Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

コクピット組立て

2018-02-04 21:30:31 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日は朝起きて外を見て・・・びっくりでした!
一面銀世界だったんです!!
昨夜寝る時には雨が降っている様な音はしていたのですが・・・まさか一晩でこんなに雪が降るなんて・・・。

本日は気温が低く予報では最高気温は2度、最低気温は-2度と言う事になっています
2度でこんなに天気が良かったらなら少し雪は溶けましたが夜はまた-2度のまで下がりますと今度は凍結が心配ですね。
朝はいつもの様に雪掻きから仕事が始まります


さて雪掻きが完了しますと今度は厨房係・・・風邪ひきのK子さんまだ本調子では無いみたいだったのでお休み頂きました
体の調子が本調子でない時はなかなか仕事をするのは辛いですからね〜
多分今日は雪の為にそう忙しく無いでしょう・・・
午後からはこんなに降っていましたよ


ランチタイムが終わったらやっと本来の仕事にかかります(笑)
今日はコクピットを組み始めたいのですがその前にまだ気になる部分が有りますから直しておきましょう
シフトゲートのエッチングを所定の場所に入れますと・・・
実車の写真よりも少し深めに感じますね
この枠の部分は上側の飛び出した部分を削っていますので相対的に浅くなっていますがそれでもまだ深い感じがします
もう少し浅くても良い様に思いますのでここで少し修正をしておきましょう
他の部分(枠の削りとかシフトゲートのロックを付けるか否か・・・とか)が決まらないとこの深さが決まらないので最終的な判断をするタイミングがこの時点になってしまいました。

真鍮線を曲げてシフトゲートの部品の下に入れてからゲートを入れれば良いだろうとタカをくくっていましたが・・・
シフトゲートの部品の縁の部分が思ったよりも幅が無くて真鍮線ではシフトレガーが動く溝の部分にかかってしまう事が判明しました
それでは〜と言う事で0.2mmの真鍮の帯金を曲げて部品を追加しましてハンダ付けをして0.8mm程持ち上げました

シフトゲートの表面はバフを掛けてピカピカにしています
これで大丈夫かな・・・
今回は1971〜2年の写真にシフトゲートのロックが付いていない様なのでロックは付けない事にしておきました。
付けるなら左下側の少し長い溝の部分がリバースギアなんですけどね。

0.8mm程かさ上げしましたら丁度良い感じになりました。
実に細かな事ですが細かな事の積み上げ良い効果をもたらすと思うのです

シートを組立てました・・・
と言っても一見はシートベースにクッションを接着しただけに見えますが、ここにも細かな配慮が有ります
シートバックのクッションですがデイトナや246ディノ時代のこのデザインのシートの場合シートバックのクッションの上方にシート本体側のクッションとの間に部妙な隙間が空いています
最初にこのタイプのシートを見た時にはシートバックのクッションがズレているのかと思いましたがほとんど全ての車のシートバックの上方に隙間が有るのです
どの様な意味が有るのか良く知らないのですが多分この様なデザインなのでしょう。
今回も少しですがこの部分に隙間を空けておきました・・・
沢山隙間をあけますとただ単に接着剤が硬化するまでに動かしたのでズレたか?とか仮組してないの?とか思われそうですが(笑)
今回は意図的に空けています。

リアのバルクヘッドを接着してからセンターコンソール&ダッシュボードを取付けます
双方の部品の形状からこの順番を変える事は出来ません・・・仮組を嫌という程繰り返しましたからこの辺は完璧です(笑)

そしてシートの接着です・・・
写真を撮り忘れましたがシートの下側もピンを植えてシャーシ側とがっちり接着します
シートとバルクヘッドの間が僅かに空いているのはドライバーの足の長さが短かった訳では有りませんよ(爆)
この間にはロールケージが入りますので少し隙間が必要になってくる訳ですね・・・それを加味した取り付け位置なのです

すっかり忘れていましたが・・・
デフロスターの吹き出し口を接着しました
せっかく苦労して(あっさり機械加工で?)作ったデフロスターの吹き出し口ですが塗装をしたまま乾燥機の中で忘れられていました
中央の2つは真っすぐ上方に左右の2つは左右に分かれる様に吹き出し口の方向を変えています
ルマン24時間レースなので途中雨が降りますとこのデフロスターが役に立ってくれるかもしれませんね〜。
そんな事を考えながら模型を作る仕事が出来るというのは楽しく有り難い事ですね〜沢山のお客様に感謝です。

どんどん組立ててゆきましょう〜!
フロントの足回りです
この部分は実車並みという訳にはゆきませんが1/43モデルと違ってステアする様な構造になっています
1/24のプラモデルをそのまま大きくした様な構造です。
ルフ氏が作ったモデルの中には他にステアする模型は無かった様に思いますが・・・同スケールで出ていた512BBLMも同様なんでしょうかね〜?
ひょっとしたらルフ氏が作った唯一のステアするモデルかもしれないのですが・・・。

多少立体的になったフロントのソリッドディスクブレーキを取付けました
ブレーキはプロターのFerrari126C2のパーツのコピー品ですがF-1用のブレーキなので良く効くんじゃないかな(笑)

リアもこんな感じになりました
フロントよりも少し小さめのディスクになります
こちらもプロターの物ですがさすがにF-1用なのでサイドブレーキ用の小さなキャリパーは有りません。
まあルフ氏のキットにも準備されていなかったのでこのリアキャリパーに内蔵式という事にしておきましょう・・・サイドブレーキのレバーをコクピット内に付けたのでそうしないと整合性がとれないのです。
キャリパーの向きや位置はルフ氏のインストの通りですから立体感を強調した作り換えという事になりますね

PCデカールを作っています・・・!
文字が見えない・・・と言う方はもう一度よくご覧になって下さい
文字のカラーがホワイトである事また文字が小さいのでとても見え難いのです・・・こんなデカールが1/12スケールの車に必要なのか?と思われる向きも有るかもしれませんが・・・
何のデカールかわかりますか?
キットの中にはこのデカールは準備されておりません。

デイトナの純正のシフトノブの部分にあるシフトパターンなのです
デイトナのシフトノブは黒い樹脂製で一見328GTSくらいまでの物と良く似ています
このタイプは文字の部分(1.2.3.4.5.R)が掘り込んでありましてそこに白い塗料が流されている実にシンプルな物です
シフトの動きはシフトゲートで表現しています
なので黒い樹脂製のシフトノブを作って置きまして文字のデカールを貼付けました
デカールが乾燥したらクリアーでコートしておきましょう・・・レース中にどんなに激しくシフトしても文字が消えない様にね。

サイド出しの排気管も取付けてみましたよ
煤けた感じは如何でしょうか?
ピカピカボディと煤けた感じで如何にも「走っています」って感じに見えてくれれば最高ですね。


明日もこのまま組立てをすすめます
シャーシが出来たらボディに戻りますがボディはまだまだ作らなければならないものが沢山有りますからね〜ご期待下さい(笑)
1/12ならではの部品製作が待っています(笑)

スイッチパネルの組立て

2018-02-03 21:08:03 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は朝から雪混じりの雨が降ったり時間帯によっては完全な雪が降る天気でしたね
日中はそんなに寒いとは思いませんが・・・5〜6度位は有りそうなのでそんなに寒くて外に出られない感じでは有りませんが雪が降ると言う事になりますと上空には寒気が入っているんでしょうね〜。

さて本日も制作を進めてゆきましょう
そろそろ完成〜!と言いたい所ですがやっぱりビッグスケールは完成までに時間がかかります
今日もダッシュボード関係の組立てをご紹介しておきましょう
センターコンソールの上側にはスイッチパネルが付きますがこのスイッチの中に古いフェラーリの定番の空調らしいスイッチが有ります
246ディノや308系の空調のスイッチは同様の物が付いています、しかしこのデイトナの場合これが空調のスイッチになっているかどうかは定かでは有りません。
このタイプのスイッチはスライド式でしてスライドさせる溝の部分から穴の奥がよく見える事になりますのでスイッチパネルの部分をリューターで掘り込んでおきました
最初からこの様に作るのなら仮組時点で掘っておきますがその時点ではスイッチパネルが正しいのかよくわかりませんでしたのでそのままになっていたのです。
掘った部分は黒のレジンですがリューターで削るとグレーになってしまいますのでフラットブラックでタッチアップしておきます

掘り込んだ上側にスイッチパネルを接着します
取り付けのビスやスイッチ類はこのパネルの上から穴をあけまして接着しますから位置がずれると困りますのでこの状態で接着しておくのです

0.8mmの洋白線を使ってメーターパネルを固定する為のビスの頭を作って接着しましたタコメーターとスピードメーターの両側に有る4つの小さな突起がそれですね
実物はメッキなのでピカピカになる様に磨いてから取付けております

スイッチパネルの四隅にも同じ様にパネルを取付ける為のビスが有る様なのでメーターパネルと同じ物を取付けて置きました
こちらは黒いパネルの上なのでよく目立ちますね〜。

だいぶ前に作った小さな六角ナットの残りが有りまして旋盤にくわえて4つの補助メーターの中央に有るスタータースイッチを作ってみました
この様なスイッチの場合表側に固定用の六角の薄ナットが使われている場合も有りますから丁度良かったです。

押しボタンの部分をグロスブラックに塗ってからメーターパネルに取付けました・・・
ちょっと雰囲気が良くなった様な気がしますね〜。

このパーツを見てどう思いますか?
ただのゴミ??

本当のゴミの部分を取り外しますとこんなリングになっています
内径は0.9mm外径は1.3mmですから円周部分の幅は0.2mmくらいでしょうか?
0.23mmくらいは有るかもしれませんが・・・

次にバイスに0.8mmの洋白線をくわえておきまして中央に糸鋸でスリットを切ります
中央に入れようとしますとちょっと難しいですが・・・何度もやり直して満足いく物を4つ作りましょう。

そして先ほど作りましたリングを取付けますと・・・こんな感じになります
キーシリンダーはもう作ったんじゃないのか?と思った方は少々早とちりですよ

デイトナのスイッチパネルには少し古いタイプのトグルスイッチがちりばめられているのです
何が古いのかと言いますと中央の溝の部分をスイッチのレバーが上下するタイプなのです、この溝の部分が付くのは古いタイプでして新しいタイプはここからゴミが入ったりするのを防ぐ為にこの溝が無くなっているのです
実車の画像は・・・

先ほど作ったスイッチの元の部分をスイッチパネルに取付けます
そしてレバーの部分は洋白線を丸めて?の様に曲げた物をスライドの溝の中に入れて接着しています
古いタイプのスイッチレバーの指を掛ける部分は棒状ではなく丸い板状なのです・・・こう言う部分を繊細に表現してゆくと時代感が出て来て大変良くなる様に思うのは私が古い人間だからでしょうか??

このレバーの丸い部分にエポキシ系の接着剤を少し盛っておきまして硬化したらグロスブラックで塗って仕上げましょう・・・
ついでに上側のスライド式のレバーの先も塗っておきました
このスライド式のレバーですが支点は溝の中央に有る感じに仕上げる事が必要ですよ
レバーの部分が斜めに溝に入ってゆく感じですね・・・

ちなみにこのスライド式のレバーは洋白線と真鍮板をハンダ付けをして削って仕上げております

次はエンジンキーですね
エンジンキー自体はエッチングでキットに付いていたものです
キーホルダーはキットに付いていましたがキーに取付けますと横長になってしまうのです・・・フェラーリのデカールは普通縦長なのでどうしてもフィットしないのです
仕方が無いのでアルミ板から削り出しましてBBRの別売りデカールから1/18用を選択して貼って作りました

自作のキーホルダーの場合キーをオフにした時にはキーが縦になっています、そのままキーホルダーをリングを1個使って取付けますと肝心のフェラーリのキーホルダーは横に向いてしまいまして見えないのです。
こんな場合はこの様にリングを2個使ってやりますとコクピット内を覗き込んだ時によく見える様な向きになります。
下の画像はよく見えないかもしれませんがリング2個を使っています

キーをキーホールに固定してみました・・・如何でしょうか?よく見えるでしょ??


今日はここの辺で時間となってしまいました、明日も引き続きコクピット内の組立てを続行しましょう。

塗装開始Ver.3

2018-02-02 21:34:55 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は晴れ時々曇りの天気でした、昨日同様少し暖かくて過ごしやすかったですね
今日は畑でタマネギに肥料をしようと思ったら肥料が丁度無くなってしまっていましたので肥料を買い出しに行く事にしました
ついでにバラの寒肥の準備もしてくれという事になりホームセンターや農協を回ってアトリエまで帰って来たらもうお昼でしたので結局肥料はやれず・・・
明日もう一日天気が良かったら肥料をしましょう・・・

さて本日の制作ですがシャーシの塗装がまだ終わっていないので組立てもどんどんと進める事が出来ませんね〜
ここから進めるには塗装をしておかなければ・・・と言う事で塗装を優先する事に致しました
でも塗装の工程は写真が少なくなるんですよね〜(笑)

少しご紹介が遅くなりましたが・・・ポルシェ930ターボの修理が残っていました・・・(笑)
一見見た所何も悪い部分が無かったので安心していましたが・・・この930ボディの場合フロントフードとバンパーの間にゴム製!?の隙間を隠すパネルが付いているんですね。
模型の場合はこの部分がエッチング製でしてウインドウのモールなどと同様にボディが収縮した場合に膨らんでしまっても全く不思議ではないのです。
本当に良く見ないとわからないくらいなのですが・・・お客様の方からこの部分を直したのかご指摘を頂きまして・・・(汗)
よく見ますとやっぱり中央部分が隙間が有りました
両サイドがきちんと接着されている場合に限りますがボディの収縮に寄って中央部分の接着が剥げて膨らんでしまう事が有る様です・・・本当に良く見ないとわからないくらいですが・・・。
早速外してみました・・・
接着剤はエナメルシンナーを少し流してやりますと剥がし易くなりますが薄いエッチング板なので曲げない様に気をつけましょう。

もう一度接着し直しておきました・・・
この部品が無いとポルシェ930ターボも顔つきが違いますね・・・(笑)
発送前に修理出来て良かったです!今日の夜にはお客様の元に戻るはずです・・・

シャーシはサフを塗ってありましたので今日はペーパーをかけるところからです
1/12なのでなかなか凹凸がありまして平面が出ません・・・
荒いペーパーを使えば楽に研磨できますがそれでは深い傷がついてしまうのでやっぱりせいぜい320番を使うしかないみたいですね
時間はかかりますがここは地道にね・・・

排気管にもやっぱり少し凹みがありまして少しだけパテを入れてペーパーで均しておきましょう。
一見遠回りですがここで手を抜くわけにはゆきませんよね

他にもシートのクッションの部分にも予期せぬ部分に気泡があったりなかなか修正に時間がかかっております
パテの削りが終わったらここでもう一度サフを塗って凹みが修正できているのか確認をしておきます

排気管は左右に2本出ております前の排気管から出た煤で後ろ側の排気管の前側が汚れてしまいますのでその様に汚しておきました
よく見ますと排気管の出口ですが丸められているエッジの部分は黒く塗ってあるだけではなく少しボカして塗ってるのがわかりますね
筆で塗りますとくっきりと際がついてしまいますのでわざとらしいのですよ(笑)
1/43ですとここまでシビアではないのですが1/12だとやはりこんな部分が余分に気を使わなければなりません。

シートのクッションはルフ氏のインスト通りにブルーに塗っています
おそらくファブリックなのでここはつや消しで仕上げています

やっとシャーシにフラットブラックが塗れました
やっぱり大きいので手間はかかりますね〜。

ついでに小さなボディパーツも塗装をしておきます
リアブレーキの冷却用のダクトとフロントフードの左右にある小さなフィンですね
ボディカラーと同じカラーになる様に塗り重ねてはボディと比べて色味を確認しながら塗っています。


明日からはコクピット内を組み立て始めましょう。

メーター制作

2018-02-01 19:17:32 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は晴れ時々曇りでした
気温は9度くらいでしょうか・・・比較的暖かいですね
雪の予報も出ていますので心配な所なのですが・・・

そんな暖かさに後押しされて本日は畑の枯れ葉を焼却処分しました
先日来の雪で少し水分が多いのですがここの辺で焼却しておかなければまた雨や雪に会って濡れてしまいますからね〜。
最寄りの消防署に電話をして気象警報が出ていないか確認して焼却の通知をしておきます。
通報で消防車が来ても洒落にならないですからね〜(笑)

そして畑のイチジクの剪定をしておきました・・・イチジクはこれで完了ですね。
何本か枯れちゃったから取木か挿し木をして増やします。
今年は収穫出来ないけど2〜3年で収穫出来る様になりますから・・・
畑で枯れ葉を燃やしていたら家内が来まして厨房のK子さんは今日は風邪をひいてしまったらしくお休みらしいので急遽厨房係に変更です。
ランチタイムが終わったのは2時でした・・・

それからの制作開始です・・・久しぶりに畑仕事をしたからか、それともランチタイムが大変忙しかったせいか午後からは眠くなりましたよ。
最近夜寝るのが早くなってきましたので(歳のせいか??)睡眠不足は無いと思いますけどね〜
それでも仕事は仕事です。
メーターリングのクロームの部分を磨きます
これはステンレスの板に瞬間接着剤で仮留めしてリューターでバフ掛けします
この後アセトンに浸けて瞬間接着剤を溶かして分解するのは常套手段ですね

アセトンから引き上げたクロームのリングはこんな感じになります
裏が出ている部分はピカピカではないのですが裏は接着面になりますからこれは問題無いでしょう

アルミのメーターパネルに文字盤のパーツを接着してデカールを貼っています
デカールはキットの物ですがこちらは割れたりする事も無くソフターの効きも丁度良い位でした、楽が出来ましたね。
問題が有ればPCデカールを作らなければなりませんでしたからね〜
メーターのデカールで針のセンターの部分に黒い点が有るのがわかりますでしょうか?
これはデカールを切り出す時にパンチコンパスを使ってカットしたのでデカールが破れているのです
通常ならここはホワイトでタッチアップされる部分ですよね・・・

でも違うんだな〜(笑)
今回はブラックでタッチアップしました
そうなんですよ〜針をタッチアップして消してしまいました・・・今回は普通の発想を逆にしてみました

次はメーターの文字盤の部分に塗装をしたいのでアルミのパネルの部分をマスキングしました
よく見ますと小さな補助メーターの針も消しているのがわかりますね・・・
しかももっと良く見ますと・・・タコメーターが傾けてあります!!
本日の3枚目の画像と比べて頂きますとよくわかります、これは「本名OKミケーレ・アルボレート」さんから教えて頂いた画像で1971〜1972年のこの車の画像を見ますとタコメーターがこの様に傾けてあったのです
レーシングカーではレッドゾーン直前のパワーの有る回転数を常時使いますからステアリング越しに見易い角度にして使う事が多いのです
まあドライバーの好みで変わる部分では有りますがメーターの下側はステアリングのスポークに隠れてしまう事が多いのでレッドゾーンが上側になる様にして有る事が多いのです

そして塗装をしました・・・
わかりますよね〜フラットクリアーをメーターパネルの部分に塗っております
メーターパネルは反射防止の為に通常艶消しなんです
そしてグロスブラックで針をタッチアップしましたからその段差を消す為にもここはフラットクリアーを塗らなければならなかったのです・・・やる事には皆理由があるんですよね。

そしてまたよくわからない事をしています0.8mmの洋白線に糸鋸で切り込みを入れています・・・
指でつまんでいる反対側の先っぽの方に切り込みが見えますよね〜

そしてこの洋白線をリューターに固定して端面をピカピカに磨きます・・・
これで何を作るかわかった方は素晴らしいですね(笑)でも当たっても賞品は出ませんので悪しからず・・・(爆)

潰した0.3mmの真鍮線を切り目に差し込んで接着します
この部品ってどっかで見た事有りませんか?
先ほどタッチアップで潰してない事にしてしまったパーツですよ・・・そう!メーターの針です!!
メーターの針をセンターの洋白の中心に配置する為には洋白の中心に針が入るだけの穴を空ける事になりますがそれを奇麗に開けるのはなかなか至難の技ですよね
何本ドリルが有ってもなかなか大変・・・そこで切り込みを入れて差し込む様にしています。
これなら針とセンターの位置関係も最小限の寸法で収まりますから上に来るガラスにも干渉する事が有りません。

実車通り針の部分(真鍮線の部分ですね)をホワイトに塗装します
これくらい細いと筆塗りで十分ですね
筆斑は見えません(笑)

先ほどのメーターの針ですが2つ作ってメーターに取付けました
如何でしょうか?
何となく格好良く無いですか??

ついでに小さな補助メーターにも針を追加しておきました
イグニッションスイッチは切った状態なので中央の4つのメーターの左下のアンメーター以外は左に振り切らせております
スイッチを切った状態ではアンメーター以外はコチラ側で止まっているんですね。
アンメーターはスイッチを切った状態ですと通常中心に有ります・・・知っていましたか?
一番右のメーターは時計なので針は2本でお決まりの10時10分をさしています(笑)
時計屋さんで展示してある時計はたいがい10時10分をさして展示されている・・・と言うのに習った物ですね(笑)

次はメーターのガラスを作ります
このメーターを作る時に針を入れてガラスも取付けられる様に設計していましたのでアニメセルを使ってガラスを作っています
丸く切るのは大変なので皮ポンチを使ってカットしています
とは言え丁度のサイズが無かったので爪ヤスリを使って削り合わせは必要になりますね

ガラスを取付けてみました・・・
左下の部分ですが・・・少し接着剤が多かったかな・・・
でも大丈夫なんですよ、ここはメーターリングの下になりますからね・・・後で外れて修理になるよりも良いのです・・・。
この部分を後で修理しようと思いますとステアリングなどが邪魔をして相当大変ですよ(笑)

メーターリングを接着してみました・・・
メーターの針がかなり立体的に見えますね〜
さすがに1/12スケールです・・・やればやるだけ良くなってきます

ついでにダッシュボードに乗せてみました・・・まだ接着はしておりません
なかなか立体感が有って良い感じです・・・

ついでにセンターのスイッチ部分にデカールを貼っておきました
この後ラッカークリアーでコートしてから半艶のクリアーで仕上げておきましょう
このデカールは実車ではテープライターかなにかで作った物が貼って有るだけですから凹凸を消す必要は有りません
むしろ少し凹凸が有った方がリアルでしょうね。


明日はコクピット内の部品などまだ塗ってない物が有りますからそれを塗って仕上げましょう