Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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姿勢の確認とキャンバストップの製作Ver.1

2016-01-13 22:04:57 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は一日中冷たい雨が降っていましたね。
気温は夕方帰りの何時もの温度計が2度を表示していました、これなら例年並みかな・・・
昼間も遠くの中国山地の山々を見ますと高い部分は少し白くなっていましたね、多分雪が降ったんでしょう。

こんなに寒い日だったのですが今日は定休日だったんですね。
定休日と言いますといろいろ仕事が有る訳でして・・・
今日はちょっと特別任務がありました
休みでないと出来ない任務とは・・・本日は父親の17回忌の法事をとり行いました
と言っても17回忌ともなりますと家族+父の兄くらいでひっそりと行ないます。
お寺にお参りしてお坊さんに拝んで頂き墓参りをして帰ります

午後からは家内と明日からの営業に備えての買い物・・・
久しぶりの文化的な眺めでしたね・・・僕は余り買い物に行かないので(笑)
午後からアトリエに戻ってまいりました。

アトリエに戻ったら製作ですね
昨日作ったタイヤとホイールをボディに仮組して姿勢を確認してみたいじゃないですか・・・
早速ですがやってみました・・・斜め後ろから

斜め前から・・・元キットの付いていたホイールとタイヤではとてもこうならないですね。

ちなみに内装も仮組していますので斜め上から・・・(笑)

タイヤの大きさ等も確認していいバランスだったのでトレッド面に線を掘っています。
これがトレッドパターンになるのですが・・・最近のタイヤしかご存じない方には手抜きをしていると思われるかもしれませんが・・・
確かに現在のタイヤはラジアル構造のタイヤが主流ですからそれらのタイヤには複雑なトレッドパターンが多いですね。
昔のタイヤはバイアスタイヤが多いのですが当時はこの程度の大きさのタイヤですと真っ直ぐな溝が2~3本切られているだけだったりしますからこれであながち間違えでも手抜きでもないのです。

車体の姿勢に満足出来ましたのでボディの製作に戻りますよ
まだ手を付けていない部分に屋根のキャンバストップが有りますね、この車は昔の日産パオの様に屋根の中央部分が開くのです・・・
ですがそのキャンバストップを作らなければなりません
お客様はもちろん開閉までは望んでいらっしゃいませんから(笑)
せめて開閉出来そうな・・・位のトップを作りたいですよね・・・
まず開口部分の内側にプラ板を細く切った物を接着します。
実車ではここにレインレールが有りましてトップとボディの間に流れ込んだ雨水を後ろ側に流して室内に盛れない様にしているんですね。
但し模型で内側の出っ張り部分まで作ってしまいますとオーバースケールでまとまりが付かなくなってしまいますのでこの部分までで納めます。

貼付けたプラ板を削ります
もっと細い物を貼付ければ削りは不要になってしまいますが支える部分が無くなってしまいますので付け難いのです

次はウインドウの枠とその下側の補強の出っ張りを接着しておきます
ここも屋根がオープンでは全部見えてしまいますからね・・・

次はこんな部分に穴を開けます
実車を見ますとここには何も付いていないのですけどね・・・
何が付くでしょう?

左右に穴を開けまして外径0.8mm内径0.4mmの真鍮パイプを通します
そして瞬間接着剤で接着します

通した真鍮パイプの内側左右でカットしますそして真鍮の帯金でステーを作って真鍮パイプに通します。

そしてハンダ付けをして真鍮パイプの部分を真鍮板の面に合わせて削ります
実はこれオープントップの骨を取り付ける為のステーなんですね
実車では金属の板をL型に曲げて溶接してあるだけなのですがそれだと強度が出ないですから真鍮パイプと組み合わせてあるのです

そしてこの部品は何か分りますか?
これはこの車のキャンバストップの骨なんですね
でもこれって・・・余りじゃないですか!?(笑)
しかもこれってちゃんと取り付け出来るのか???

まず一番前側のトップの布を固定している板の部分を真鍮板で作ります実際にはルーフの開口部分の幅よりも少しだけ広めにしておきます。

先程作った幌の前側を固定する板に真鍮線で作った骨をハンダ付けしておきましょう

これを最初に作った取り付けステーに付けてみます
キャンバスは付いていませんがこれが閉めた時の骨の位置ですね

そして開いた時はこの様になります。
骨の下側にキャンバスが畳まれる様になります


骨はまだ何本か有りますがこれは取合えずメインの骨ですね・・・。