KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

しごとを教える、しごとを見直す

2009-09-09 21:35:52 | 日記・エッセイ・コラム

 いま、職場にインターンシップで高専の学生さんが来ている。

 月曜から配属されているが、今日までぼくがこの学生さんと組んで、自分がやり残している仕事を一緒にこなしていくことになった。仕事といっても主に学校での講義レベルの基礎的な実験なのだが、前日に自分で考えた手順を教え、実践し、その結果をレポートにまとめる、という作業や、少し大掛かりな実験の補助をしてもらったり。

 仕事をしていく中で、あまり「人に教える」機会が少なかった自分としては、おそらく学生さん以上に緊張していたのかもしれない。まず何をやらせよう、とか、教えることと理解がちぐはぐだったらどうしよう、話が合わずもしも逆らわれたりしたらどうしよう・・・それはそれはいろんなことを数日前から、寝る前に考え、さらに朝の通勤電車の中でも考え・・・でも何も思いつかない。しょうがない、学生くんと話しながら考えてみようか?

 仕事をしていく中で雑談も交え、その中でわかったこととして、今回の学生については、幸い電子科でひととおりの勉強はしているそうなので、電気のイロハから説明しなくても、ぼくの拙い説明でも内容を理解(?)してくれて、きちんと進めてくれたのはありがたかった、と思っている。

 人に仕事を教えながら自分の業務をこなすうち、ようやくおぼろげながら、今やっている仕事の重大性に気付く、落第社員のぼくがここにいるわけで。

 そんな学生くん、仕事が一段落したところで、「あの~、今作ったレポート、持って帰ってもいいですか?」何に使うのかと聞いたら、「いや、これ学校に持って帰って(学校で、インターンシップの)プレゼンやるんです!そうしないと単位貰えないんですよ」

 な、なんだって!・・・レポート持って帰るのは構わないけど、会社の機密だけは持っていかないで~、と心の中で思ったKouChanでした。

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