Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装の塗装を少し・・・修理のため足踏み状態ですね(笑)

2021-07-03 20:15:23 | Wさんの1/18 AMG6.0SL
本日の山陰は曇りです
昨日よりは少しマシかもしれませんがそれでも蒸し暑いです。
出勤の時に車のフロントウインドウに雨が・・・パラパラ落ちて来まして今日は予報通り雨か!?
と思ったのもつかの間・・・アトリエに到着する頃に雨も付かなくなって道路は乾いています。
この辺りは全く降っていませんね〜。

なので今日も隣りの畑の草を刈りました。
昨日整地をしましたがその隣りの畑でしてここはまだ草がかなり生えています。
今日、草を刈っておけば次に天気の良い日に耕耘機をかけて畑の畝を潰します。
そうすれば次から草刈りはもっと楽になるという作戦ですね。
畝が有りますと草刈り機では刈り難いのですよね。
無理をしますと草刈り機の刃が小石を飛ばしてお隣の家のガラスを割ってしまうと大変な事ですから・・・。
長い目で見ますと大変ですがここは整地をしておいた方が良いと思います。

2時間程草刈りをしましてアトリエに戻りますと先日まで全く元気がなかったハイビスカスの花が咲いていました。
家内は水は大丈夫だと言い張るのですが屋内でこれらの木を育てる場合この気温が高い時期には水を欲しがるのは木も人間も同じなのですよね。
私が水やりをする様になってから元気になって来ました。

そしてお昼は厨房係・・・今日は短時間に集中型でした・・・まるで集中豪雨の様な忙しさです。
最近の雨の降り方に似ていますね。
世の中全体がそんな余裕の無い事になって来たのでしょうか??(笑)

で午後からは本業です
本当は6.0SLを進めたいところなんですが・・・
塗装の工程に入りますと塗料が硬化しないと次に進めなくて足踏み状態です。
まあ修理も有りますから今は余計にそうなんですけどね。

シートやリアのスペースの部品に塗装をしています。
シートは明るいグレーと少し暗いグレーそしてブラックのスリートーンです
普段は意外と無機質なグレーですが・・・なかなかお洒落です。

コクピットの床のカーペットはミニカーではブラックですが実車のカーペットは起毛の関係からか少しグレーに見えますのでグレーを塗っておきます。
ブラックだからブラックで良いだろうと言うのもわかりますけど見え方を考えますと真っ黒というのはちょっと違う様な気がしますね。
シートのブラックと床のカーペットのブラック・・・同じブラックでも質感が違えば見える色味も変わってくると思うのです。

S木さんのエキゾーストも塗っています。
現在はクローム状態ですね。
このままですと明日はクリアーで明後日には焼け色を付けられるはず・・・
あれ!?1日遅れていますね、どこかで挽回しなければ・・・。

そしてグリーンのブガッティを修理します。
お陰さまで隣りのミニカー展は少し遠くからお客様が見に来られます。
私の工房はスルーされる方が多いのでブログはご覧頂いてないお客様が多いのではないかと・・・
多分、山陰中央新報社の新聞のイベント欄をご覧になっているのではないかと思います。
毎週、出ますから会期中4回新聞に出るはずなんですよね(笑)

ご覧頂くお客様の為にも早く直さなければ・・・
と言う事で旋盤で部品を削っています
折れてしまった(劣化のため)リアアクスルの部品はデフの中に入っている部分とシャフトの部分が一体に作られていますが少々複雑な形状なのでデフの中に収まる部分とシャフトの部分は別々に作ろうと考えました
まあ一体でも作れない事は無いのですが別々の方が小回りが利くんですよね。
現在削っているのはデフの中側に収まる部分ですね。
中央にはシャフトが貫通する様に大きめの穴を開けています内径は5.0mmですね
シャフトの部分が外径5.0mmなんですよね。

削った部品はこんな感じでデフケースの中に収まります
大き過ぎますとデフケースが閉まらなくなります・・・
中の寸法が意外と適当みたいでして・・・凸凹が有りますので気持ち小さめに削っていますがこれでもギリギリでした。

続いてシャフトの部分を削ります。
丁度5mmの真鍮丸棒を持ち合わせていませんでしたので・・・8.0mmから旋盤で削り出しました。
私の旋盤は自動送りが付いていますのでこんな場合少し楽が出来ますが・・・
長物を削る場合は回転センターが欲しいですね。
自作の固定センターを使って削りましたがセンター出しにオイルを塗ってやらないと加熱します。
この後の塗装を考えますと油は付けたくないのですが・・・難しいところですね。
左右のフレーム部分には実車にはないステーが有りましてここにシャフトを固定する様な構造になっています
位置関係を確認して大丈夫だったので今度は前からのテンションロッド(左右に有るメッキの部品ですね)の取り付け用の穴位置を決めましょう。

穴を開けるのはフライスで行なっていますが・・・
シャフトの取り付けの穴はシャフトの中央に開けられていますが、テンションロッドの穴はセンターよりも少し前側にずれているのがおわかりでしょうか?
これは穴を開け損なった訳では無くテンションロッドの中央に取り付け用のピンが無いのです。
何故かほんの少し前側に寄っているのです・・・。
なので穴の位置も少し前側です。

テンションロッドの部分をよくご覧下さい
取り付け用のピンが少し前にずれているのがわかりますよね。
なぜ真中に無いのでしょう??

デフケースとシャフトを車体に仮組しています
テンションロッドも確認しておきますよ・・・
大体良い感じで収まりそうですね。

シャフトはこんな感じに極小のタッピングで止められています。
このタッピングはかなり短いのでビスの頭が奥に入る様にザグっておきましょう

続いてブレーキのバックプレートです。
このバックプレートにホイールが付きますからここも確認しておかなければなりません。
未確認のままですと後で困る事になるかもしれませんからね。

何も問題無く組立てられる事が確認出来ましたらデフケースとシャフトを接着しまして塗装に入ります。
まずはサフからですね。

そして元々のシャンパンゴールを塗っています
塗料が硬化したら組立てられます。

同様の完成品をお持ちの方はリアアクスルをご確認ください。
同じダイキャストでキャストされている可能性が高いのでヒビが入っている可能性が非常に高いと思います。
私もそんなにいつまでもこの仕事を続けられる訳ではありませんからね〜。

夕方になってやっと雨が降って来ました・・・
そんなに強い降り方では無くシトシト降って来ましたね、これこそ梅雨です。

明日も続きを進めます。