Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ダメだな~まあこんな日も有るか・・・

2012-03-19 19:17:20 | Lancia Stratos
仕事で制作をしておりますと色々な事が有ります。
例えば一日精魂詰めて作った物が全く使えなかったとか・・・。どうも気に入らなかったとか・・・(笑)
どうやら本日はそんな日だった様でした。
今日は休日に挟まれた平日なんですね、こんな日はCafeの方もお客様が少なく暇なんですが、今日はそこそこ忙しそう・・・。
でも救援のワン切りは入らなかったからずっと制作をしていました。
そんな制作日和なのに・・・こんな時に限ってうまくいかない物なんですね。
本日は朝からバキュームを制作しておりました。
と言うのもストラトスのフロントウインドウは内側から接着する物で予定していましたが合わせてみると両サイドの上側述べキューム形状がどうも合っていない事が発覚しました。
これは想定内の事でして今まで作った全てのストラトスは全部ウインドを作り直していたのです。
なので今回も『またか~!』てな感じで自宅からウインドのバキューム型を持って来まして朝からウインド作りです。
机の上がちょっと散らかっていたのでショーケースの上で失礼します!


こんな感じでバキュームがポンポン出来てゆきます。
数は失敗しても良い様に少し多めに作っておきますよ、人間誰でも失敗は有る物です。
何個か作ると優劣も有りますので良い物を使いましょう。
ちなみにウインド以外の部分の丸い球形の部分はこの部分をポンチで打ち抜けばヘッドライトのレンズが出来ます。
私の桃象君はこの為に少し穴を大きめに改造してあります。
丸の直径が小さいとレンズに使えないですからね~。またレンズカットが欲しい時には裏側からケガキ針でケガキますとレンズカットの有るレンズになります。


出来たウインドを切り出して削り合わせるのですが・・・今日はうまくいかないんです。
何個削っても削ってもうまく合いません・・・・ついに一日中削っていましたがまだ満足いく物は作れませんでした。
実はポルシェのウインドも削っているのですが・・・ダメな時は何をやっても、と言うかどれを削ってもうまくいかないんですね~。


今日削っている中で一番良い物はこれです・・・!?
ウインドのウェザーストリップはブラックで塗っているのですが、ウインドを何度も当てているうちに少し剥げてしまいました。
この剥げからもずっと合わせては削り、削っては合わせてをしていたのがよくわかりますね~。
ポルシェの方もウインドが全滅です。
ア~ア、まあこんな日も有るか・・・


改めましてストラダーレのメーターパネルです

2012-03-18 17:53:59 | Lancia Stratos
ラリーの方は既にダッシュボードを完成させておりますがストラダーレの方は度重なる作り直しのおかげでまだ完成に至っておりません。
作り直しの理由ですか?形状に納得がいかないから・・・ですね。
特にメーター下側のシーソー型のスイッチは制作を難しくしている原因の一つですね。
最初の物は洋白帯金を切って塗って接着しましたがどうも感じが違いますね、実査にはもっと凹凸感が有るんですよ・・・。
それに大きさがまちまちでして見栄えが良く無いですね。
立体感の方はシーソ型の物ですからスイッチの面の上半分か下半分が少し出っ張っています。
ですから洋白帯金ですと全体がペッタリとしています・・・それはちょっと違う様な気がします。
また大きさがマチマチなのはどうも良く無いですね。
大きさを合わせるにはスイッチ自体をデカールを切っての表現とする事で一応解決しますが立体感についではこの方法では解決しないですね~。

そこでまた訳のわからない制作を始めました。
0.2×0.5mm洋白帯金と0.5mm真鍮線を並べてハンダ付けしております。
並べてと言っても位置関係は厚みの違いが良く出る様な位置関係と言えばわかるかな~!?
こんな感じでハンダ付けをするには遮熱ボードの上にマスキングテープで貼っておいてハンダを流すのが一番簡単でしょう。
注意すべき事はハンダを多く使いすぎない事でしょうか、厚みが違いますので当然段が出来ますがこの段を消さない様に気をつけなければなりませんね。


先ほど作った部品をはば0.5mm程にカットします。
もちろんカットはナイフと言う訳には行きませんからハサミで0.5mm程に多めにカットしてその中でサイズのそろった物を10個前後ピックアップしておきます。
更に先を細く(0.5mm程度)加工した時計ヤットコでつまんでおいて両サイドをペーパーで研磨して形状を揃えます。
マスキングテープで爪楊枝に取り付けてこれから塗装です。
最良の10個を塗装します。


塗装が乾くまでにメーターパネルを進めておきましょう。
アルミで制作したパネルにメーターデカールを貼って軽くクリアーコートして定着させます。
メーターリングはフラットブラックに塗装した物を使用しておりますが、やはりメッキよりブラックの方が良い様ですね。
大きなメーターと小さなメーターの間の部分に赤い長四角なランプが付いていますのでこれはデカールで作っておきました。


先ほど塗装したシーソー式のスイッチを取り付けてみました。
如何でしょうか?
どうやらこのスイッチはオフの時に下側が出っ張る様に配置されている様なのでこの作品でもデフォルト状態の全てオフの状態にしておきます。
スイッチの下側が全部出っ張っているのがわかりますでしょうか?
アルミのパネルの下側は多分日本で追加されたハザードスイッチです。
この時代の物は標準でハザードが付いていない物も有りますので日本で登録の時に汎用のハザードスイッチを追加する事も多いですね。
当時は良く見ましたがノブの部分がクリアーレッドの物を付けておきました。このタイプには作動時にスイッチが点滅する物も有りました。

ステアリングも取り付けたりダッシュボードの上側にはデフロスターの吹き出し口をエッチングで追加しておきました。



本日は塗装です

2012-03-17 15:05:56 | Lancia Stratos
昨日制作した部品を塗装しております。
シフトブーツの色ですが画像で見ると普通にブラックと言う事になりますがシートのサイドもブラックですのでここは少しトーンを変えてグレーがかったブラックを選択、また艶もフラットを選択して質感も変えておきました。


他の小物はそのままフラットブラックです。
理由は特にメーターリングなどブラックの上にシャープに見せたいのでメーターパネルのシルバーと強いコントラストが欲しい為です、こんな部分にはあえてフラットブラックをそのまま塗装致します。
ところで下の画像をご覧になってみた事も無い形状の物が有りますね、そう四角に線がついた物です。
これは0.4mmの洋白線に内径0.6mm外径1.0mmの真鍮パイプをかぶせて潰した物でして、一体何に使うのかと言うとシートベルトのアンカーに使います。
ラリー仕様ですと4点式か5点式が一般的なのですがロードカーでは3点式が普通ですよね。
ですからシートのセンター寄りにこのアンカーを取り付ける訳です。
1/24でも1/43でもこの3点式のシートベルトを再現している物は珍しいのではないでしょうか!?


シフトノブにも塗装致します。
サフはマスキングしておいて塗りましたがウッドの風合いを表現する為にノブの仕上げは筆塗りです。
まずサフの上に肌色の様なクリーム色を塗っておきます。その上に焦げ茶かなにか濃い色合いの物で木目を入れます。
仕上げはクリアーオレンジにクリアーイエローを混ぜた物です。その色相に余ってブレンドの比率は変化しますが今回は画像で確認すると少しイエローが強い色調なのでイエローが多いブレンドにしてみました。これをニス代わりに塗るとウッドのシフトノブが完成致します。


最後に全てのパーツを接着するとこの部分の完成になります。
シートベルトのアンカーの部分がわかりますか?
リリースボタンを赤く塗っておきますといっそういい感じになりますよ。


ウ~ン、またですね・・・

2012-03-16 22:57:32 | Lancia Stratos
ストラダーレのコクピットをまとめたいのですが、なかなか自分の構想と上手くマッチしませんね~。
まず一番困ったのはシフトレバー部分です。
私が持っている資料写真ではシフトレバーやノブは同じ物なのですがブーツの形状が違うんですね・・・一つはゴム製の物でドライブシャフトのブーツの様な感じの物、もう一つは布か皮で出来ている袋状の物・・・どちらの画像も古い物でレストアを受けた物とはちょっと違います。
ウ~ン、どっちが本物??
こんな場合は仕方ないから多数決にしましょう(笑)
資料の中には何台かのストラダーレがありますが数でいけばファブリックかレザー製の物が多いのでその形状にしておきます。
ノブはタメオのアフターパーツに良い形状の物が有ったのでそれを流用します。
シートを仮組してフロアにセットしてみます。


シフトノブの形状が気にくわず少し整形します。
どの様に?と言えば一番上部が少し丸過ぎますね。実車では少し平面なんですよ・・・(笑)
リューターにくわえておいて回しながら削ります。


メーターパネルはやはり気にくわなかったので・・・あっさりとシンナー風呂できれいサッパリして頂きます。
数日前の画像と比べると2箇所穴が開いているので同じ画像では無い事が伺えますね。
ここからミッチャクロン、クリアーと続けて塗ります。


メーターリングはブラックにします。
例えばメーターパネルがブラックならリングはメッキで良いのですがシルバーのパネルですとなかなか冴えないんです。
ですからシンナー風呂でサッパリして頂きましょう。


シフトノブもサフをぬっておきましょう。
ノブは前衛的なボディスタイルとは違いウッドのノブを使っている様です。
どのシフトブーツの物でもこのウッド製のノブを持っています。



作ったけど・・・気にくわない部分が出て来ました

2012-03-14 22:06:14 | Lancia Stratos
昨日は余りの忙しさに更新する時間が無くなってしまいましたので本日更新致しました。
本日も午前中は大阪のKさんがアバルトアセットコルサを引き取りに来てくれました。
そう、修理です。
先日高速道路で少しスピードを出してみましたらトラブル発生!!!ターボが加給を始めて1◯0km/hくらい出してしばらく走るとエンジンチェックマークが点灯して明らかに3気筒になっているのです。
しばらく走るかエンジンを止めて電源をリセットすると何事も無い様に4気筒に戻ります。
まだ280km位しか走っていないのに・・・で修理に出しました。
加速の時に僅かにガクガクしながら加速しているのはその時点で1気筒お休みしている様なんです、だから生ガスが排気側に回って触媒が加熱してO2センサーが反応しエンジンチェックマークが点灯する・・・と言う事かな~。

午後からは地元TV局の収録です
これは私の仕事の方じゃなくてCafeの方の春スイーツという事で当店の地元産イチゴを使ったイチゴパフェが取材を受けました。
放送日は今度の土曜日朝9:25から日本海テレビ放送で放送されます。
多分最初の方なので皆さんお見逃し無く・・・・(笑)

ストラダーレはダッシュボードもすでに塗っていたのですがレジン製のこのパーツは塗った時には何も無かったのですがダッシュボード上側に少し凹みの様な継ぎ目の様な段が付いているのを見つけてしまいました。またメータークラスターの部分にも少し同じ様な物が見えます。ここはウインドスクリーン越しによく見える部分なのでやり直しをしておきます。
もう一度ペーパーを当てて表面をならし、ボディの方へも合わせてみると右側の端が少し上側に反り上がっているのです。端の部分で・・・0.5mm程ウインドのラインよりも上に出て来る様に感じましたのでこの部分も同様に修正です。


直しのついでにメーターパネルも作っておきましょう。
本来なら削り合わせる時にダッシュボードを傷つけてしまう恐れが有るので仮組時に作っておくべきでしたがすっかり忘れておりました。


作ったアルミ製のメーターパネル表面をきれいに整えます。この様な場合細か過ぎるペーパーで研磨すると表面が細かくなり過ぎて鏡の様になってしまいますそれでは質感が出て来ませんので一旦この様な状態にしておいて真鍮ブラシで磨いてやると適当な荒さで傷が付いて白っぽく見えるので丁度良いのです。
最後に酸化防止にミッチャクロンのプライマーを塗ってからラッカークリアーを塗っておきます。


次はメーターですね。
メーターの配置にはいろいろ有りますが一般的に見やすい配置に・・・と思われるでしょう・・・しかしストラトスのストラダーレではメインのスピードとタコがステアリングの右側に寄っている為にそう見やすい物では無いのではと思います。
まあそれはそれとしてデカールを貼ってみます。
このデカールはキットに付属していませんので自作品になります。


メーターリングは一応置いてみています。と言うのもストラトスのオリジナルはリングがフラットブラックの物が付いていますが一般的に金属色の物の方が良い感じになるのです。まず並べてみてどちらが良いのか比較しています。
まあ接着してしまってもこの部分は全て自作品ですので何とでもなりますが・・・。


これだけでは雰囲気が伝わらないので四角いタンブラースイッチも付けてみます・・・・ブラックにして見ないとよくわからないですね~(笑)


ボディの方はついにドアヒンジをボディに取り付けてみました・・・。
徐々に良くなって来ました・・・車に見えて来ましたね~。