Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホーンの製作

2019-06-14 21:17:31 | Ford Model T Truck
本日の山陰は朝は晴れ午前中は曇りそして午後からは雨という予報が出ていましてね。
これは大変!ということで朝一番から中庭の芝を刈りました。
半分くらい刈ったところで義父の登場です。
先日グラインダーの砥石の交換を頼まれていまして・・・家内が先ほど荷物が来たよって言っていましたので芝刈りを中断してグラインダーの砥石の交換を済ませておきました。
義父が嬉しそうに帰ってから鋸刃を研いで見るよ・・・と言ってくれたのでなんとなくホッとしました。
さてさて・・・中庭が待っていますね。
雨が降ると困るので中庭の芝を刈っていますと一台の軽トラックがCafeの駐車場に止まっているのですが・・・なんとなく傾いているような気がしまして刈った芝を捨てに行くときに見ますと後輪がパンクしているじゃないですか・・・。
家内に言ってお客様に伝えてくれるように言っておきました。
続いて芝を刈っていますと何やら駐車場で電話をしている女性の方が・・・
どうやら軽トラックの運転手の方だったみたい、まあ女性なのでご自分では交換できないだろうと思いまして交換してあげました。
誤解を招くといけないので書きますが若い方ではなく私の母親と同じくらいの方・・・年齢は敢えて書きませんけどね(笑)
まあ困ったときはお互い様なので・・・

その方が夕方ひょっこりいらっしゃったらしく・・・ビールを持ってきてくださいました。
家内はそうゆうつもりじゃなかったと固辞したようですが・・・自分の気が済まないからと置いて帰られたようです。
かえって申し訳なかったですね・・・お気遣いいただいたようです。


さて午後からは製作開始ですね
今日はホットロッドのホーンを作ります
このT型フォードの時代では今の車と随分違います
例えばこのホーンですが今ではホーンは電気式のものなのですが当時はエアー式なんですね
エアー式といえば電気のポンプを動かしてエアーを送るものと思われるかもしれませんが実はゴムのポンプを指で押さえて鳴らすアレなんですよ。
ちょっと古い自転車についていたものと思えば間違い無いのかな・・・。
しかも素材は真鍮製なので旋盤でそのラッパのような形状を削り出してみました。

ラッパの部分は旋盤では綺麗に削れませんのでリューターにくわえて微妙なRを再現しておきます
少しづつペーパーを細かなものに変えてゆきまして削り傷を消してゆきます

上側の部品はキットのものですが少し大きめなので小さめに作り直します
まだ真っ直ぐなので雰囲気がよくわからないかな?
曲げてから磨くか磨いてから曲げるか・・・少し考えます
先に曲げてしまうとバフが入らない部分ができてしまうので先に磨いておくことにしましょう。

バフを使って磨いてみますが旋盤の削り傷が意外と深くてバフをかけてもなかなか消えないのですよね
仕方がないのでシリコンポイントを使って旋盤の削り傷を消してゆきまして大体消えたら再びバフをかけてピカピカにしましょう

ピカピカになったら次は曲げの作業です
キットの部品と同じ形状に曲げてゆきましょう
自然な形状になるように少しずつ曲げて行きます
ホワイトメタルと比べて真鍮は硬いので少々曲げにくいかな・・・
少し小さなホーンができました

取り付け位置をどこにしようかと思いましたが・・・
ドアにつけるように書かれていましたがドアにつけますと開閉時にボディに当たってしまいますドアを避けてボディにつけるかウインドウのフレームにつけるのがいいようですね。
強度的にはボディの方がいいのかな・・・
それなら取り付け用のステーが必要なのでつけてみました。

ステーにも取り付け用のピンを打ちます
このステーの幅は0.8mmピンは0.4mmなので中央に穴を開けるのはなかなか至難の技ですね(笑)

ホーンはこの位置ならドアに当たらないかな・・・
少し不思議なのはインストを見ますと助手席側につけるようになっているのです
運転席からは届かないのではないかと思うのですよけどね・・・
それとも運転手は運転で忙しから助手席の人がホーンを鳴らすのでしょうか??
何れにしても古き良き時代ですね

ホーンは完成と思うでしょ?
いやいやまだ完成じゃないのです
エアを送るためのゴムの玉の様なものを作らなければなりませんでした
金属で作っても良いのですが素材の感じを変えたいのでABS樹脂を削りました
太い棒から大体の形に削ります
中央には0.5mmの穴を開けておきましてその穴に真鍮線を接着しドリルレースで微調整しながら整えます

このゴムの玉の様な部品ですがただの丸ではいけませんよ
ホーンの金属部分に繋がる部分は少し長く細く延びているのです・・・
ちょうど先日収穫したラッキョウの様な形状が理想ですね

真鍮のピンを外しまして作った部品に取り付けてみました
いかがですか?なかなか時代感があって良いと思うのですが・・・


明日はナンバープレートをつける台とテールランプを作る予定ですね。
薪も少し割りたいのですが・・・今のところ降水確率が100%になっているという・・・明日は無理かな〜。

補助灯の製作

2019-06-13 22:15:19 | Ford Model T Truck
本日の山陰は快晴のいい天気でしたよ。
午前中はどこにも雲が見えなかったですね〜
明日は午後から雨が降って当分天気が良くないらしいので・・・このまま梅雨入りかな!?
まあもういい時期ですからね〜。
昨日は玉ねぎの収穫で製作が全くできなかった・・・本当にヘトヘトになりました(笑)
夜は爆睡して・・・今日は元気になりましたので中庭の芝の際を刈りました。
早朝からCafeにお客様がいらっしゃったので建物の近くの際を刈るのは騒音でご迷惑がかかると困りますので近くは刈っておりません。
それでも午前中はしっかり時間がかかってしまいました

午後からは制作を始めます
まずはこちらから・・・
ホットロッドでなくミニのグリルからです
と言うのも東北の方からご自分のミニピックアップの仕様で作って欲しいとご注文をいただいておりまして、他の方はまだ仕様がはっきりしていませんが元々の姿でと言う方は多いのかもしれませんから一応部品を用意しておかなければなりません。
ミニピックアップでは通常のグリルはつかずグリルの形状にプレスされて最低限のスリットがついた簡素なものになりますからそのエッチングを準備しておかなければならないのです。
アウトラインのデータを作ってもらいました

紙に印刷したものをカットしてグリルの部分に当てて大きさや形状を確認しました
中央の上側が少し高いような気がしましてね、低くするようにお願いして再び同じ作業をして確認。
結局大きさは低くした方がいいけど形状は最初の方が良かったと言うことで最初の物にしました。
考えてみたらミニのグリルを被せるように付ける構造になっていますからグリルのつく凹みの形状が少々違っていても不思議ではない訳でしてね。

次はホットロッドですね
次に作るのはこの部品です
古いクルマに付けられているこの部品ですが・・・ランプであるのは分かるのですがヘッドライトは別についていますし・・・ウインカー!?でしょうか。
後年ウインカーに加工されたものは見たことがあるのですが・・・。
キットのこの部品ですがバリだらけでどう考えても使えそうにないですね。

ちなみにインストではここに付ける様に指示されていますね
ちょうど写真が切れていますが左右に穴がありますので(部品も2個付属しています)左右につける様ですね〜。

このランプの部品ですが大体ゴールドのメッキになっているものが多いので真鍮の丸棒を削ります
下の写真では貫通の穴を開けていますが普通のドリルでは局面に穴を開ける場合にはズレてしまいますのでエンドミルを使って穴を開けています。
エンドミルは0.1mm刻みの微妙なサイズがないので少し小さめの穴を開けておいてから希望のサイズのドリルで広げますとぴったりの穴径に仕上げることができます。

このランプですがその形状から2つの部品を作って組み合わせる方法でないと作れそうに有りません
組み合わせる部分の寸法はかなり微妙なので神経を使いますね・・・
実はこんな部品を作るのに3度も失敗してしまいました
と言うのも一旦切り離してしまうと削って寸法を調整することができないので最初から作り直しになってしまうのです。

やっと使えそうな部品が2セットできました
・・・なになに!?作り方がわからないって?
あ〜まあそうかもね〜。

こんなふうに組み合わせます
一番左側のものがキットの部品です
中央と右側が今回作った部品であることはわかりますよね

取り付けにはこんなに大きな穴が空いていますので
このままでは付けられません

キットの不要部品を使って半田ごてで埋めます

穴を開けて・・・
部品をつけて見ますと・・・
こんな感じ・・・キットの部品を使うよりもかなり良い感じじゃないですか?
これなら良い作品になりそうです。



走りに行けない・・・理由(わけ)

2019-06-12 21:09:10 | その他
本日は定休日の二日目です
天気は・・・雨が時々降ってきます。
晴れている時間もあるのですけどね・・・急に雲が出てきていきなり降って来ます。
でも車でドライブできなくなったのは別の理由があります。

朝から玉ねぎを収穫しまして本日全て収穫を完了しましたが・・・最初に書いた通り雨が降ったんですよね〜
ず〜っとでは無いのですが時々降るのです、収穫した玉ねぎは水が大敵なんですね
腐ってしまうのです・・・
ですから倉庫の中にシートを敷いてその上で乾燥させるのです。
と言うことは下の写真の状態みたいになりまして・・・車が出られなくなるんですね。
もちろんこのスペースには通常軽トラックが置いてありますがこの時だけは軽トラックは外でお過ごし願います(笑)

またね〜今年はかなりたくさんの玉ねぎを植えたので・・・
今までは3500個くらいでしたが、今年は5200個なんですよもう干すところがないのです。
車を追い出して干したのは今年が初めてじゃないのかな?


明日は薪割りをしてから(芝刈りが先かな・・・!?)の製作開始になります・・・この時期忙しいんだよね。

SMTS 1/43 Jaguar E Type Lightweight

2019-06-11 21:57:00 | 最近手に入れたキットのご紹介
本日の山陰は午前中は雨が降ったり止んだりと移り変わりの激しい天気でしたね。
本日は定休日なのですが中庭の雑草を取っていただくためにシルバー世代の皆様に来ていただきました。
4人の方に来ていただいたのですが流石に早いですね。
お昼過ぎには綺麗になってしまいました
ブルーベリーなどの部分も綺麗にしていただきましたが本当に早いです。やはり慣れておられるんですね〜。

私の方はと言いますと午前中はラッキョウの収穫の続き
そしてオクラの苗を全て植えました・・・
あ〜そうそう!
夏の定番のバジルも植えておきましたよ。
これが無いと夏のパスタは始まりませんよね〜
この香りを嗅がないとね〜(笑)

お昼ご飯の後で少し仕事をしたのが
大きめの展示ベースにフラットクリアーを塗りましたよ
この展示ベースは宇宙戦艦ヤマトと千晴丸のものですね
千晴丸は修理の船の模型でしてね・・・
当時の雰囲気を大事にして直して欲しいとのこと・・・なかなか難しいご注文ですね。

そして、先日来修理していたCafeの玄関の靴ベラですね
こんな感じになりました。

この靴ベラですが・・・
家内の記憶によりますと、サラリーマン時代に3人の子供と新婚旅行で訪れた北海道に旅行したことがありましてね。
その時に自宅用に買ってきたお土産だったんですよね。
何処の誰が作ったのかわからないですけど・・・
僕から見たら良い感じなんですよね。
靴ベラとしての機能もあって模型的に考えてもなかなか雰囲気のある彫刻品なんですよ・・・。
壊れたから捨ててしまう・・・と言うのはあまりにも勿体無いじゃないですか!?
何となく気になるとか、何となく捨てられないと言う物が皆さんにもありますよね(笑)

さて本日は畑仕事を頑張りすぎました
と言うのも・・・珍しく娘がラッキョウの収穫から漬け込みの準備まで手伝ってくれたので自分の仕事をしている時間がなかったのです。
産まれて初めてですよ・・・こんな事!
明日は雪が降るのではないかと・・・・・・・・・・・・・・!


なので最近入手したキットのご紹介をしておきます
今日ご紹介するのはSMTS 1/43 Jaguar E Type Lightweightですね
このキットがどうなのか・・・
いちいち紹介に値するのかと言う事ですよね。
ジャガーのEタイプと言いますとメタルキットではAMRのキットが一般的ですよね。
確かに格好もいいしキャストも綺麗です・・・ですが残念ながらライトウェイトは存在しないのですよ。
同じ車種なら高性能や珍しい車種が珍重されますよね。
そこでジャガーEタイプならライトウェイトなんですよね。
なのでライトウェイトならSMTSということになるのです。

こちらが中身になります
メタル製のボディとエッチングそしてバキュームですね
引き物のパーツは無いみたいです

ボディは2分割でそれにシャーシが付きます
なぜこんな分割になっているのか・・・
それはボディの下側が絞られている車ではボディの内側を削ってしまいますと下側からゴム型が抜けなくなりますので一体の成形はなかなか難しいのです
新しいうちなら柔軟性もありますので大丈夫なのですが何度も使いますと柔軟性が落ちてしまいますので型の破損が起こりやすいのです
そんな理由でボディのサイドで分割してあるみたいですね。
そしてシャーシも別に準備されていると言う事なのでしょう
手間はかかりますが・・・
ボディの内側を後で削るのとボディサイドの分割を消すのとどちらが楽なのでしょう?

ホイールのインナーやボディのドア下などが別パーツになっていますね
この分割ですがよく考えられているように思いますよね・・・

組合せますとこんな感じになります
なかなか上手く考えられていると思いますが・・・いかがでしょう?
誰かが作ったのを見ますと
そんなに難しい事じゃ無いように思いますが・・・実はなかなか難しい事だったりいたします

少しFウインドウが立っている感じがありますが・・・
ボディ全体としてはなかなか良い感じでは無いかと思います
全体のボディの大きさはAMRと近いくらい大きいのです(笑)
並べても決して引けを取らないと言ったら言い過ぎかな(爆)

ホイールやハードトップとトランクのエアアウトレットなどのライトウェイト専用部品もこの中に入っています
正に宝箱状態ですね

エッチングパーツはこれだけです
必要最小限ですね
エッチングパーツでなければならない部分だけエッチング部品ですね

タイヤは・・・
使えませんね

トレッドパターンが適当です
これが当時のダンロップのレーシングタイヤのパターンが再現されていたら狂喜乱舞ですね
ですがまあ模型用タイヤ屋さんの物です
僕が作るなら全面的に作り直しですね

メッキ部品はこれだけですね
時代がらメッキの部品は多目です・・・いい時代ですね

こちらがバキューム部品ですね
ライトカバーとFウインドウ・Rウインドウですね。
単純な形状なので切り合わせは難しく無いのですが予備は欲しいところですね(笑)
プロでも失敗はしますからね
でもプロはやり直しの方法を知っていますから

デカールは最小限なんですね・・・
一見何の問題もないように見えますが
実はそうじゃないですよね

こちらがインストです
実はこれが一番問題なんですよね
何しろ塗装やデカールについて何も書かれていないのです・・・組み立てなど普通に考えたらすぐにわかるのですが塗装はわからないので実車画像を探さないと塗れないのです
実はここが一番難しいのです


さてさて明日は仕事が進められるといいのですが・・・

燃料タンクの製作と取り付け

2019-06-10 21:06:44 | Ford Model T Truck
今日は時々雨がパラつきますがまずまず穏やかな天気でしたね。
でもやはり雨が降りますし畑の土が濡れていますので畑の作業はせずに朝からオークションの対応をしていました。
今回はかなりの数を出品し落札されましたのでその連絡対応というのは半端ではないですね。
でもまあ午後には何とか落ち着きました。
そんな所にお客様がいらっしゃると連絡をいただきましたので午後からの安来市文化協会の理事会は急遽お休みになってしまいました。
せっかく来ていただくのですから私が留守ではがっかりされるでしょう・・・。

さて本日も時間が少なめですが製作をします
さて仮組の最終局面になっておりますが・・・
まだ大きな部品で肝心なものを作っていません
何か・・・
ガソリンタンクですよ!!
車ですから燃料がないと走行できません。
問題はどこに積むのかという事です
可能性のある場所は2箇所ですね
1ヶ所はキャビンの荷台に積む事
もう一つはデフの後ろ側のフレーム下ですね
ホットロッド的には荷台に積むのが面白いのですが、荷台には他に積みたいものがありましてね・・・
まだ決定していないので書けませんけどね・・・。
荷台はとにかくその荷物を積みたいので必然的にデフの後ろのフレーム下にいたしました
でも目立つように普通のタンクではなく真鍮製の金色に輝く丸いタンクにしたかったのです。
写真の上側のものは失敗作・・・直径が大きすぎました。
下の物が真鍮の丸棒から削り出したものです。

作り直して細くしましたがそれでもまだ大きめです
上側をフライスで削りまして接着面を確保すると同時に高さを低くしました
こうしないと後ろから見た時にクロームのデフが見えなくなるのです。

フレームの方にも取り付け用の台を作ります
接着面を広く取るために真鍮板をハンダつけしました
実際のタンクはどの様に付けられていたのかちょっとわかりませんが・・・見栄えが優先のホットロッドですからね。

ガソリンタンクは洋白のバンドでフレームに固定する様にしておきました
まあこれも最終的には塗装が終わってからどの様な色にするのか検討して色を決めることが出来ますね

次はバンパーです
バンパーはリアはなくてもいいかもしれません・・・トラックですからね
でもフロントはバンパーがあったほうがいいですよね〜。
という事で洋白角線を使って作ってみました
アメリカの車なので丈夫なバンパーが必要でしょうからね

問題はフレームのどの様に取り付けるかですね
いろいろ検討したのですがメインのフレームの穴のはめて取り付けようかと言う判断に至りました
この穴が目立ってしまいますのでね・・・穴を塞ぐのにも丁度いいじゃないですか〜!!
洋白の丸棒から削り出しました

バンパーと同様に磨きで仕上げますのでバンパー側にハンダつけしておきました
これで最終的に磨いて仕上げられますね。

問題はその佇まいですね・・・
車体に取り付けますとこんな感じになります
パンパーの位置が低くて格好いいと思うのは私だけ?


さて明日はお休みなので仕事が進みますかね・・・
ホットロッドも分解して塗装の準備に入りますが、その次の製作も考えなければなりませんね・・・。
一杯ありますけどどれを作りましょうか・・・。