Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理

2016-01-30 22:34:29 | その他
少し前にミニカーが送られて来ました。
そう!いつもの方からの修正のご依頼なのですが
なかなか時間がとれなくて直せませんでした・・・

それでも何とか時間を取らないといつまでも置いておく訳にもゆきません。
特にそんなに時間がかかる加工ではないのですから・・・この時はそう思っていました(笑)

今回のご依頼はエブロの1/43のAE86の車高を下げてほしいと言うものでどこかのイニシャルD仕様の86くらいは下げてほしいとの事。
早速分解・・・
シャフトの当たる部分を削って車高が下がるように加工

どうも何か変な感じです
リアのシャフトを固定している部品はプラスチックの部品で出来ているのですが突き出しピンが長く残っている部分が有りそれを削らずにビス止めしている物だからシャフトを押さえている部品が微妙に曲がっています。
無理矢理取り付けていたので曲がってしまったんですね。

奥側が参考の為に送って頂いたイニシャルDのミニカー・・・
手前側がエブロですね・・・既に車高を下げています。

見え難いので拡大して・・・
フロントはタイヤの上側にフェンダーがかぶるかかぶらないか・・・位ですね。
これ以上下げますとタイヤがフェンダーに当たってしまってハンドルを切る事が出来ませんからかえって不自然になってしまいます。

リアはタイヤに少しかぶるくらいですね・・・
前後のバランスを考えるとこれくらいが良いと思います。

次はこれです
R34のZチューンかな!?
右のドアハンドルが引っ掛かる?
と言う事なんですが一見何の問題も無い様なんですが・・・
実際に指で触ってみますとなるほど引っ掛かります・・・。

どうもキーホールのエッチングに問題が有りそうなので一旦外してみます。
黒い紙の上に置いてみますと・・・
あ~見えますね。
エッチングのキーホールにバリが付いたまま取り付けられていたんですね。

良く切れるナイフでカットします。
綺麗にカットしたのがわかりますね。

ドアハンドルに取り付けて完了です
キーホールがきちんと縦になるようにしておきますよ・・・
なかなか難しいですが向きもきちんとしておかないとね~


これで今回は修理完了
お客様の所に本日発送致しました。


最終組立てVer.8

2016-01-30 21:49:11 | Bianchina Trasformabile 1957
今日も降水確率は50%でしたがポツポツ降るだけでザ~ッとは降りませんでしたね。
途中では少し日も射したり・・・この所雨が多かったからこれくらいで良かったです・・・。
雨が降ると暖かく感じますが梅雨の様に長雨も嬉しくは無いですからね。

さて昨日に続いて最終組立てを進めます。
もう完成は目の前ですが焦らずに確実に・・・
今日はライトリングから作ってゆきます
洋白の丸棒をぐいぐいと削ってゆきます中央の穴は3.8mmに致しました。
これはヘッドライトの外径を3.5mmにしたかったので必然的のこの寸法なんですね。

ビアンキのヘッドライトは恐らくベースになったフィアット500の物を流用しているのでしょうか?
ヘッドライトのリムの厚みが見た感じミニなどの物とは違い薄く見えます。
ミニなどですと0.7mm程の厚みに作るのですがビアンキは0.4mmで制作・・・
左側の2つは今まで通りに0.7mm、右の2つが0.4mmですその厚みの違いで見た感じが大きく違っているのがわかりますね。

このビアンキのライトの印象ですがこの薄いリムの中央にヘッドライトが付きますがリムよりも少しライト自体が飛び出している様に取付けられています・・・なので私も薄めのリムを作り中央のヘッドライトを飛び出した様に作ってみたいと思います。
取り敢えずリムを接着・・・もちろん薄い方ね。

ヘッドライトはいつもの様に反射板をアルミで作ってポリッシュします。

3.5mmのポンチで打ち抜いてカット

ライトのレンズはこんな風に・・・
フライスのバイスにバキュームしたレンズを両面テープで止めておきます。
この場合はスチール定規の穴にビスを通してナットで固定してフライスのドリルチャックに固定します。
この場合は回らない様に周り止をする必要が有りますが簡単にするならガムテープで回らない様に止めておけばOKですね。
フライスのベースを横に移動してデザインナイフの背の方で線を入れますがフライスのダイヤルを利用して送ってやれば0.3mmでも0.4mmでも0.5mmでも自由自在に間隔を揃えて線を入れる事が出来るのです。
間違ってスイッチを入れると危険なので電源コードは抜いてから作業して下さいね。
慣れた方程危険です・・・事故/怪我のたぐいが有りましても当方では責任を取りかねます、本来の使い方とは違いますのであくまでも自己責任でお願い致します。

反射板をライトリムの中に接着しました。
上の方に書きましたがヘッドライトリムから少し飛び出した様に取付けています。
なのでリムとライトの間に少し隙間が空いている様に見えますがこれが狙っていた感じですね。
実車もこんな感じになっている様に見えます。

中央にスチールボールを接着します。
やはりヘッドライトバルブはスチールボールの方が良さそうですね・・・。

続いてヘッドライトのレンズを取付けました
このレンズですが万が一後で外さないといけなくなった時の為にクリアーボンドで接着してありますのでエナメルシンナーを使えば簡単に外す事が出来ます。
ちなみに10数年前からこの方法をとっていますがまだ外さなければならない様な事になった事例はありません。

次はフロントのスモールランプを作りましょう
まずは1.2mmの洋白の帯金をL型に曲げて真鍮線とハンダ付けします・・・

ランプの台座の形状に洋白板を削ってからL型の部分にプラリペアーのクリアーを盛ります。
最初はアクリルで作っていましたが余りにも透明過ぎまして作り直しました。
このレンズは確かに透明なんですが内側にレンズカットが有りますので見た感じでは透明に見えないのです。
なので半透明の方が丁度良い感じなんですね・・・
ベースに洋白の帯金を使ったのはランプの座にクロームの座が使われているからですね、ほんの僅かですが見えると良いかな~と思いまして・・・(笑)

早速ですが、取り付けてみました。
顔つきがなかなか良くなりましたね・・・
小さくてもぎゅっと詰った感じは私の作品の特徴・・・かも(笑)