KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

見上げてごらん夜の星を

2014-08-11 23:01:25 | 日記・エッセイ・コラム

 あす、あの日航のジャンボ機墜落事故から29年になります。

 

 その前日にあたる今朝、ニュースで、犠牲者の一人でもある歌手の坂本九さんが、遭難される直前に収録された番組(ダークダックスとの共演。これは結局未放送だったらしい・・・)のビデオテープが見つかったとのことで、その番組の一部が放映された。

 

 29年前のあのとき、一番驚いたのは、520人という犠牲者の数もさることながら、歌手の坂本九さんがこの事故で亡くなったことだった。搭乗名簿にはたしか本名で登録されていたから、すぐには分からなかったが。

 

 「スキヤキ」のヒットがすでに過去の話になりつつあったものの、当時小学生の社会科教育番組のテーマソングを歌っていたので、名前や歌は子供ながらに知っていて、子供向けというだけでなぜか親近感を勝手に感じていたものだ。今思えば、それだけの世界しか知らなかったわけで。

 それだけ個人的には大きなニュースだったにもかかわらず、TVなどであまり大きく扱われなかった(と、子供ながらに感じていた)ことは、事故の衝撃が大きすぎて(のちに、小説や映画にもなったよね・・・)、彼もそのうちの一人にされたからだと、思うのだが。

 

 書いている途中で、氏のヒット曲「見上げてごらん夜の星を」という曲をたまたま持っていたことを思い出し、聴いている。御巣鷹に散ってはや29年、ぼくもかれの年齢だいぶ近づいてしまった。

灯篭流しや、明日は慰霊登山が今年も予定されているというが、その空の上で、吟遊詩人のように、今もかれは歌っているのではないか?そんな気がするのだが。

コメント
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