Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートのシリコン型を作ります

2021-12-09 21:21:12 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は大変良い天気になりました。
朝はちょっと寒かったけど・・・青い空が一日中続きまして日中は暖かくて過ごしやすかった。
当方は今日からまた新しい一週間が始まるのですがこんなに天気の良い日から始まりますと気持ち良くスタートが切れる様な気がします。

昨日の耕耘機の修理ですがスマホで写真を撮っていたのですが・・・間違えて消去してしまいまして・・・文章だけのブログでわかり難かったかもしれませんね。
それに本当に農機まで修理しているのか・・・!?って思われるかもしれません(笑)
で・・・スマホの方を色々調べていましたら「最近削除した画像」っていう中に保管されている事が判明しました・・・知らんかったわ〜!!
でデータを復活させました。
昨夜わかっていたら昨夜やっていたんですが・・・スマホ初心者な物でカメラと電話位しか使ってないんですよね。

で・・・改めて昨日のを書き直します。
この中央の部分が壊れたベアリングなのです。
左側はエンジンからの駆動用のチェーンが入っているチェーンケースです、このチェーンケースは耕耘用のロータリーを支えている部分にもなります。
こう言う場合は普通ベアリングプーラーを使ってベアリングを外すのですがケースからベアリングまで距離がないのでプーラーの爪が引っ掛からないのです。

なのでこのベアリングをサンダーと呼ばれる手で持って金属を削るグラインダーで切って外しました。
手がグリスだらけになってしまったのでスマホを持つ事が出来ず・・・ここは写真が無いのです(笑)

ベアリングをホルダーにセットして取付けました。
シャフトの周囲のボルトで止まっている部分がベアリングホルダーです
どうやらボールベアリングには向きは無いみたいですね、向きが指定されている場合は文字の書いてある面がどちらになっているのかで向きを類推します。
マニュアルが有ればこんな苦労はしませんが、無い場合は外した部品がどうなっているのかよく観察する事が必要ですね。
他にも注意点が有ります。
このベアリングホルダーですがチェーンケースとの間にパッキンが付けられていません、車だと紙製のパッキンが入っていたりします。
なぜかと言いますと隙間から水分や土が入って中に錆を生じさせるからです。
パッキンが無い場合は液体のガスケットを使います。
シリコン系のコーキングの様なパッキンを当たり面に塗っておきましてそれからボルトを締め付けます。
ベアリングホルダーの上側の入り隅に白い物が見えますね・・・それがシリコン系の液体パッキンです。
最後にオイルシールを取付けます
このオイルシールですがシャフトの周囲の黒い部分がそれでしてこのシャフト部分から水分が入るのを防ぎます。
この部分はシャフトが回転しますので回転部分から水が入るのを防ぐ様に取付けられているのです。
このシールがダメになりますと中のベアリングが壊れます、今回もベアリングがダメになったのはこのシールが傷んだからなのかもしれません。

このシールですが取付ける前はこんな感じになっています。
少し特殊でして内側の金属リングと外側の金属リングの2重構造になっています。
中のオイルが出ない様にするタイプであればこの辺り面に線状の突起が渦巻きの様に付いていまして回る事でオイルが内側に戻る様になっていますがこのタイプではその突起が有りません・・・と言う事はオイルシールに回転方向の指定が無いと言う事ですね。

部品番号は2つ共同じですね
まあ指定が有る場合は部品番号が右と左で変えてある場合が多いのでよくわかります。
今回は念のためにチェックをしておきます。

農機の部品と言えども奥が深いんですよね(笑)
やっとここまで元に戻りました・・・

残るは耕耘用のロータリーの爪の取り付けですが・・・今まで酷使して来ましたので爪が減っているんですよ。
特に下の右側の爪は細く減っておりまして今にも折れそうなんです。
この爪も新しい物を注文して交換しておきましょう。
ベアリングが修理完了してから注文しようと思っていましたので今日は朝一番で農協に行って注文しておきました。
この爪は種類が有りますので外した物を持って行きますと話しが早いですよ(笑)
全部の部品を注文して治らなかったら・・・全部無駄になりますからね〜
自信がなかったので同時に注文しなかったんですよね〜!!

さて今日は前置きが長かったわ〜!!
やっと本業の方のご紹介です・・・。

シルビアの方はシートの整形が終了しましたので今度はその複製に移ります。
と言うのもこのレカロシートが左右に付けられていますので当初は2個とも3Dプリントした物を整形しようかと思っていましたが・・・結構大変でして・・・樹脂は硬くて削り難いし・・・。
1個削って整形して複製を取る事にしました。
何個か作って置けばまた他の方から注文が来た時に対応が早くなりますからね(笑)
でも・・・準備が良い時程注文が来ないのだよね・・・(爆笑!!)

シリコン型用の取り付けの足を付けました。3.0mmのプラ角棒が無かったので2.0mmを2本並べてみました。

ベースになるプラ板に接着しました。
瞬間接着剤ならではの芸当ですね〜(笑)
エポキシで5分間持っていてくれと言われても嫌だな〜。

周囲をプラ板で囲ってテーピングします。
この場合使い回したプラ板は一旦クレオスのシンナーで脱脂しておきましょう。
そのまま使うとテープの粘着が悪いので型枠として機能しなくなりますよ。

そしてシリコンを流します
この画像は真空注型装置の中側なのでガラスに反射して見え難いですが、ご容赦を・・・

シリコンが固まるまで一晩かかりますからそれを待たないと次の作業にかかる事が出来ません。
よって続きは明日ですね。
明日はシートのベースがキャスト出来ると良いな〜。