Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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メーター作り直しています

2021-12-26 19:27:05 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は雪ですね〜!!
昨夜から降り出した雪ですが、思ったよりも少なく朝起きて安堵しました。
7〜8cm位だったんですよ。
平地で20〜30cmとも言われていましたからね〜。
今朝くらいなら除雪機が出動するまでもなく普通に通勤出来ますし駐車場の雪を掻く事も有りません、通路の雪だけスコップで除雪です。
でももう一つの心配は当たりました!!
昼間でも気温が上がらず氷点下の予報だったんですよね、少ない雪ですが昼間も余り溶けずに周囲は白いままです。
しかも少しずつですが雪が降っていましてせっかく雪を掻いたのにまた薄らと白くなっています。

こんな日は厨房係は暇なんですよね。
本業の為には良いのですが・・・
昨日でクリスマスシーズンが終わりましてCafeの飾りを夜になってから変更していましたら・・・家内が「これを治して」と言って持って来たのがこのブリキの飾りです。
スキーが外れてしまったらしく・・・接着して5分で修理完了です(笑)

では本業を始めます。
オースチンヒーレーが大詰めにさしかかっている時にメッセンジャーに連絡が来ましたが・・・仕事場のPCは古いままなのですぐに読む事が出来ず・・・帰ってから確認しましたらS15シルビアのT中さんからの連絡でして。
車のメーターも変わってますと・・・写真を送って頂きました。
なるほど二スモのメーターセットに変わっている様ですね。
そう言えばオットーもイグニッションもメーターの部分に違和感が有ったんですよね。
まあ元々はアルミパネルみたいな感じのメーターだった様な気がしますのでミニカーは正しいのですが・・・

ミニカーはオットーもイグニッションもデカールを1枚ペタッと貼っただけなので・・・
簡単にやり直すならデカールを印刷して貼れば完了なのですが、それでは余りにも芸が無いでしょうね。

まずはスキャンする為にステアリングを分解します。
せっかく付けたんだけど仕方が無いです。
シルバーのメーターパネルが見えますね〜。

まずスキャンしてそのままインクジェットプリンターで印刷します。
この紙は裏に糊がついているラベル用紙です・・・なぜこれを使うのかは後でわかります。

続いてイラストレーターでメーターの文字の部分だけデータを作ってオレンジ色のメーターパネルを作ります。
ちょっとギザギザしていますが・・・プリンターの限界に近いのです。
なぜかと言いますと・・・オレンジ色を作るのに問題が有るのです。
赤はイエローを1、マゼンタを1回印刷しますがより黄色みの強いオレンジを作る為にはマゼンタを先に一回印刷しその上にイエローを5回印刷しなければなりません。
しかも一番下には透け止めのホワイトも1度印刷しておかなければならないのです。
こんなに何度も印刷しますと少しずつでは有りますが印刷の位置がずれてしまうんですね・・・これは仕方が無いですよね。

ではアルプスで印刷しないでレーザープリンターなら正確なオレンジ色が出るかもしれないのでそれで良いんじゃないの?
と思われるかもしれませんがレーザープリンターには白が重ねて印刷出来ません(重ねて印刷すると言う考え方は無いのです)しかも白い紙に印刷するのが前提なのでそのままデカールを印刷しますと下地の色が透けてしまうのです。
今回はメーターパネルなので下地はブラックですからこの上にレーザープリンターのオレンジを印刷すれば全く発色しませんよね。
でも解決の方法は有ります白いトナー(機種は限られますが売っています・・・正確には蛍光のホワイトなんですが・・・)で印刷したデカールを貼っておきまして上にオレンジのデカールを重ねて貼る方法です。
しかし気泡が入りやすくなる事また2枚のデカールの厚みが気になるので今回はアルプスプリンターを使う事にしました。

ここまでは頭の体操です、どこをどのような表現にするのか考えながら模索ですが・・・
ここから先は実際に手を動かす事になります。

最初に印刷した糊付きの紙の物をメーターパネルの部分だけカットしまして0.2mmのプラ板に貼って切り出しました。
これをやりたかったので糊付きの紙に印刷したのです。
つまり型紙なんですね。

続いて同じ型紙のメーターの部分を丸くカットします
ポンチで抜くと丸く綺麗に抜く事が出来ますね。

そしてそれを0.3mmのアルミ板に貼ってくり抜きましょう・・・
このアルミ板は外形もメーターの穴もその通りにくりぬいています。
順番としては先にメーターの穴を抜いてから外形を整えながら切り出して削りますと楽ですよ。
一見金属板だから加工が面倒と感じられるかもしれませんがこの様な加工ではプラ板では柔らか過ぎまして完成までにバラバラになってしまいます・・・実は今回経験済です(笑)

ほらこの通り・・・
加工が終わったら型紙を剥がします
もうおわかりと思いますが・・・このプラスチックとアルミ板の部品はメータークラスターの中の凹みの部分に納めたいのですが凹みの部分はなかなか正確に型取りが出来ないのでこのような方法をとっています。
これなら簡単ですよね〜!!

切り出したアルミ板をメーターの文字のデカールに合わせてみます。
穴の中にきちんとメーターの文字が出ていたら成功ですね(笑)

そしてもう一枚切り出します。
今度はアルミ板をガイドにして透明なアニメセルをカットしています。
ほんの少しだけ上下の寸法を大きめにカットしています。
またしたに黒い紙を敷いているのはアニメセルがよく見える様にする為です

塗装をしました・・・言われないと変化がわからないかな??
穴の無いメーターパネルはグロスブラック、穴の有る方はフラットブラックに塗っています。
透明な物はそのままですよ

時間が有ったので今度は塗装です。
と言ってもエアブラシでは無く筆塗りです。

ダッシュボードのメーターのデカールを塗りました。
普通のラッカーで塗りますとデカールが溶けてしまいますので、使ったのはエナメル塗料ですね。
これならデカールを溶かす事が無いのでフラットブラックに仕上りますね。
ラッカーを使いますと恐らくデカールのシルバーを溶かしてしまいますのでこの部分がガンメタリックになってしまうんじゃないかと・・・心配していました。

ここを塗るのは上にメーターパネルを接着するのですが隅の方からシルバーのパネルが見えてしまいますと格好が良く無いからなのです。

続いて穴の開いたメーターパネルを塗装します。
どの部分を塗るのかと言いますと両サイドのメーターの脇に半艶の三角形の様に艶がある部分が有ります・・・

これは実はインジケーターランプでして不具合が有った場合に点灯する様になっていますが表面が艶のあるランプなので一見した所色は同じですが艶が違います野でこのような艶の違いで質感が変わって来るのです。

塗ってからマスキングテープを剥がしてみました。
光り方が明らかに違いますから質感の違いがよくわかって頂けると思います

次にグロスブラックで塗ったパネルにオレンジ色のデカールを貼ってみました・・・
上側の穴の開いたパネルと合わせて位置関係も確認しておきます。

少しメーターに小細工をします
メーターはデカールを貼ってからフラットクリアーを塗って艶消し仕上げにして有ります。
上の写真と比べて違いがわかりますよね!?
メーターの針を消しました・・・デカールのデータを作る時点で消しておけば良かったのですが・・・忘れていました。

洋白線の0.2mmをレッドに塗っておきましてカットしてからメーターに貼って針を再現しておきます。
メーターの針はレッドなんですよね〜しかも僅かな立体感が有った方が良いですからね。

次に穴の開いたメーターパネルを重ねて接着します。
これでメーターの縁の部分に段が有る様に見えます、実際にこの様になっているみたいです・・・そう見えるのです(笑)

拡大しますとアラが見えてしまいますが・・・(汗!)
段が有るし左右にはインジケーターランプの三角も有ります・・・(笑)

作ったメーターをダッシュボードに納めます・・・
ここまでは少し立体感の有るメーターが出来たと言う感じがしますよね。

でも作った部品でまだ使ってない物が有りましたね・・・
覚えていますか?

少し大きめに切り出したアニメセルですよ(笑)
これを斜めに取付けますこの場合下側をいっぱい奥に上側が手前側に出っ張って来る様に接着します。
これは何故かと言いますと実車でも透明な板が付いていますが反射光が写り込まない様に斜めに取付けてあるのです。
実際に見た時にも確かに透明な板の存在はわかりますが反射してメーターが見えないなどと言う事は有りません・・・全部実車と同じなんです。
まあミニカーなのでこの車でスピード違反をする事は有りませんが反射してスピードメーターが見えなかったと言い訳は出来ません(笑)

もう少しでダッシュボードが完成しそうなんですが・・・今日はちょっと時間が足ら無いですね〜
続きは明日と言う事にしておきましょう。