Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

デカールの貼付けVer.2

2016-10-13 21:14:59 |  Stratos JeansChicago
本日は雲が多いながらまずまずの天気でしたね。
青い空も見えますし涼しくて外での作業でも汗をかく事は無くなりました。
今日もまだ収穫可能なオクラとイチジクを収穫しておきました。

そして本日は嬉しいお知らせから・・・(私だけかな・・・笑)
本日は昨日のフェラーリ348Zagatoのトラブルを何とかしようという事でネットをで同じ様な症状を探していましたが・・・
こんなHPを発見しました・・・フェラーリヒストリーというページなんですが・・・・

http://www.geocities.co.jp/MotorCity/7160/ferrarih.html

トップページを見る事が出来ないので誰が書いたものかわかりませんしいつ書かれた物かもわかりませんが・・・
フェラーリ348を中古で買ってから手放すまでの色々がかかった金額と一緒に書かれていたのです。
この中の『トラブル9』という部分に何となくピンと来ました!
私の所に来た個体は基本的に新車だったのでO2センサーや水温センサーは壊れている事は考え難い・・・
まあ水温センサーは冷却水の中に出っ張っているのでスケールが溜まっているとかは有るかもしれないけど・・・壊れている事は考え難い。
プラグコードも使っていないし屋内保管だった事も有り日光が当たって劣化も考え難い・・・
他を検索してみますとインジェクターの不調でガソリンが霧状に噴射されずに液体のまま出てくるケースがあるらしい、そうなると当然燃焼状態が悪くなってしまいハンチングが起る可能性も有りますね。
私のクルマにおいては長い間保管されていたので燃料系はスラッジだらけになっていたらしいのでこれがインジェクターに詰まる恐れは十分有り得る事ですね・・・そんな危険性を含みながらも上記のサイトの『トラブル9』だったのです。
確かに20数年も放置していた車なら接触が悪くなって燃料を濃くする事も考えられるかもしれないと疑ってエンジンルーム内の手が届くカプラーを全て抜き差ししてみました・・・。
そしてエンジンを掛けました・・・エンジンは冷たかったので当然ながらファーストアイドルを始めます・・・。
何分か経過するとファーストアイドルが終わってアイドリングが1050回転くらいに低下して安定します・・・治った!?
この結果にまだ安心していない私がいました・・・あの昨日の悪夢は一体なんだったんだろう?

まだ御客様がいらっしゃいましたのでそのままエンジンを切ってアトリエに戻って仕事をしていましたが、閉店後にもう一度ガレージに行っておもむろに車に乗り込んでその辺りを一回りして来ました。
全く何ともないのです・・・昨日のあの不調は何処に!?

低速トルクも太ってクラッチを丁寧につなげば合いドリングからでもスルスルとスタート出来ますしガレージへの出入りが楽になりました。
これが本来の姿なんでしょうね〜。
誰が書かれたのか良くわからない文章なんですが参考になりましたよ、インターネットにでている文章が全ての文章が役に立つ訳では有りません中にはでたらめも有りますでしょう。
自分で文章を読みながら考えて正しいと思う物を参考にするのが良いでしょうね〜、今回はメデタシ、メデタシ!となりました。

さて製作も進めましょう、車が治ってメデタシメデタシでそのまま終わってしまうのは考えられません(笑)
まず本日は塗料のお話から・・・
このストラトスはアリタリアカラーをデカールで再現するのですがデカールも完璧では有りません、多少はタッチアップをしなければなりません。
一般的にタッチアップをする場合はラッカー塗料で行ないます、私はこの場合クレオスの塗料を使っていますが・・・これがちょっと困った事になっています。
グリーンの塗料なんですが・・・今の新しい塗料は色が変わってしまっています。
何やらやたらにテラテラと明るいグリーンなんですね〜

黄色も今までの物とはちょっと違っていまして・・・
先程のグリーンとこのイエローを混ぜてもアリタリアのグリーンにはならないのです・・・
明るくなり過ぎるのでブルーを混ぜてもダメなんですよね〜

仕方がないので古いタイプのイエローを探し出して来まして比較してみました。
向って右側が古いタイプ、左側は新しいタイプの塗料なんです。
同じ様に見えますが古いタイプの方が少し濃い感じに見えます。

上から見ますとこんな感じ・・・
右が古い物ですよ!
ブルーにしてもグリーンにしてもイエローにしても全部白が最初から混ぜてあって混合する事で濁りが出てしまうんですね。
だから混ぜてもデカールの色に合わせる事が不可能なんです。
もし混ぜるなら色の元として売っているシアンやイエローを使ったら良いかもしれません。

グリーンは新旧でこんなに色が違います。
右側が古いタイプですね、こちらの方が白が混ざっていなくて調色が楽ですね。

さてデカールを貼り続けますよ
リアカウルの部分に貼ってみました・・・

今度はコクピットのサイドの部分を貼りますが、実はこの部分が難しい。
ボディの形状にしっかりと合っていないので少々タッチアップが必要になりますので最初の調色が重要になって来ます。
ここもまたリアカウルとドアを仮組しておいてから貼って半乾きのタイミングでカットして分割しますが、やはりここもタッチアップは必要ですね。

デカールをカットしたらこんな感じに・・・
リアカウルのクォーターにあるインテークなど最初からデカールが足らないですよね(笑)
ここはタッチアップ必須です。

ここはちょっと大変なんですよね・・・センターの白いラインがよれてしまいますと見栄えが悪いですよねピシッと揃っていないとね〜ダメですよね。
上の1段を貼って半乾きの時にソフターを使って角の部分を貼ってゆきます。

下側の一段もデカールを貼って・・・この後スリットの仮組を外して上下のラインを揃える様にしてデカールを貼ってゆきます。
ここは難しいな〜。

さてドア下のグリーンのラインはドアの筋彫りに合わせて有るのですがフロントのホイールよりも前側のラインはドア下のラインと一直線にはなっていない様ですね・・・

この写真を見ますともっとよく分りますね指で指している部分がドア下のグリーンラインですがフロントカウルのグリーンラインとは角度が合わないですね〜。

でも模型的には一応ラインを合わせておいた方が自然かな・・・

リアのスリットですがやっと何とか貼り終えました・・・

一応これでラインデカールが終わりましたね。
これからは文字やその他のデカールを貼ってゆく事になります。
やっとここまで・・・ですね(笑)