Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートベルトとタイヤ・ホイールの取付け

2018-02-07 23:06:05 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は大雪を心配されましたが現時点では比較的に穏やかに降っています
全然降らないとか、日が射してどんどん積った雪が溶けると言う状況では有りませんが少し溶けてまた少し積ると言う感じでしょうかね〜。
しかし明日もまだ雪が降るらしいので今日は雪掻きからのスタートです。
昨日からの雪で多い所は30cm少ない所でも20cmくらい新雪が有りますね
中庭の様に除雪していない所ですと45cmくらいは有るのではないかと思われます、まあ中庭には当分は入らないから良いのですが・・・
これが溶けたら凄い量の水になるんでしょうね〜(笑)

さて本日も仕事開始です
昨日作ったシートベルトを取付けました・・・接着するだけではなく金具の部分は指示通りボルトを使っていますが、キットの物はボルトなのかよくわからない形状だったので
アドラーズネストの六角ボルトを使っています

但しモータースポーツに詳しい方ならここは「?」でしょうね。
私もそう思います(笑)
私は友人のSさんやKさんの様にサーキットに行く訳では有りませんし他のモータースポーツをしている事も無いのですが
私が20代の頃ロータスヨーロッパに乗っていてシートベルトが付いていなかったのです。
まあ当時はシートベルトの着用義務は無かったのですがあの通りの低い車なので4点式のサベルトのシートベルトを付けたのですが当時でも取付けボルトは普通の六角ボルトでは無くこんな物なんです
これはシートベルトアンカーボルトと言う専用品なんですね脇の板がナットが付いていますが強い力がかかった時に分散する様に板が取付けられています・・・こんな感じで取付けられるのです。

だから正確には六角ボルトは無いのです・・・実車もこれを使っていたはずなんだけどね。

シートベルトはこんな感じになりました、今なら5点式なんですが4点式というのが時代をしっかり感じますね

ここにきて一つ疑問がわきました
次はシートベルトの肩の部分にブランド名のデカールを貼るのですが・・・久しぶりにデカールを見ますとサベルトなんですね・・・
ウイランズあたりのデカールならブルーのベルトでも全く違和感がないのですが、サベルトと言いますと赤いベルトのイメージなんですね。
まさかルフ氏がシートベルトの色をお間違えになった訳では無いと思いますし・・・しかも素材はわざわざ作った様な物が同梱されていますからね〜。
そこでサベルトのシートベルトの画像検索をしてみました・・・
ヤフオクに出ている物でブルーのサベルトが有りました
ブルーやブラックも有るんですね・・・良かった!安心しました(笑)

肩のベルトにデカールを貼ってデカール軟化剤で落ち着かせておきます
ショルダーパッドはドライバーの好みが有りますからこの車には付いていなかったのでしょう

コクピットはこれでだいたい出来ましたね
ちなみに現在(比較的最近ですね)のこの車には赤いサベルトが付けられていますしアシスタントシート側にも取付けられています。

次はいよいよタイヤホイールの取り付けです
車高を確認しています・・・
そしてタイヤの位置も確認中・・・
この当時のレースカーは車高がそんなに低く無い様で実車の写真を見てもホイールアーチがタイヤにかかる様な事は有りません
むしろタイヤとホイールアーチの間は少し空いています
恐らくサスペンションをガチガチに固めずサスペンションのストロークを使いながらコーナリングをしていたのでしょう
現在はどちらかと言えばタイヤのグリップと空力でコーナリングしている様なセッティングになっている様に思います
この実車の場合サイドエキゾーストになっていますから車高はそんなに低く出来ないと思われますね・・・これ以上下げてしまうと縁石に乗った時にエキゾーストが干渉してしまいますからね〜

タミヤのラッカーを購入してみました

2018-02-07 16:40:06 | その他
昨日隣町の模型屋さんに塗料の買い出しに行きました
買うのはよく使うブラックとフラットブラック、セミグロスブラック、シルバーなのですがイエローとブルーも心細くなっていましたので買い足しておきました
いつも買うのはクレオスのラッカーなのですが・・・
今回はタミヤのカラーを買いました

今年中に15色程度が発売されるらしいです
この中でちょっと残念なのはタミヤの缶スプレーに有るブリティッシュグリーンやキャメルイエロー/フレンチブルー/マルーンなどがラインナップされていない事でしょうか・・・!!
特にブリティッシュグリーンやキャメルイエローは本当に良い色なのに・・・
これらの初期の缶スプレーは色は大変研究された良い色なのですが完全硬化しないのでクリアーコートすると必ず後で問題が起きてしまう塗料なのです。
ですから缶から出してエアブラシで塗っても使えないのです・・・
なので同じカラーを瓶入りの塗料で出してもらうと大変助かるんですけどね〜

色見本は最寄りの模型店で入手可能です



タミヤの塗料を買ったのには理由があるのです
少なくとも私が巡回するブログをお書きになっているモデラーの皆さんはこのタミヤのカラーに付いて書かれたのを見た事が無いのですがもう使ってみられましたか?
まあクレオスのラッカーに不満が無ければ特に替える事はしなくても良いと思います。
しかし私はクレオスのラッカーに不満が有るのです(笑)
特に酷いのはイエローとブルーですね
シルバーも前の方が良かったと思いますが上記の2色は塗料が値上げされて蓋の突起が無くなってから使えなくなりましたね。
こちらが一般的なクレオスのラッカーです
イエローとブルーですね
表向きはタミヤのとそう変わりませんよね・・・

ところが裏返してみて下さい
わかりますか?違いが??
クレオスのイエローは底が白いのです
これは原色のイエローにホワイトが混ぜられているからです、そのままで塗る場合は発色が良い様にホワイトが混ぜられているのです
但し混ぜて使う場合はこのホワイトが悪さをするのです・・・

例えばオレンジ色を作る場合にはレッドとイエローを混ぜるのですがこのホワイトが邪魔をして濁ったオレンジ色しか作る事が出来ません。
車のボディに塗る為のオレンジ色にはホワイトが無い方が良いのです、もしホワイトを入れた方が良い様なオレンジ色ならこの調色時に自分で必要量のホワイトを入れれば良いのです。
同様の事がブルーでも起きてしまいます
紺色を作りたい場合ブルーにブラックを混ぜるのですがこれもまたホワイトのお陰で濁った紺色にしかなりません

そんな時は原色のシアンやイエローを調色すれば良いのですが余分に3色の原色を在庫するのは面倒ですし田舎の模型屋には原色が売っていない(笑)
どうしても通販か隣町までいかないと入手不可能なんですね。
もしもタミヤカラーでこの問題が解決するならクレオスのラッカーを辞めてタミヤのラッカーに変更する方が良いと思えるのです。
まあ最終的には使ってみてからの判断なのですが・・・
まずは瓶の外側から見て期待出来そうなのでちょっと書いてみました(笑)

シートベルトの組み立て

2018-02-06 20:20:20 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰はよく雪が降りましたよ
窓からいつもの様に中庭を見ますと少し離れた家を見ますとこんな感じで霞んで見えます
大変よく降っていますよ

隣町まで塗料を買いに行きましたが、なかなか大変でした
タミヤのラッカー塗料もいくつか買ってみましたのでインプレッションを・・・そのうちにね。

さて本日はデイトナのシートベルトを組み立てることにいたしました
キットのベルトの素材はこんな感じのものです
何やら厚紙(それも何か印刷がされているもの!?)の裏に青い布を貼ったものをシートベルトの幅にカットしていますね
布を貼っていますの質感はまずまずですが1/12と言うことを考えますとカットした断面に厚紙が見えてしまうのはちょっとね〜

と言うことでこんなリボンを使うことにしました
このリボンはず〜っと前にプロターの1/12のFerrari126C2をショップ対抗コンテストに出した時に使った残りですね

幅は・・・どうかな?
キットのエッチングをあてがってみると・・・
ちょうどいい感じですね

シートベルトの金具をカットしてバリを削って準備を始めました

中にはこんな部品もあります
シートベルトのバックルですが少し古いタイプで今ではクラブマンも使わないタイプですね(笑)
しかし1974年ともなればこんな物かな〜?
エッチング板を折り曲げてハンダで組み立てています折り曲げただけでは隙間がありますからね隙間はハンダで埋めなければなりませんね

余分なハンダを落として全体をペーパーで削ってまとめています
ベルトのつく部分の金具はバフをかけてピカピカに仕上げておきます

他の金具はステンレス板に接着してまとめてバフがけします
この部品はバフがけが良いのかヘアライン仕上げが良いのか迷いましたが実際にはクロームメッキをかけてあると思いますのでバフ掛けの処理にいたしました

金具の準備ができましたのでインストを見ます
結構複雑な構造ですねやっぱり/12は違いますね

まずは腰の部分のベルトから組み立てて行きましょう

途中ですがバックルの塗装をしなければなりません
まずはホワイトサフを塗ります

その上にラッカーのレッドを塗ります

中央の四角な凹みの部分はシートベルトの解除ボタンなのですがここにプレスの文字が入っています
この文字は白い文字だったのでここを綿棒にシンナーをつけて拭き取ります
下のホワイトサフはウレタンなので上のレッドをシンナーで拭き取っても溶けないので都合がいいのです

四角な凹みの部分にマスキングをします・・・

そしてセミグロスブラックを塗装

マスキングを剥がしますと
バックルの塗装は完成ですね
いかがですか?昔こんなシートベルトありましたよね〜!?

肩ベルトの部分も組み立ててみました・・・
昔からモータースポーツに興味のあった方は懐かしいシートベルトですね

ここでもう一度インストをみますと・・・
左右のバックルの下側に何か板の様なものが描かれていますがこれについては何も書かれていません
少し前に持っていたフィアット500のアセットコルサを持っていましたがこの部分の下側に黄色で少し厚めの布の様なものが付いていたことを思い出しました

何か良いものがないかと・・・
探しましたがなかなか良い物が無い・・・
そう言えば1/43シートベルトの素材の見本がありました・・・!(もちろん頂いた物ですよ・・・笑)
この黄色な部分を半分だけ使わせていただきましょう

これで一応シートベルトが完成ですね


本日は買い物で時間が少なくなってしまいました・・・
明日はシートベルトを取り付けます

ドア内装の組立て

2018-02-05 20:55:37 | Ferrari 365GTB4 Daytona
今朝も起床したら凄い雪・・・
まあ昨日帰宅する時も結構積雪が有りましたので心配はしていましたが・・・

昨日帰宅時からは15cmくらいかな〜
アトリエのまわりでも同じ位降っていましたよ
お陰で今日も雪掻きから仕事が始まりました〜
朝から疲れます(笑)

もう還暦が近くなってきましたからね〜後2年かな〜若くはなりませんから(笑)

シフトノブを取付けました〜
これで後戻りは出来ませぬ(笑)
って言うかキットの部品じゃないので作り直しはいくらでも出来ますけどね(爆)

タイヤは少し傷が付いた部分が有ったので少しエアブラシで塗り直しをしておいてからホイールと接着しました。
これでいつでも4点着地が出来ます

コクピットの中で残っている部品を仕上げてゆきましょう
まずはルームミラーです
キットの部品では支えている足の部分の角度が今一歩ですし足が長過ぎてミラーの位置が低くなりますので作り直しました
これも理由がありますストリート用と同じ物を使いますとストリートではフロントガラスのフレームの部分に付きますがレース用ですとロールケージの下側に付くのでロールケージの鋼管の直径分下がってしまうのです。
全体に低くなってしまうので作り直しとなりました

今度はドアの内張りですね
と言いつつABS樹脂でこんなに小さなリングを削っています
これは何か・・・!?
これはドアガラスを上下させるレギュレーターハンドルの付け根に付くリングですね
メタル製のレジュレーターハンドルはキットのパーツで付いていますけどこのリングは有りませんでしたこれはハンドルを回す時に内装とハンドルが直接当たって破れない様にする為の物です。

ストリートではパワーウインドウですしこの車の最初の頃はスライド式のドアガラスだったのでこれは無かったと思いますが・・・ドアごと交換したのかもしれませんね。
しかしレギュレーターの中身の部品もわざわざ作ったんでしょうか?
ロータスのコーリンチャップマンはロータスヨーロッパの発表の時に記者からの質問の中で
「パワーウインドウはロータスらしからぬ装備では無いか?」と質問を受けた時に
「パワーウインドウの方が軽いから・・・」と返したらしいのですが

このレギュレーターの部品って結構重くて複雑な事を知っている私はこの車の為にこれを作った事が信じられないのですけどね〜。

次はドアのロックを解除するワイヤーですね〜
キットには鉄製の針金が付いているのですが余りにも質感が良くないのでジャンクの中からこんな物を探してきました
何の部品なのか覚えていないのですが・・・袋が黄色くなっている所を見ますと随分古いですね。

中のコードを適当にカットしましてアルミのパイプをカットします

通して潰せばこんな感じになりますね
このワイヤーですがインストではドアの内装に付いた2つの穴に通せと有りますが実際にはこんな事にはなっていないはずです
後側はドアのロックを解除するレバーに結ばれていますので穴に通せば良いのですが、前側は一般的にドアの内装部分に固定されていまして引っ張っても外れない様になっています。
なのでこの様に輪っかを作ってここを極小のビスで内装に止めておきましょう

こんな感じになりますよ
このロックを解除する為のワイヤーは内装の裏側で止める事は余り無いと思います
その場合は250GTOの様に四角な大きな穴が開くタイプなら内側で止めても取り外しが楽なのですが今回の様に内装が有りますとこの様内装と共締めをしないと外す時に困難になるからです

次の工程でトラブル発生です
レギュレーターの穴が位置が違いますね〜
ルフさんダメじゃないですか〜この位置ですとロールケージに当たって内装が付きません・・・少し後にずらします
穴を空け直しですね〜

古い穴(キット純正の位置)はパテで埋めてならします・・・
塗装も当然やり直しです

塗り直してレギュレーターを接着しました
これで走行中でも窓が開けられますね・・・(笑)


明日はコクピット内の組み立ての最後になるかな〜
シートベルトの組み立てを行いましょう。

ミッションの考察

2018-02-05 11:22:22 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本名OKミケーレ・アルボレートさんからご意見を頂戴した件で考察します

古いレースカーを作る場合出来ればその物の当時の写真が有ればベストなのです
しかしこれが意外と無いのです・・・有名な車なのにね〜。

この考察が絶対に正しいという事でない事を最初にお断りしておきます、あくまでも考察です。
実車はレースごとに変わったりも致しますし資料自体が間違っている事も十分考えられますからね。
日本に有ったフォードGT40の様に車体番号自体が入れ替わっているなどと言う事も有る世界であるという事をご理解頂きたいと思います。


そんな場合は車体番号を調べます
そして近い番号の同じ車の写真を探す事になるのです
今回制作しているのは14407と言う個体なのですが
洋書にりますとプロトタイプは12647でボディは若干のモデファイをされているかもしれませんがボディの素材はスチールと有りますから
ストリート仕様のままだったと考えられます
続いてアルミボディの量産レースカー(?)が作られたのが14407/14429/14437ですね
特に14407は1971年9月10日に完成し14437は一日前の1971年9月9日の完成と非常に近いのです

ですから14407の写真が無い場合14429か14437の画像を探したいのです・・・

この中で14437という個体に付いて私はちょっと記憶があったのです
この車ですが一時期日本に有りました
そう世界的に有名な松田コレクションに収蔵されていた事が有るのです
実はカーマガジンにも出ていましてねその時の写真がこちらです・・・

車体に取付けられているプレートには14437になっています
そしてこの車のシフトゲートは・・・ロックが左手前側にリバースのロックが有ります

左側の文章を読みますとどうやら間違い無さそうですね・・・
但しシフトノブは標準の物をそのまま使ったらしくストリート用の様ですね

本文の中に14437と14407の初期のレース活動が書かれていますがほぼ同じレースを戦っている様なので仕様としては同じ仕様ではないかと考えています。

そしてこの文章は洋書の方にも同様に書かれていますので・・・信憑性は高いと思っています



ただ模型として作る場合にミッションの違いをどのように表現するのか・・・
ノーマルのシフトノブを使っても模型ですからミッションが違う事は再現出来ませんからね。

ここはちょっと違うミッションが付いていますよと表現する為に敢えてこのレース様のミッションに沿ったシフトパターンを作ってみた訳です、但し先日ご紹介頂いたサイトの写真ではロックは付いていなかったので却下しています。

本名OKミケーレ・アルボレートさんの様に気が付いてくれる人が多いと楽しいのですが・・・。