Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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サイドブレーキのアーム製作

2015-02-26 20:02:54 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は降水確率が60%と予報が出ていましたが、道路がサラッと濡れる位降っただけでした。
この降水確率に恐れをなして今日はブルーベリーの植え替えをしなかったのですが・・・結局夕方までに降った雨はそれだけと言う・・・何か損した気分です。
しかし隣りのギャラリーのイベントハガキも印刷しなければならなかったので丁度良いという話しも有ります。
こんな調子で印刷しています・・・印刷しているのはプリンターです、私はハガキを補給する係ですね(笑)


さて本日の製作ですが・・・一昨日書いた様に3つの仕事が有りましたね。
一つはブレーキのアーム二つ目はホイールのスピナー、三つ目はタイヤの原型でしたね。
今日はブレーキのアームを作っておこうと思います、まあどれでも良いのですが一つずつ潰してゆかないと終わりません。

まずは真鍮板の準備です。
真鍮板は少し厚めの0.5mmをチョイスしますがこの厚みだと帯金が無いのです。
大きな板からハサミで切り出した物を金槌で叩いて曲がりを直します、そして必要な長さに切りそろえます。

ブレーキのアームの両端には穴を開けなければなりません。
この穴は片側はワイヤーを止める為の穴、もう一方はアームを固定するシャフトを通す穴ですね。
その穴と穴の距離は計算上2.5mm程になりますので穴を開けますとこんな感じになります、ちなみに穴の直径は0.5mmですね。

穴を開けた真鍮板を時計ヤットコで固定しておきましてヤスリとペーパーを使って削ります。
ワイヤー側は少し細くなる様に、その反対側は太くなる様な感じですね・・・時計ヤットコでつかんでいる部分の端は丸めずに真っすぐに削っています。
理由はこの真っすぐな部分に外径0.6mm内径0.2mmの真鍮パイプをハンダ付けしたいからですね。

真鍮パイプをハンダ付けする前の状態はこんな感じになります。
画像では大きく見えますが本当はかなり小さいんですよ・・・!

アームを固定する為の真鍮線と端に付ける真鍮パイプは同時にハンダ付けします、理由は別で付けますと先に付けた部品が後でハンダゴテを当てた時に外れてしまうからなんですね・・・。

実はここからが結構大変でした。
下の画像は真鍮パイプをハンダ付けして更に余分な真鍮パイプをヤスリで整形した所です、私の爪が如何に大きく見えるか・・・大きさがわかりますね。

真鍮パイプの部分の中央に切り目を入れます。
この様な場合実車ではこのシャフトにアームを固定する為に真鍮パイプの中央からシャフトの穴まで切り込みが入っていましてシャフトに差し込んだ後真鍮パイプの部分にボルトを入れて締め上げた後突き出たボルトに緩み止めのロックナットをかけておきます。
ですからこの部分には切れ込みが有る方が自然に見えるのです。

そして最終組立て時にはここにロックボルトを入れる為に真鍮パイプの穴を0.2mmから0.4mmに拡大しておきます。
完成後には余りにも小さいし床板とアンダーパネルに遮られてしまいますので見えないかもしれませんが・・・。

アームが完成致しましたのでこれをシャーシに取付けます。
真上よりも少し後に倒しておきますのはブレーキの解放状態を再現する為です。
この様な場合一番確実に作用するアームの位置というのが真っすぐに上を向いた時(又は真下ですね)なんですね。
ですからその前後の位置関係の時に一番ワイヤーを動かす幅が大きいのです。
つまり解放時には少し後側に有るとブレーキが効き出す時に真上の状態になりますからサイドブレーキの遊びが少なくて効きが良いという事なんですね。

最後にお約束の5台のそろい踏みです・・・(笑)

明日はスピナーかな・・・