Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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フロントフードの中の細かな事やホイールの事

2012-03-25 09:34:34 | Lancia Stratos
ストラトスの場合エンジンはミッドシップですのでリアに有ります。そうすると自然にフロントは見せ場の少ない車なんですね~、でもやはりフードが開閉するならバランスを取ってみたい物です。
そう思ってスペアタイヤやホーンなどの配管などを追加しておりますが、何かキラリと光る物が無い(笑)
フードを開けた時の『おっ、こんな部分まで!』と言うポイントが欲しいですね。
まあそんなポイントになるかわかりませんけどリトラクタブルライトのモーターにアクセスする為のカバーを小加工してみましょう。
このカバーはエッチングで雰囲気の良い物が付属していますがそれを止める為のビスが無いのです。
本来は簡単に脱着する為に蝶ナットで取り付けてある様なんですがそれではオーバースケールになりますのでアドラーズネストのマイナスビスで飾ってやろうと言う所です。
まずはカバーに穴を開けます。2台分4枚の同じ部分に穴を開けたいので1枚穴を開けておいてそれをガイドに重ねておいて4枚に穴を開けました。


フードの所定の部分に接着しておいてフード側に穴を開けます。
フードのこの部分はキットオリジナルでは穴が空いたままになっていますが、塗装前にパテで埋めておきました。過去の制作で穴が有るままにしておくとこのカバーが良い位置に付かなかったので先にパテ埋めをしておいた訳です。


ビスで止めるとこんな感じになります。
一番左側のビスでは少し接着剤がはみ出したのですが今ではきちんと取り除いてありますからご安心を!
話が横道にそれますがこの様なつや消しの塗料の上にエポキシ接着剤がはみ出した場合にはすぐに拭き取らずに少し硬化して(カチカチではダメですよ)から先を尖らせた爪楊枝などで取り除くと奇麗に取る事が出来ます。
つや消しの場合はエナメル溶剤で拭き取ってしまうと接着剤の付いた部分が変な艶が出てしまうと修正が面倒になりますのでご注意を!
グロスの場合は拭き取っても奇麗になる様ですよ。


昨日作ったホイールナットを取り付けてみました。
センターハブキャップの部分は薄いアルミ板を1.5mmのポンチで打ち抜いた物です。
少しオーバースケールに見えませんか?実はそうなんですよ。ホイールナットに比べると少し大きめなんです。


このままでは大きめに見えますが、このキャップにはまわりに黒い縁を残してシルバーのリングが入りその内側にランチアのマークであるLの文字が入ります。その文字はキットには付属しませんのでデカールを作らなければなりません。こんな感じで作ってみました。
一番上の列の物は円の直径が1.0mmの物でその下はそのデータの105%、一番下は110%の物です。
微妙な大きさの問題でいくつか大きさを作って貼ってみる事は良く有る事ですね、これもバランスなのです。


今回は一番下の物を使用して貼ってみますと下の画像の様な感じになります。


如何でしょうか黒いセンターキャップの縁に黒い部分を残してその内側にシルバーのラインが入り、その中にLの文字。
これはシルバーのリングが入ると目の錯覚で小さく見えるのでしょうね~。これなら大きさのバランスは良いでしょう。


いよいよサファリもフロアーの取り付けが近くなりました

2012-03-24 19:07:10 | Lancia Stratos
ストラダーレを見てもわかりますが製作中の気持ちとしてシャーシ(又は今回の様にフルディティールならフロア)がボディと一体になるとなぜか嬉しい物です。
特にフルディティールになるとフロアが付くまで色々と部品点数が多く時間がかかる物です。
また毎日細かな部品を作っていると1日ではそう進む事も有りませんから尚更その様に感じるのかもしれませんね。
さてサファリの方はフロアーを取り付けるまでに消火器をフロアに取り付けないとフロア自体を取り付ける順番にならなかったですね。
今日は消火器の塗装から進めてゆきます。
昨日制作した消火器のラベルは昨日のうちに消火器本体に貼って有り今朝までに完全に乾いておりましたので今日はクリアーからですね。


アシスタントシートの前側の消火器はハンドルも何も付いていない物でして通常このタイプは配管を使って火災が起きやすい部分に直接消化液や不燃性のガスを噴射する物が多いですね。
ですから配管を追加しておきます、ついでに消火器を外す場合の元バルブも取り付けておきます。
これで正しいのか判然としないのですがこうなっていないと消火器の役目を果たさないんですね~。


ついでにボディにフロアを取り付けてみましたが、如何でしょうか?
コドライバーは少し足元が狭いですが・・・こんな物でしょうか??


この部品はホイールのクリップナットを作っているのですがプラ板にアルミパイプを刺しておいて出っ張った部分をペーパーやヤスリで削っております。
これは同じ長さに合わせておきたい為ですがこの方法を最初に考えたカミムラさんは偉いな~
綺麗に長さを揃える事が出来ます。
ちなみにプラ板の厚みは0.5mmです。
実際に使うのは明日くらいになりそうですね・・・なにせ2台分となると40個も作らなくてはいけませんから・・・。
そしてプラ板に刺すまでに切り口をリューターで磨いてカエリを綺麗にしておかなければなりませんし、中心の穴も0.4mmのドリルで綺麗にさらっておかなければなりません・・・何と手間がかかるんでしょう~!


皆さんはストラトスのフロントマスク(!?)はラリーとストタダーレで違うのをご存知ですよね。
ストラダーレはドライビングランプと角形のウインカーを左右の凹みに納めます。
ラリーは丸形のウインカーとドライビングは外してブレーキのインテークになっていますのでこの部分がメッシュになっているのです。
ですからフロントから見た場合に少し雰囲気が違って見えるのです。
今日はその下準備としてメッキのパーツの中にあるドライビングランプのパーツから透明なエポキシ樹脂を剥がしておきます。
後でこの部分に塩ビ板を加工したレンズを接着するとそれらしく見えて来るから不思議です。

早々無駄な知識かもしれませんがスーパーカーのこの部分についているパッシングを兼ねたドライビングはキャレロの物がついている事が多くカウンタックなどもストラトスと同じキャレロ製ですね。
私の乗っていたカウンタックもこの四角なレンズの中央に確かブルーの地に白文字でキャレロと書いてあったはず・・・(笑)


部品を切り取ってフロントフードの凹みに置いて雰囲気を確かめてみました。
実際にはレンズが無いとはっきりとはわかりませんね~。




本日はサファリ中心に・・・

2012-03-23 18:32:17 | Lancia Stratos
ストラダーレのコクピットは一段落しましたので今度はサファリのコクピットに制作を移します。
サファリだからと言って特別他のラリーと大きく違う事は無い様ですがね。ここは基本に忠実に制作をします。
ダッシュボードは既に完成をしていましたので他の部分を中心に制作をしてゆきます。
本日の最初の作業はシフトレバーの制作になります。
シフトレバーのパーツはメタル製のグニャと曲がった部品が付いておりましてラリーどころか普通の運転でも強度が無く使えそうにない物が付いています。この部品は洋白線を使って作り直します。
使用する材料は0.5mmの洋白線で画像の物は先に内径0.6mm外径が1.0mmの真鍮パイプかぶせてハンダ付けしてあります。これを元に削って加工します。


シフトノブの部分をリューターを使ってまわしながらヤスリを当ててドリルレースします。
そう言えば昔鉄道模型を作っていた頃ドリルレースでしたね。
旋盤を持っていればこんな苦労は無いのに・・・と思いながら蒸気機関車の蒸気溜めのドームをドリルレースで作っていましたね。
旋盤ならあっという間に出来るのですがドリルはセンターも出ていませんでしたしヤスリで削っていればかなり時間がかかるのは容易に想像がつきますね。今でもそう精度を要求されない部品に付いてはこれで十分の様な気がします。
但し手間はしっかりかけなくては良い物になりません。画像はシフトレバーの部分を磨いてメッキの様に見せようとしている所です。
手間をかければ掛けただけ良く見えると思います。

先ほど作った部品を車体に合わせて長さを調整致します。
基部の金属部品はエッチング製の物が付いていてなかなか精密感が有りますが実車の部品はエッチングの様に平たい物じゃなくリング状に膨らみを持っておりますからここには金属製のリングを追加しております。これが1個有るだけで精密感が違うと感じるのは私だけ??

コクピットの中には左右のシートのシートバックの間とアシスタントの足元には消火器が付けられております。
シートバックの物は既に作ってありますが足元の物はまだ塗装も済ませておりません。
またこの消火器の注意書きのデカールもキットには付属していませんのでモンテカルロ仕様の物からデカールを印刷しなければなりません、まずはデータの制作です。


印刷するとこんな感じで


他のコクピット内の部品と言うと大きな物ではシートが有りますね。
このシートには4点式のシートベルトを取り付けて有りましたので本日はデカールを貼っておきました。


消火器は塗装にまわっていますのでこの当りでヘッドライトの方も作っておきたい所ですね・・・まずはライトを取り付ける台の部分からです。
ストラトスのラリー仕様はリトラクタブルライトを固定してあったのでしょうか??
本当の事はわからないのですが中央のライトポッドの付いた車両はヘッドライトも立ち上がっていた方がかっこいいと思いませんか?中央のが無ければライトを格納している姿の方が一般的でかっこいいと思いますが・・・私の慣れの問題でしょうか(笑)




今日は少し進みましたよ!

2012-03-22 22:17:24 | Lancia Stratos
ストラダーレはダッシュボードを取り付ける事を一つの目標にして製作をして来ました。ウインドが付けばダッシュボードの取り付けはもうそこに来ています。次にしておかないといけないのはミッドシップのエンジンとコクピットを隔てるリアウインドを取り付けておかないと後では接着が難しくなってしまいます。
不思議な事にレーシング43のフルディティールモデルにはこの部品が設定されていないのです。そう部品が無い訳です・・・まあ普通の平らな板なのでカットすれば良いのでそう難しく無いのですが削り合わせは必要ですね。
前回はアクリル板を使いましたが今回はアニメセルをカットしてリアウインドにいたします。


ダッシュボードを取り付けるとフロアーを付けてシフト関連とステアリングの位置関係を確認したくなってしまい・・・ウ~ンなかなか雰囲気が良いじゃないか~!


ここまで来るとついついシートを付けてみたくなりまして・・・

シフト/シート/ステアリングの位置関係はなかなか上手く納まりました。
この位置関係は仮組で散々確認をしていたのですが、やはり組み立ててみるまで心配な物ですね。

未だに小さな部品を作っています。
この部品はリアウインドの後ろ側に有るガソリンタンクのブリーザーが大気開放になっている部分のチャコールキャニスターかフィルターか??それともワンウェイバルブなのか??こんな部品がついていますので作っておきました。エアクリーナーの前側なのでスペースがギリギリでこんな部品が上手く納まるのか・・・ちょっと心配(笑)
今までの作品には付けていない部品ですね。
この部品の存在は少し前に別件で実車画像を送って頂いた物の中に有りまして今回どうしても付けてみたかったですね。


続いてフロントフードの中も部品を詰め込んでみました。
ここにはラジエターと冷却ファンやホーン/ウォッシャーなど結構沢山詰めてあります、エンジンルームとはまた違ったゴチャゴチャ感が良いですね。


ついでにサファリも進めておきましょう。
サファリが難しいのはスペアタイヤホイールが少し大きめなのでスペースが一杯一杯な事ですね。


皆さんはラジエターホースはどのような表現をしていらっしゃいますでしょうか?
今回はシートベルトを巻いてみました。
最近のラジエターホースはシリコン系の物も有りますがこのストラトスの時代は布を巻いたゴムホースという感じでしょうか!?
この様な構造ですので布目が僅かに見える様な質感ですね。
シートベルトの布目はなかなかその様な雰囲気に合った物で良いのじゃないでしょうか。







こんな日も有る・・・(笑)

2012-03-20 17:59:06 | Lancia Stratos
久々にサファリ!?
昨日のウインドの削り合わせはなかなかうまくいかずせっかくの時間を1日費やしてそれでもウインドが完成せず・・・で、お酒を少し多めにのんでさっさと寝てしまいました。
まあふて寝と言う訳じゃないのですが少し疲れ気味かと思いました。
今日は朝からサファリのウインドウを削り合わせておりました、しっかり寝たので疲れも無くコンディション最高と言った所です。
一瞬昨日のストラダーレでの失敗が頭をかすめましたが・・・あっけなく1枚目でこんな感じです。
機能のあれはいったい何だったんだろう・・・老眼の始まり???
画像をよく見て頂くとわかりますがウインドはまだ接着していませんがウインド枠に全周に渡って当たっていまして接着せずともこの状態をキープ出来ます。あ~これですよ、いつもの調子は・・・!
気を良くして昨日失敗続きだったストラダーレもやっつけてしまいました。


さて調子が出た所でシートベルトを作っておきます。
画像は業務用シートベルトセット!
息子が作ってくれた(笑)セットでしてシートベルトの金具だけが一杯並んでおります。
但しちょっと使い難い・・・息子よ金具を支えるハーフの部分はこの位置に付けずに全部を90度ずらして欲しいぞ!
父の指は大きくて金具をつかみ難いのだ・・・(笑)
でも思ったより器用なのでこれでも何とかなります・・・使い難いから捨てるなんて事はしません、昭和生まれなので元来ケチなのだ(笑)

ストラダーレのシートベルトは3点式なのでこの肩の位置にアンカーが有ります。
車によっては外側から見えない位置に有る車も有る様ですね・・・。


両方作ってみました。ウインドの枠のブラックが剥げてしまった痛々しい部分が見えてますね・・・ここも何とかしなければいけませんね。


こちらはサファリのシートベルトです。
こっちは全く何の問題もない物です(笑)
いつもの制作です。