Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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599GTO内装のディティールアップ

2019-02-04 20:37:58 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は朝から雨ですね。
空は厚い雲に覆われています・・・が気温は高く昨夜帰宅時に14度も有りました。
何だか2月のそれも節分の気温じゃないですね〜。
北日本の方は大荒れだとか・・・島根にいる限り信じられないですね〜。
今朝もストーブ無くても過ごせそうな位暖かいです。

午後からは少し回復してきましたがスッキリとはいかなかったですね〜。

外は雨なので畑の仕事もできず
朝から集中的に制作出来ました〜。

599GTOの内装はなかなか困難を極めています(笑)
F12はBBR製なのでそこそこ部品分割も考えられているし表現も十分だから良いのですがホッットホイールの場合は値段も安いのでやたらに一体整形が多くこれは何?
なんて言う部品も有ったり致しますから一つずつ部品を調べ直して表現方法を変更するなどと言う作業が多くなってしまうのです。
この後部の部分もそんな一つだったりします
599GTOの場合この後の部分はカーボン製みたいでしてカーボン目が見えている写真も有るのですが・・・少しピンクっぽい様なキモするのです・・・ひょっとしてシート生地と同じ素材なのか?と疑ってみましたがリアウインドウ越しに見る写真ですとどうもそうじゃないみたい。
結局カーボンだろうと判断しましたがこの部分は別部品にしておいた方が都合が良いかも・・・と言う事でプラ板で作る為に型取りをしました。

こんな感じでプラ板をカットして合わせます。
リアウインドウ越しに結構見える部分なのでちょっと心配なんですよね〜。
もしも間違っていたら両面テープで取付けておいて差し替える事にしましょう・・・我ながら良い考えかも!

ダッシュボードのカーボン柄(立体のスジ入りのヤツ)を削っています
このままではカーボンデカールが貼れませんからね〜こう言う処理の仕方はやはり少しチープな感じがしますね。
今この手のミニカーを買われる方でこの表現を好む方はいらっしゃらないと思うのだけど・・・これでも価格的には子供の玩具では無い価格ですからね。

コクピットの中のパーツですがパテを盛りました
一番大きく盛っているのはシートが付いていた凹みの部分ですがプラ板で塞いだのですがどうも気になりましてね〜
シートを付けたら見えないのですが・・・それでも手抜きをしているみたいで気分が悪かったですから。
そしてその後の棚の部分ですがソフビ製の荷物を固定する為のベルトが付いていた穴ですね。
ここもほんの2mm程位置が違うので塞いでおきましょう、後で見えたら嫌なので・・・今のうちです。

一昨日だったか塗り直していた天井ですが、プラスチックの材質が良くない様でラッカーが乾きますと凹凸が出てきます。
クレオスの塗料で塗っていますから強いシンナーは使っていないのですが・・・材質に問題が有るのでしょうね。
仕方が無いのでウレタンのサフで一度塗って膜を作ってからもう一度ラッカーを塗ってみましたら何とか凹凸が出る現象は止まりました。
さすがに中国製のプラスチックです・・・他の部分はこんな症状にならないのにね〜!?
同じ黒いプラスチックでも素材が違うんですね。
この様な修正はあちらこちらで有りますBBR製のF12でも同様でしたから・・・要らない部分で苦労致しますね。

599GTOのドアの内装なのですが・・・
下側になる部分です、ミニカーを最初に作った時に中国のお嬢さんがランナーから強引にねじ取ったらしく一部に亀裂が有ったり欠けた部分が有りましたのでパテを打っておきます。
切る時によく切れるニッパかカッターで切ってくれればこんな事にはならないのですけどね。
まあペーパー掛けておけとは言いませんけどね(笑)

シートの後の棚の部分を変更します
ここのモールドは削り落とす事にしました
と言うのもF12と比較される事が多いでしょうから少なくとも同じクオリティーが必要とされるでしょうから・・・。
リアウインドウ越しに見えますしね〜だからここは作り直します。

そして次はロールバーですね
599GTOの標準設備なのかどうか知りませんがコクピット後部に4点式のロールバーが取付けられていますのでそれを作ります。
ミニカーには無かったのでお客様が599XX用を取付けられたのかもしれませんが・・・。
3mmのプラ棒を部分的に熱を加えまして曲げて作ります。
まずはメインの部分からですね・・・

取付けてボディを被せてみますとリアウインドウの部分からチラッと見えるみたいです・・・
これなら作ったかいが有りますかね〜。

次はまたコクピットに戻ります
センターコンソールとセンタートンネルのカーペットの間の部分に0.4mmのタガネで溝を掘りましょう
コンソールの周りをぐるっと大体一周する様に掘っています。
0.4mmってスジ彫りにしては太いですよね・・・!!

理由ですか?
実車のこの部分には赤いパイピングの様な見切りが入れられていまして・・・とても良く目立つのです
なので塗装の見切りとしても使いますが塗装後にこの様に極細のコードを挟み込んで接着しようかと思っているのです。
何でもかんでも塗装で表現・・・と言う事では無く一般社会と同じで適材適所で・・・と言うのが模型の制作でも必要な様ですね。