね、ゴメンね~(某県出身お笑い芸人コンビ風に)。