Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はちょっと早い更新です

2013-02-05 16:22:15 | Bluebird 1933
いつもなら夜自宅に帰ってから更新をかけておりますが本日は制作の区切りがつきましたのでまだ明るいうちに更新を致します。
今週からギャラリーにてWR-5の完成画像を公開しております、お時間のある方はご覧下さい。

制作ブログの最初の方で天気とか身の回りであった色々な事について少しずつ書いておりますが今までこのスペースの中で書かなかった事が有ります。
私は大学を卒業してからずっと営業と言う仕事をしていました。
最初に入社したのはトヨタオート広島(現ネッツトヨタ広島・・・だと思う)だったのですが入社研修で名刺渡し方から営業職としての基本的な事を色々と教えて頂きました。
その中でお客様としてはならない話と言うのが有ります。
一つは政治の話です。
例えば社会人ですと自分の都合が良い政党と言うのが有るのです、例えば大きな仕事を自分の所で取りたい場合に何党の某議員に頼めば何とかなるとか、組合活動をしている方の前で反対派の政治の話をしてもうまくない訳です。
相手がどの様な考え方かわからないのに勝手な話をすると相手が気分を害されてしまい話がうまく進まない可能性が有る為ですね。
二つ目は宗教の話です。
宗教の中には他の宗教を認めない物も有ります、また宗教が元でテロや事件になったりする事も有ります。
先日の石油プラントの人質事件なども元々は宗教的な絡みも有るかと思います。
この二つは営業の中ではしてはならない事になっています。
ではブログはどうなのだ??と考える事が有ります。
元々ブログは自由に書ける物が基本、とは思いますが読んで下さる方が不快になってはどうしようも有りませんね。
少なくとも私のブログでは楽しんで頂く事が基本と考えております、楽しみの模型の中で不快な気持ちにさせるのは私の本意では有りませんからね~。

さて制作は昨日からの続きです。
フリクションダンパーの板を削って整形しております。
形状は色々有りましてアームの長い物短いもの勿論取り付け位置に寄ってアームの必要寸法は異なって来ますから長い物や短い物が出来て来る訳です。
また車重でも大きさが変わって来る物と思います重い物は大きめに軽い車両は小さめの物で大丈夫でしょう・・・。
今度エッチング板を作る時にはいくつかの種類を作っておきたいですね・・・無くても作れますが有ると便利!ですよね~。


さてハンダゴテを当てて重ねた真鍮板を分解致します、さすがにこれくらいの枚数を重ねていますと分解も結構大変です。
暖めておかないと外れないですしピンセットでつかむと冷めてハンダが固まります・・・(笑)

分解するとこんな感じです。

そのまま使う事は出来ません、裏と表に付いた余分なハンダをサンドペーパーで削り落とします。
予備を合わせて30枚近くの板を指で押さえてペーパーをかけましたがさすがに指紋が無くなってしまいました~ちょっとヒリヒリしますね。

次はフリクションプレートを押さえる為のワッシャーを作ります、真鍮の丸棒を外径3.0mm内径0.5mmに仕上げます。
突っ切りバイトで厚さ0.3mmに切り出して押さえワッシャーを作りました。

早速組み立ててみます中央のボルトはアドラーズネストの六角ボルトでMの大きさの物です。
今回は6枚のプレートを重ねていますので2ヶ所のステーで3枚ずつ固定をする事になります・・・意味がわかるかな~??

次にダンパーをシャーシに留める為のステーを作ります。
ステーは幅1.2mm厚さ0.2mmの帯金を曲げた物に補強用のプレートを兼ねて接着用の面積を稼ぐ為の板をハンダ付けします。

今まで作った部品を全て組み合わせてフロントサスペンションの所定の場所に接着しました・・・!
どこに付いているかわかりますか??

フロントサスの仮組が大体片付きましたのでボディをかぶせて当たる部分が無いか確認をします、今回はボディの装着方法の変更と言う大きな変更をしましたので大きく当りが変わって来る可能性が有りますここでの確認は必須事項と言う事ですね。

昨日の続きですね

2013-02-04 20:50:08 | Bluebird 1933
本日の山陰は降水確率がかなり高かったですね。
確かにその通りでかなり雨が降りました、ただ気温が高めと言う予報のわりには結構寒くて先日の東京の様な事は有りませんでした。太平洋側と山陰の違いが明らかですね~。

本日の製作は昨日の続きでフロントアクスルとリーフスプリングの固定金具を作ってゆきましょう。
昨日作った金具にボルト穴とフリクションダンパーの取り付け部を取付けなければなりませんが部品点数が4点にもなる部品を一度でハンダ付けをしなければなりません。手が5本も有ればそんな事は訳も無い事ですが幸いにも!?2本の手しか持ち合わせておりませんので少し工夫をしなければなりません。
ボルト穴を作る為に内径0.4mmのパイプを板に穴をあけておいて固定致します。
そこに昨日作った金具を置いて1.5mm角の真鍮角線で押さえる様に置き指で押さえておきます。
そこでハンダを流せば4つの部品を一度にハンダ付けする事が出来ます。

ハンダが綺麗に流れたら少し冷めるまで待って板から外しますが無理な力をかけると分解してしまいますので注意が必要です。
私は1.5mm角線の下側にカッターナイフの刃を入れて「てこ」の原理を使って外しました。

余分な部分をカットしてヤスリで仕上げると大体思った形状に仕上げる事が出来ました、幸いにして作り直しは回避出来た様です、毎日更新をしていると結論が出ていない時点で更新をかけてしまい次の日には全く使えない部品になってしまう事もまま有ります。
毎日更新の難しい所です。

次にリーフスプリングを締め上げる為のボルトを作ります。
このボルトは簡易的な構造ではUボルトを使いますがこの重量級のマシンではその構造では保たないでしょうからこんな部品を使ったのでしょうね~。

シャーシに取付けてみるとこんな感じになりますが・・・多分完成後には見えなくなる様な気がしますね・・・。

次にはフリクションダンパーを作りましょう。
フリクションダンパーは何枚かの板を重ねてその摩擦でダンパーの役目をさせるのですがその何枚かの板は同じ形状の物ですので本来ならエッチングで作るのが簡単でしょう、ですが無い物は無い訳でして手で作らないといけない場合も有るかもしれませんね。
そんな時の為にこんな作り方をしてみました・・・。
まず1枚だけ大体の形状物を作ります、この場合穴は0.5mm程度でしょうか!?大切なのは穴の間隔でして長過ぎてもダメですし短くてもダメです。基本はサスペンションが通常の荷がかかった状態でダンパーは90度の角度である事ですね・・・ア~ちょっとわかり難いかな??つまりサスペンションが下がっても上がってもどちらにも動ける状態に有る事が大事なのです。
つまりその状態で90度の角度になる様なアームの長さが必要であると言う事ですね。

0.2mmの厚みの真鍮板をカットして20枚準備致します。

重ねてハンダ付けします・・・まあここまで来れば大体どうするのかわかりますよね~。

先に穴を開けます、穴は0.5mm何度もキリを掃除して切子がつまらない様にします。
もちろん切削油を付けて穴を開けるのは言うまでもありません。

次はいよいよ周りを削ってゆきます。
これだけの枚数ですと結構な厚みが有りますので全ての板が同じ形状になる様に注意が要りますね。

まだ削り終えておりませんので完成画像は明日公開となります、まあたいした物では有りませんがお楽しみに!


オ~仕事が溜っています~!

2013-02-03 23:09:06 | Bluebird 1933
昨日まで2日間納品に出掛けたのは良いのですが、帰ってみると仕事が山の様に溜っていました。
朝からそれを片付ける為にバタバタしていましたが片付けても片付けても終わりが見えてこなかったですね。
先程からやっとPCの前に座っての作業になりました。

模型の製作とは直接関係ないかもしれませんが、昨日見学した『オートモデラーの集いin横浜』の事をちょと書いておきましょうか。
朝起床したら早朝に雨が降った様で道路が濡れていましが雨は降っていない様でした。
急いで朝食をとり横浜に向けて出発致しました。
京浜東北線で向ったのですが蒲田を過ぎた辺りで突然雨が・・・
あれよあれよという間に風が強くなって横殴りの雨になってしまいました。
駅から会場の日産の工場まではバスに乗って・・・と思っていましたがもうバスなど待っていられない状況になりましたのでタクシーを捕まえて乗り込みました。
普段は近い距離(徒歩で30分くらいなら・・・)なら体の為にタクシーなど使わないのですが、服を濡らしてしまうと出先で困る事になりますから緊急避難的にタクシーを使いました。

会場へ到着するとちょうど開会の挨拶中でして入り口付近で待っていましたら受付をする様にご案内頂きましたので指示に従いましたら日産限定品のリーフのミニカーを頂きました。

受付するだけでもらえるとは何か特をした気分ですね(笑)
プラモデルが多くて1/43は少数でしたがなかなか他の方が作られた完成品を拝見する事は珍しいので多いにパワーを頂きましたね。
中村太一さん作のスワッシュデザイン製のミニも良い雰囲気を持っていましたね。
Lさんの油絵の具で塗ったオースチンセブンを拝見するのは2回か3回目ですが相変わらず独特の雰囲気を醸し出していましたね。
そう言えば前の日にオートモデリGTさんで買ったオートモデリングの表紙を飾っていたロータス49Bも実物を拝見する事が出来ましたし、同様にかっぱコーヂさんのフォードGTGT1や最新作のストラトス(ハセガワベースかな??)も拝見出来ました。
そうそう当然ですがかっぱコーヂさんの本物!?も拝見??する事が出来ました。
時間は短かったですがなかなか内容の濃い物になりました。

肝心の製作はほんの短時間ですが・・・フロントアクスルの固定金具を作りました。
これはなかなか複雑な部品でしてこの部品にフリクションダンパーを固定しなければならないので無くてはならない部品なのです。
元になったのはこんな真鍮の塊です。と言っても旋盤でわざわざ削りだした物なんですがね~。

下側を削った物をさらに削り込んでハンドバイスに挟んでいる様な物を作っております。

最終的にはここまで削ります。
最初から板材で作れば良いという話しも有りますが・・・

まだ取り付けていないので上手くいかなかったら明日はもう一度作り直しましょう・・・