Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディを研いだら・・・

2021-12-07 20:26:57 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は午前中は雲が多いながらも晴れていましたが午後からは雨です。
まあ山陰の冬と言うのはこんな天気ばかりですね。
これで運が悪ければ雪が降ってしまうと言うのが定番の天気なのです。

今日から2日間は定休日なのですが特に予定もないので仕事をしにアトリエに通勤ですね。

朝から仕事ですが途中で隣町の松江市まで塗料を買いに行って来ました。
この所のS木さんのエキゾースト攻撃でクリアー系の塗料やゴールドなどの塗料が軒並み無くなっちゃいました。
やはりラッカー系の塗料じゃないとダメな部分も有りますしね・・・通販も有るのでしょうけど塗料の場合は実際に色を見て買いたいですよね。
明日は模型屋さんもお休み(のはず)ですので今日がチャンスなんです。
近くに模型屋さんが無くなったら通販に頼るしかないですが・・・

さて昨日削ってパテ盛りをしてサフを入れた所まで進んでいたシートです
やはりサフを入れますと凹凸が目立って来ますね。
と言うのも3Dプリントした素材はパテよりも硬い(アクリルか?)のでペーパーで削りますとパテの部分が先に削れてしまう様な傾向が有ります。
まあこれは仕方が無い事なので手加減で調整するしかないのです。
またシコシコと凹凸が無くなる様に削っています。
有る程度柔らかいラインが出ないとね〜シートに座っても痛いでしょうから、なるべく優しいラインで仕上げたい・・・。
有る程度磨いたら・・・何故か座面の右側の一番高い部分に気泡が有るのを発見しました。
最初は削ったパテの粉が入っていて気が付かなかったのですが3Dプリンターが盛り忘れたのでしょうか??
仕方が無いので周囲をナイフでえぐっておいてグレージングパテを入れておきました。

パテを削ればこれで元通りですが1工程余分にかかってしまいました(笑)
なぜグレーギングパテを使ったのか・・・小さな気泡だったしグレージングパテの方が粒が小さくて流動性が良い事、また硬化も早いので勝負が早いのです(笑)
まあもっと早いのは光硬化パテですがこの様な穴状の部分に使いますと光が届き難く硬化不良であとでポロリと外れる事も有るのです。
何度か経験していますので・・・ね。

グレージングパテを出したついでに・・・
サイドブレーキの左側側面の凹みも埋めておきましょう
何故か知らないけど最初からこんな感じで穴が空いています・・・
プラスチックのインジェクションパーツなのに・・・?

まあ組立てたら見えなくなってしまう様な部分ですが・・・実際分解するまで全く気が付かなかったのです。
ここに赤いステッチのデカールを貼りたいので凹みは修理しておく方が良いですね。

そしてボディの研磨に移りましょう。
この作業は地味で見せ場の無い部分なんですね・・・(笑)
2000番のペーパーで水研ぎしています。
今までは空研ぎしていましたが水研ぎの方がペーパーの切削力が長持ちする様な気がしますし、削りカスが舞い上がる事も有りません。
大げさに言えば作業環境や自分の体の事も有りますから水研ぎの方が良いかもしれないですね。

研いだ後水洗いをしまして、次は3Mのコンパウンドのエフ・1で磨きます・・・
が・・・

う〜ん、気になる部分が出て来ました。

コンパウンドを水洗いしまして中性洗剤で洗いまして乾かします。
間が磨き足りない部分が有りましてね、再びペーパーで研磨します。
良くなる事を願ってね・・・

どこがダメなのか・・・
このボディカラーですが実車のタッチアップペイントを塗っていますので色は間違いないのです・・・
ですがなんとも言い難い位メタリック粒が荒いのですよね。
それで全体の雰囲気を損なっている様に見えるのです。
ボディ全体が・・・と言うのでは有りませんが例えば一番よく目立つボンネットです
こんな感じなのです。

かなり荒い感じがしていまして・・・実車の色目とはかなり違う様な気がします。
下は全体で見た所なのですが・・・全体で見ますとそんな感じでも無い様な気もしますね。

なかなか難しいのですが、実車用の塗料を使った場合に結構有るのです。

実車用のメタリックベースが100としたら1/18の模型に塗っているのですから当然ながらメタリックベースが荒く見えますよね。
なので・・・
塗料を一度フィルターで濾します。
本来は塗料に混入しているゴミなどを取る物なのですが・・・
荒いメタリックベースを濾して細かな物だけにしようかと思ったのです。
このフィルターは塗料屋さんで買って来たマイクロストレーナーと言う商品名の物です

メッシュの荒さは色々有るみたいですので実際に濾した物を塗って検証してみる必要が有ると思いますが、今回はこれで濾した塗料を使ってみました。

濾した塗料はこんな感じ・・・と言っても全くわからないかもしれません。

実際に塗ってみないとね塗料の良し悪しは判断がつかないのです。

一応プラ板に塗ってみましたが写真を取り忘れていましたのでご覧頂く事が出来ません・・・。
なのでボディに塗ってみた所の写真です・・・
最初の物と比べますと目が細かな感じがしませんか?
実物を見ますとかなり変わった印象なんですね。
これなら良いですね。

加温して乾燥させて続いてウレタンクリアーを塗りました。
クリアーを塗っても良い感じは変わらないですね。
これなら合格でしょう(笑)

やり直しをしましたが自分が満足した物が出来るはずなのでこれで良しとします。
これで明日は心置きなくオースチンを進められるはずです。