今年の世相を表す漢字として、「偽」が選ばれたそうな・・・。あぁぁ、やっぱりこれなのねぇ。清水寺の貫主さん、ものすごい怒ってたなぁ。
F家にはじまり、Mホープ、Sい恋人、A福、S場K兆などなど、表示する原材料の順番間違いから賞味期限・消費期限の改ざんまで、あらゆる食品「偽」装がいやでも目立ってしまったことや、年金問題や汚職などもあった、というのが主な理由だそうだ。あと、あまり言われていないけど、某バラエティ番組で「偽」のデータを堂々と放映してしまう、というのもあったし。
これが年が明けても続かないことを願いつつ。でないとホントに食べたくても食べられなくなっちゃうかもしれないからね。
これは食品業界に限った話ではないと思うが、たとえば偽装が発覚してそれをマスコミなどに発表するまではいいけれど、社長や役員がTVの前で謝罪して終わり、ではないんだよね。謝罪した会社も、数ヶ月たったらまた平然と営業していたりして、「あんたらホントに反省したのかい」なんて思ってしまう。
これはぼくの穿った見方だけど、謝罪会見を一種の企業PRと勘違いしているのではないだろうか?偽装が続く、と言われているけど、これを機会に今までの不祥事や厄介ごとを一気に解決してしまおう、という各企業の意図が見え隠れしているように思えるのだが。あまりにも多いので、ひとつの「ブーム」みたいになっちゃっている気がしません?
本来は、こうした事件が起きない、起こさせないことがベストだけど、企業は経営活動をして利益を出さなければならない以上、どこかに無理が生じれば不具合も起きないとはいえない。もし起こったとしても包み隠さず公開し、素早く対応することが第一。国民(消費者)は昔に比べて非常に知的水準が高いので、うわべだけの謝罪や反省だけでだまし通せるとはとても思えない。そう思っているうちは、信頼を回復するなんてまずできないと思うのだが。
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