Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートのキャストから仮組・・・そしてサフまで

2021-12-11 21:06:01 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は曇りです、途中お昼頃には日が当たっていたみたいですが厨房にいたので恩恵に預かれず・・・(笑)
昨夜は雨が降っていたらしく畑はビショビショで中に入れず、仕方が無いので今日もガレージで耕耘機の修理から始めました。

少し前にヤフオクで買った耕耘機はそれまでに使っていた物と全く同じ機種だったのですがアクセルワイヤーが固着して動かなかったのです。
今まで使っていた耕耘機からアクセルワイヤーを外して付け替えてやっと普通に使える様になりました。
今修理中の古い方の耕耘機にはアクセルワイヤーが無くなってしまったのでJAさんから三菱農機さんに注文を入れてもらって部品を入手しました。

今日はそのアクセルワイヤーを取付けようと言う事になりまして・・・
ワイヤーを取付けましたが肝心のキャブレター側のワイヤーの留め金具が行方不明になっていました・・・
(下の写真は今修理中の物)ワイヤーがつながってないのがわかりますよね!?

下の写真はヤフオクで買った今使っている耕耘機の同じ部分の写真です。
ワイヤーがきちんと取り付けられていますよね〜!!

円筒形の筒の部品の中央の穴にワイヤーを入れて小さな十字ビスでワイヤーの長さを調節しながら固定する様になっています。
無くなった部品は皆さんならどうされますか?
また三菱農機さんに注文しますか?

私は違います
無くなってしまった部品を外しました。
外して修理中の物に取付ける・・・と思った人は間違いなんだな〜。
耕耘機が2台使えなくなるのでそう言うのは修理したって言え無いのです(笑)

私なら同じ部品を自分で作ります。
円筒形の部品は既に完成していますよね・・・右側ね!!
模型と同じなのです
旋盤で真鍮素材を削り出して作れば良いのです・・・旋盤が使えれば容易い事です。

次はフライスを使って横に穴を開けます
きちんと90度に穴を開ける為にフライスを使っています。
おもちゃの様なフライスですが・・・意外と使えます!!

続いてネジキリですが・・・4Mのビスを使っているのですが規格では4Mのビスの山は2種類存在します。
ネジ山の間隔が0.7mmと0.75mmの物なんですね。
私が持っているネジが0.7mmの方だったのでねじ切り用のタップは0.7mmを使います。

それでも心配なのでネジとタップを合わせて確認すればすぐにわかります(笑)
実際に確認しているのが実に素人臭いですよね・・・・

フライスから外して小型バイスに固定しましてネジを切ります。

でビスを同じ長さに切って取付ければ部品の完成です。
この間15分程かな・・・・
部品を注文するよりも早くて安いですよね(笑)
角を面取りしてあるのでワイヤーを入れるのも、本体に取付けるのも楽です。

作った部品は右側です、左側は寸法取りに外して来た部品です。

自分で作った部品を耕耘機に取り付けてみました、ビスが新しいので私の作った部品だと言う事はご理解頂けるでしょう。
エンジンが多少ハンチングしますが・・・(キャブの掃除が必要かもしれません)・・・エンジンもかかって大丈夫そうですね。


まあ作ろうと思えば作れるのです・・・。

さて本業ですね。
本業はまずここからです・・・
モデルアート111のFerrari250LM LM No.21のキットが準備完了です。
箱の中にインストとデカールを追加して外側にラベルを貼付けて完成です。
価格が決まり次第数日中に「新入荷商品のお知らせ」として再登場させます。

全部で21個・・・まるでカーナンバーと合わせた様に見えますね・・・。
シリアルは80番台から90番台が多いので最後の商品である事がわかります。

少し前に作ったシリコン型ですが、分解しています。
型枠を外しますとこんな具合に半透明のシリコンの塊が出て来ます。

後で部品を抜き出す事を考えてどこを切れば良いのか考えながらカットして行きます。
まあシリコンですから部品を抜き出す時は多少変形しますので無理は利きます。
深く考えないと後で困る事になったします・・・(苦笑)

下の写真は原型を全て抜き出した所です。
原型と同じ形状に空洞が出来ているのです

シリコン型の上側の周囲に透明なP.Pテープを貼って壁を作ります。
真空注型装置にいれてから上側にレジンを流し込みます。
そして真空を解除して取り出してから上に残っている余分なレジンを捨てた所ですね。

ここからの作業はレジンが硬化する時に独特のガスを発生させるのでレジン臭いんですよね〜
たまたま、キャストを始めた途端にお客様が3人も入れ替わり立ち替わり・・・
一応換気扇は回しっぱなしにしていますが、申し訳有りません。

20分程で完全に硬化します
硬化したら脱型します
時間が早くて完全硬化前ですと変形して使い物にならない事になってしまいますから焦りは禁物ですね。

シリコンが机に付きますと後でとんでもない事になりますから古新聞を敷いて作業をしています。
気をつけなければならない事が結構有るのですよね〜。

細かな気泡が残ってしまったのでナイフでえぐっておいてからグレージングパテを盛っておきます。
このパテは普通のポリパテと違って流動性が良いので気泡を埋めるには重宝しますね。

今日の午後から時々中断しながらこれだけキャストしました。
2.5台分位はレカロシートの付いた車両が注文有っても大丈夫そうです。

でもね準備しておきますと来ないんだよね・・・注文!(笑)

問題はボディの内側に上手く収まるのか・・・と言う事になりますがドアの内装を仮に組み付けましてシートを納めますと何とかギリギリで収まります。
シートの作り方が良いのかたまたま偶然なのか・・・よくわからないですけどこれで内装の塗装にはいれますね〜。

シートはサフを塗っておきましょう。
使ったサフはウレタンです。

明日は何を進めようか迷うところですが、S15シルビアの内装が一段落しないとまた忘れてしまいそうで怖いですよね(笑)
区切りがつくまで内装を続けます。