Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組み立てVer.8

2016-10-31 21:12:06 |  Stratos JeansChicago
The person who hopes for the English version click this, please.

今日はどんよりとした曇りでした。
雨が降りそうかと言えばそうでも無い、降水確率は60%だったのですが夕方までは降らなかったですね。
本来なら畑に出て作業を・・・と言う所ですが、本日は家内が用事があって出掛けましたので厨房係のKさんに表をしていただいて私が厨房係なので本日の畑の作業は無しですね。

お昼の前後の時間を使って製作を進めるのはまあ普通です。
厨房係をするから製作はしないと言うのは製作が趣味なら許されますが、製作が仕事では許されません。

今日はフロントフードの中身の部分を組み立ててゆきましょう。
ラジエターに冷却用の電動ファンが付いていますストリート仕様では下の画像の様な感じですね。

ちなみにキットではエッチングの2枚重ねで再現してあります。
一枚は電動ファンのファンの部分、もう一枚はモーターの部分でその2枚を重ねてやればそれなりの再現になりますね。
実に感じが良く再現していますが・・・私の考え方ではちょっと立体感に欠ける物でしか有りません。

そこでこんな部品を挽きもので作ってみます。
素材は真鍮丸棒6.0mmを使っています。
作った物は外径が5.2mm内径が4.8mmのパイプですからその厚みは0.2mmになります。

そして幅を1.0mmと0.8mmに切って電動ファンのシュラウドを作ってみました。
このサイズの違いですが・・・まだ検討をしないといけないからなのです。
フロントフードの中にはスペアタイヤが入りますからこの電動ファンが必要以上に厚みが有りますとスペアタイヤが収納出来なくなってしまうのです。
キットオリジナルがエッチング2枚重ねになったのもその辺りのスペースの問題が有ったからかもしれませんね。
1.0mmと0.8mmとどちらが良いのか検討しますと見た目では0.8mmの厚みが適正ではないかと結論を出しました。
理由はこのリングの部分が厚さ0.8mmに0.2mmのエッチングが2枚重なりますから全部の厚みは1.2mmになるのです。
厚い方を使いますと1.4mmですからこれだとちょっと厚すぎるのです。
ちなみに左が0.8mm、右が1.0mmのリングを使った物です。

リングの部分を0.8mmかさ増ししますと中央部分のモーター部分も同じ様に部品を作る必要が有ります。
真鍮丸棒から切り出します。
旋盤を使って切り出しますと突っ切りバイトで切り落としますが中央にバリが残ってしまいます。
このセンターの部分を削る為にプラ板に穴をあけて部品を差し込んで固定します。
ホイールナットを削るのと同じ方法ですね。

ペーパーを使って削っています。
細かな部品を削る場合は削る事よりも部品を固定するのが難しいですね。

中央のモーター部分はファンの方に接着します。
センターがずれない様にするのは余りにも当たり前ですよね。

もう一枚のエッチングにはシュラウドのパーツを接着します。
部品は1台分で2個ずつです・・・少々部品点数が多いのは3台分作っておいたからです。

電動ファンを組み立てる前に塗装をします。
ボディの内側はフラットブラックなので電動ファンはセミグロスブラックで塗っています。

塗装が乾いたら組み立てます。
接着剤がはみ出さない様に気をつけるのはまあ当然ですね。

塗装が乾くまで少し時間が有るのでラジエターへ冷却水を流す為のパイプを作ります。
本体は1.0mmのハンダ線ラジエターホースは外径1.4mm内径1.0mmアルミパイプです。
ホースバンドはアルミテープの細切りを使って作っています。

冷却パイプはラジエターの左側は上側、右側は下側に取り付けます。

ここまで作っておいてラジエターの電動ファンを取り付けました。
取り付けてしまうと余り目立たなくなってしまうのがちょっと残念な部分ですね。

コクピットのフロアーも検討しておかなければなりませんね。
消火器の取り付けではこのボンベに固定用のバンドが必要です。

ダッシュボードも同様に検討事項が多い部分です。
昨日作ったリレーを取り付けておきました。

ワイパーモーターを作ります。
キットではモーター本体はメタルパーツで準備されていますが大きさが少し大きいので真鍮丸棒から挽きものを作りました。
ギアケースの部分はキットのエッチングをそのまま使用します。

ワイパーモーター/ウォッシャータンク(袋です)エアホーンなどを取り付けています。
エアホーンやウォッシャーはそれぞれ0.3mmハンダ線でパイプも再現しておきます。

部品を組み立ててゆきますと少しずつですがフロントフードの中が狭くなって来ますね。
この状態でもスペアタイヤが収まるのか十分確認しておく事が必要ですね。


さて、明日は大阪に出張に行って来ます。
夕方のバスで帰る予定ですが不慣れなので夕方のバスに間に合わなかった場合は大阪で泊まる事になります、野宿は嫌です。