Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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バンパーの制作

2016-01-15 22:00:43 | Bianchina Trasformabile 1957
今日も雲が多く時々雨も降って低温多湿って言うのでしょうか・・・
実に山陰の冬って感じでしたね・・・
予定では簡易舗装の素材を買って来て駐車場の整備をしようかと予定していましたが
雪まじりの雨も降るので外での作業はちょっと難しい様ですね・・・

こんな日は仕事がはかどるはずなんですが・・・
夕方から安来市文化協会の展示の手伝いと新年会の予定が有りますのでそう一日中ビッシリと制作という訳にもゆきませんでした。

でもとにかく前に進む事が大切ですからね
・・・早速制作開始です
本日の仕事は昨日までの超極薄の真鍮板とは全く違います(笑)
鋏では到底切れない2.0mmの極厚真鍮板からですね

コレを切ります・・・もちろん糸鋸でですけどね。
さすがに2.0mmはなかなか切れないですよ・・・まあ時間をかけてゆっくりと切れば良いのです。
焦って切ると必ず刃を折ってしまいます・・・(汗)

リアバンパーの両サイドの縦型のバンパー(この様なバンパーを鰹節と呼んだり致します)を作っています
このバンパーを作る場合も左右2個を同じ形状に仕上げたいので2枚を1セットにハンダ付けして一体にしておいてから削り合わせます
この加工法の理論上横側からの形状か前後から見た場合の形状を優先するのかは好みなんですが・・・
両方を合わせる事は出来ないんですよね~
ボディに合わせてみます。

次はフロント側・・・
さすがに2.0mmの真鍮板は厚過ぎますが薄い物ですと中央部分の若干膨らんだ部分の表現とかをしたい場合少し寸法が足らなかったりするのはちょっと残念なので大きな素材から削る出す様にしています
バンパーは後でクロームメッキに出したのでハンダを盛って・・・と言う加工をしたくないんですね。
メッキの前処理で酸洗いとかされるとハンダと真鍮の境目が溶けてしまって盛った部分に凹凸が付いてしまうのです、だから真鍮素材だけで作っておきたい訳なんです。削る部分が多いので手間はかかるのですけどね

フロント側の中央部分のバンパーですね
100%ではないですがだいぶそれらしい形状になりました
この両側にいわゆる鰹節が付くのです。

コレはフロント側のバンパーの両サイドに付きます鰹節ですが
上側にスモールランプが付きますからU型に中央が凹んでいます
裏側には持ち手になる1.0mmの真鍮線を植えてあります・・・特に真鍮は削るのに力が掛かりますから持ち手も太めにしておかないと削る作業に耐えられません。

削る時はハンドバイスかピンバイスに固定して削ると安定していて作業がしやすいですね

あらかた削った所で車体に取り付けてみます
大きさや形状を確認しておきます
何度か様子を見ながら加工を繰り返しております

フロント側のバンパーはだいたい出来ましたが
まだ真鍮地のままなので雰囲気がわかり難いかもしれませんね~