Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理の終わりが見えて来た・・・

2022-01-18 20:18:11 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雪の天気です
いつも降っている訳ではないのですが時に中庭が白くなる程降っていましたね。
雪の粒も大きくなったり小さく粉雪の様になったりと・・・
上空の気温に左右されるんでしょうかね〜。

今日はお昼頃Cafeの納品で出掛けようと思っていましたが、余りにも雪がよく降りますので敢えなく中止にしました。
危ない目に合いたくないのでね〜。
おとなしくお昼ご飯はお店の方で食べました・・・。
本当は某所で生ビール付きと・・・と思っていたんだけどね・・・無理無理!!

さて雑念を捨てて本業を進めます。
今日の修理は全部ケーニッヒフェラーリですよ。
なかなか豪華です・・・(笑)

でも同じような車のミニカーですから修理しているうちにどれがどれやらわからなくなってしまいます(笑)
こんな事も珍しいのですけどね。
一見綺麗なのですが左サイドウインドウが浮いていますね。

一度外しましてウインドウの枠のフラットブラックをタッチアップしておいてからウインドウを取付けます。
フェラーリモデルは結構ウインドウが浮いちゃうんですよね・・・。
まあ仕方が無いかな。

次はコンペてションエヴォリューションプロトタイプと言うちょっと長い名前のヤツですね
こちらはフロントとリアのウインドウです。
リアのウインドウなどはボディの凹みにカチッと嵌っている訳ではないのでボディが収縮しても余り影響を受けない様な形状なんですけどね・・・

ここまでは普通にウインドウの脱着なので難しくはないのです
実はここからが難しいのです。
上の写真のミニカーとは違う車種ですよ(リアウイングを見たらわかりますよね)
次のモデルもケーニッヒなのですがアルミのホイールが錆びて来ているのです
それもリムの外周部分がグレーになったりしています。
この部分の修理は過去1度だけ修理しただけなのですがブログをご覧になっていたお客様が私のも修理して欲しいと言う事で送って来られました。

こちらの拡大写真はもう一台のケーニッヒですがやはり同じ様にリムの部分が錆びていますね。
錆びた部分はアルミが花が咲いた様に吹き出物と言うのかめくれる様に錆びていますね。
リムの外周が正円でない様にも見えて来ます。

基本的にはホイールを分解してアルミの挽き物だけにして磨きます
ただ磨き過ぎますとアルミですのでリムが削られて形状が変わってしまいますので削り過ぎには注意ですね。
途中までは手で削り仕上げはリューターで行なっています。
余りにも集中していまして写真を撮る事を忘れていました。

忘れていなかったのは・・・
左のサイドウインドウの後側が少し浮いていましたので修理しておきましょう。
この部分は修理のご依頼を頂いていない部分だったので外さず補修しておきました。
このウインドウの修理は部分補修なのでサービスですね。

ウインドウを修理したモデルですが仮押さえを外して様子を確認・・・
大丈夫そうなのでこれにて修理完了です

ホイールを磨いた方も2台とも大丈夫そうですね。
ホイールの磨きと言うのはなかなか難しいですね〜
磨きが少ないと錆びている部分のグレーの部分が消えないし・・・磨き過ぎますとリムの形状が変わってしまいます。
その具合は経験でしかわからないですね。
加工途中の画像は一生懸命だったので撮影を忘れる程集中してましたよ(笑)

最後に気が付いたのは・・・クリアーカバーの傷ですね。
ちょっと深い物が有ったのでコンパウンドで磨いておきましょう・・・4個とも磨きました。
まずまず気にならない位綺麗になったと思います。

明日も修理をしますがあと2人の方(多分・・・ね)のご依頼となりましたね・・・
やっと終わりが見えて来ました(笑)