Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Fフェンダーのダクト制作

2021-02-24 21:02:20 | Wさんの1/18 AMG560SEC
本日の山陰は薄曇りで時々日があたっていました。
気温は低めで外で作業をしていますと少し涼しい・・・と言うか寒いです。
本日も定休日なので朝はゆっくりめに出勤・・・

そして午前中は全てのニンニクと一部のタマネギの寒肥を施しました。
お昼までかかってもタマネギの寒肥は終わらずでしたね。
まあ草を取りながらなので時間はかかります。

そして本日はストーブの薪を運んでおきます。
雨の降る天気ではこんな作業は出来ませんからね〜。
しかも午後3時からは来期の為に薪ストーブ用の木を頂きに雲南市まで出掛けます片道が1時間なので4時に到着したいと3時には出掛けなければいけません。
行って帰りますと荷物を積む時間も有りますから5時半か6時ごろまでかかりました。
こんな調子なので毎日忙しいのですよね〜
でもまあ毎日違った仕事が出来ますから飽きるとか退屈という事は全く無いですよね〜(笑)
写真は?
という声が聞こえますが・・・この薪をいただいた方ですが
松江市にある「轍の会」という模型の同好会の方なんですね
ご縁を感じますが、チェーンソーで手が疲れて模型が作れないのじゃないかと・・・心配してしまいます(笑)


午後1時から3時までは僅か2時間では有りますが本業の時間です。
まずはS木さんの依頼のエキゾースト・・・
落下して塗り直した・・・アレです!!
溶接部分を拭き取って完成ですね。
S木さんこれで全部完成です明日以降ならいつでも引き取りOKですよ〜!

・・・て心の叫びが聞こえたのか・・・この後私の留守に引き取りに来られました・・・
以心伝心という奴でしょうか!!(笑)


そして6.0SLですが・・・
お客様の持っていらっしゃる車がブラック系のボディカラーなので、どうもフロントフェンダーのアウトレットの形状がつかみ難いのですが・・・
こう言う場合はネットで画像を検索しますとボディカラーがシルバーの物が出てきました。
この形状で良いみたいですね〜。

この長穴ですが・・・2本を平行に奇麗に開けなければならないので取り敢えず・・・フライスで1.0mmのプラ板に穴を開けています。
長さも幅も均等に彫れますからね〜
さすがに機械です!!
左右の物を一度に切りたい場合は2枚重ねて穴を開けますと綺麗に出来ますが、まあ1枚づつ開けても送りのハンドルで検討を付けてやれば形状を揃える事は難しい事では有りません。
ただしフライス盤のエンドミルの回転数は一番ゆっくりにしておかないとプラ板が溶けてしまって綺麗に開けられませんからご注意を・・・。

穴の後側ですがななめに流れる様な形状にえぐってありますのでここは針ヤスリを使って斜めに掘っておきます
最終的にはもう少し調整が必要ですが・・・この時点ではこれで十分かな〜。

切り取ってボディの穴の部分に合わせて削り合わせましょう。
少しでも隙間が無い方が良いのでしっかりと削り合わせます。

そして接着します
穴の周囲にはパテを付けたく無いのですが・・・
まあ実際にそれは大変難しいのですよね
仕方が無いので接着して凹凸はパテを使用します
が・・・穴の周囲の部分はパテが硬化しないうちに拭き取っておきます


明日は通常営業日ですが・・・
薪を運びにもう一往復行こうかな〜(笑)

広島県高野まで修理品の納品と560SELの考察です

2021-02-23 20:56:35 | Wさんの1/18 AMG560SEC
本日の山陰は曇りでしたね。

今日は予告していた通り広島県の庄原市高野町まで修理品の納品に行ってきました。
と言っても高野町の方ではなく高野町まで来ていただいたのです
島根県安来市から広島県庄原市高野町までは国道432号線をひたすら走ります
中国山地を超えて広島県にはいる直前では道路の両脇にはこんなに雪があるのですが・・・

この先数百メートルを走り峠を越しますと一気に雪がなくなりまして
畑や山にうっすらと雪があるだけなんですよね〜
山一つ越しただけでこれだけ違うの?と感じるくらい凄い違いなんですよね。

そして松江道路の「道の駅たかの」に到着しました。
予定よりも30分も早く到着しましたので・・・いったいどれだけ飛ばしたの!?って思われるかもしれませんが流れに沿って走っていただけなので・・・(笑)
大きな声では言えないですが60〜80くらいは・・・

お客様にお会いして
修理品を納めさせていただき・・・
コーヒーショップでコーヒーをいただき・・・
お土産を・・・お預かりして??

今回は1/43モデルがメインだそうで・・・
こんなに!?(笑)


午後1時半ごろにはアトリエまで無事に戻りまして
昼食を食べて本業開始ですね
帰ってから郵便ポストを見ますと何やら郵便が来ていまして
Wさんから資料写真を送っていただきました
と言うのも560SECのリアバンパーの形状が絵わかる写真が無かったんです
・・・と言うことで送っていただきました
こんなお手紙とともに・・・
僕はこの方の手紙大好きなんですよね
マジックで書かれていますが、昔の毛筆のような力強い感じが何となく好きなんですよね
書けと言われても描けないのです。

なぜ560SECのリアバンパーの写真が必要だったのか・・・
と言うのも
サイドステップやフロントバンパーがあれだけ手がかかった形状だったのにリアバンパーが幅を広げただけと言うのはちょっと無理だろうと思ったんですよね
明日からもう少し手を加えてゆく事になりますね。

リアバンパーをサイドから見ますと
リップがついているのがわかりますよね
これだけでも形状が違うのがよくわかりますよね
オマケにリアバンパーの周囲を映した動画もあったので形状がよく理解出来ました。


明日は何をしようか楽しみが膨らみますね
仕事の方は6.0SLのフロントフェンダーのアウトレットから始まりそうでうすね。
そうそうその前にニンニクとタマネギに肥料をやらなければ・・・
明日も忙しそうですね〜



リアバンパーのパテを削りました

2021-02-22 21:00:00 | Wさんの1/18 AMG560SEC
本日の山陰もとても天気が良くて気温が上がりましたね〜多分!!
気温を測った訳では無いですが20度を超えたんじゃないかと思いますね。
トレーナーを脱いで外に出ても全く寒く無いのですから、本当に初夏並みの暖かさではないかと思います。
明日からは少し気温が下がるらしいですが・・・皆さん風邪を召されません様に・・・。

今日は出勤して最初の仕事です
暖かいのでCafeとアトリエの窓ガラスを掃除しました
この所の雨や雪に黄砂が混じっていた様で汚れが気になっていたのです。

そしてちょっと病院に行ってきました。
別に病気になった訳では無くこの所風が強かったし黄砂も飛んでいましたよね〜
そうなんですそろそろ花粉アレルギーが始まったみたいでして数日前から鼻水/鼻づまり/クシャミとオンパレードです。
でも普通の年なら12月位からアレルギーの薬を処方してもらわないとパテとか研ぎたく無い感じだったんですよね〜(笑)
で・・・その年に新たに処方してもらう為には面談して診断を受ける必要が有るらしいのです。
まあ決まり事ですから仕方が無いですね〜
という事でかかりつけの病院に・・・なんと多いですね〜患者さん!!
診察までに50分薬が出て来るまで50分と往復の時間を入れますと2時間以上かかりました(笑)
それでも仕方が無いですね〜

病院もお客さん(患者さん!?)が多くて忙しかったのだけど
Cafeまで戻ったら・・・車が一杯!!
そのまま厨房係でした
しかも2時過ぎまでびっしりで昼食もその後に食べる事になりました。
今日はS百合さんいないから・・・自力で何とかするしかない(笑)わけでして・・・。

午後からは少し本業を進めます
本当にクタクタでして・・・(笑)
弱音を吐いちゃあいけないですね〜爆!!

さてリアバンパーですが
500SLでは意外とカクカクしていますけど
AMG6.0SLでは角が少し丸まって良い意味で現代的になったと言いましょうか・・・
でも角は弱いながらも一直線に見えなければなりませんので見切りの部分にはプラ板を接着してガイドになる様に作ってあります
その部分にパテを入れます
結構もっさりといい加減に付いている様に見えますが・・・その80%位は削ってしまいますからね。
むしろ足ら無いともう一度盛らなければならないので余分な手間が発生するのです
なので少し多めかな〜と言う感じに盛っておきます
今日は気温が上がってパテの硬化が早くなっているのも原因の一つですね。
それくらい気温が高いのです。

リアのナンバープレートの取付け部分もユーロナンバーから日本のナンバーのサイズになる様にパテを盛っています
本当はもう少し奥行きが欲しいのですが・・・ダイキャストのボディがこれだけしか厚みが無いので仕方が無いかな〜。

リアバンパーのパテを削りました
如何でしょう?
まだまだ荒過ぎてよくわからないかもしれませんね
デザイン的にはフロントのバンパーとの共通性が感じられますね。
まあ一度サフを塗らないと本当の形状が良く見えないかもしれませんね〜。


そして本日は困ったお客様が・・・
と言ってもお客さんが悪い訳じゃ有りません
私の引き出しが少な過ぎるというお話・・・
制作の他にもお客様から修理のご依頼やご相談が有ります、多い日は2〜3つと有るときも有ります。
中には現物を見ないと写真ではなかなかわからない物も有ります。
今日送って頂いたのはまさにそんなモデルでした。
メイクアップのアイドロンコレクションの箱に入っていますが多分どこかのスペシャルモデルで88個限定らしい・・・

リアのクォ−ターに白い傷みたいな物が見えるらしい・・・
少なくともこの角度では見えません・・・

こっちから見ても・・・ウ〜ン
見えないな〜
と言うか角度によって黒い線が入っている様にも見えましてね入っているとしたらキャンディレッドのクリアーレッドの層に近い部分かな〜と
もしそうならほとんど修理不能なんですね。
キャンディ系の色はシルバーの上にクリアーカラーを塗っていますので同系色を塗っても濃くなるだけでして全部剥がして塗らないと修理完了にならないのです。
お客様に直電しました。
ではフロントのエンブレムの部分だけお願いしますと言う事で了解を頂きました
下の写真では白い線では無く黒っぽい線に見えるんですよね・・・ゴミかと思ったら違うみたいです。
フラットクリアーのタレかな??

ですが・・・何となく白っぽい傷の様な物が・・・とお客様が言われていた言葉が耳から離れません。
もう一度良く見ますと・・・エンジンフードの上側の筋彫り部分からクォーターにかけて2本くらい白い筋の様な物が見えます・・・
(下の写真では多分角度が良く無いので見えないかと・・・思います)

見えないのでは修理にならないのでお客さんに送って頂いた写真をちょっとだけご披露しておきます
この写真だと白い部分が良く見えますね・・・

エンジンフードのアウトレットを取り付ける時に接着剤が糸でもひいたのかな?と思って取り敢えずエナメルシンナーで拭いてみます・・・
若干薄くなったけど・・・まだ完璧じゃない。
仕方なくもう一度綿棒を変えて拭いてみます・・・どうやら接着剤ではない模様ですね。
この様なフラット仕上げの場合最終的にフラットクリアーを塗って仕上げるのですが塗装時に片寄りが有りますと白い模様が出る事が有りましてそれはほんの僅かなのですが・・・
お客様には気になられたのでしょう。
そんな場合はこれです!!
バフレックス3000番で少しだけ削ります
削ると言うより撫でる程度です

どうかな〜!?

少し良さそうなのでもう少し周囲を研磨・・・

そして修理後の部分を拡大してしかも角度違い照明の当て方を変えて撮影してみました



もう白い線みたいなのは見えないですよね〜!?
一度は直電で触らない方が良いじゃないですかね〜と申し上げましたが・・・
せっかく送って頂いて何もしないというのはちょっとね〜
自分の引き出しの中で何とかなる様に努力はします、後はお客様が実物をご覧になってどう判断されるかですかね〜。
なかなか難しいですね・・・修理!!

このシンガーはまだ完成では有りませんフロントのエンブレムも作り替えなければなりませんのでもう少し私の所でお休み頂きましょう。

ひたすらパテを削っています

2021-02-21 19:54:40 | Wさんの1/18 AMG560SEC
本日の山陰は晴れて大変暖かになりました。
気温は20度以上有ったんじゃないかと思いますね。
日中はエアコンで暖房なんてとんでもないという様な室温になっていまして窓を開けたら今度は風が強くて・・・
まあ風が強いだけなら許せますが・・・杉の花粉攻撃を受けましてコロナじゃないのにクシャミが止まらないときました・・・。
嫌だね〜!!

花粉攻撃は受けても・・・畑の野菜は待ってくれません
今日から今年2回目の施肥です
まずはラッキョウからですね。
本日はラッキョウ/アスッコ(菜の花みたいな野菜です)/スナップエンドウ/レタスまで完了しました。
残りは高菜/ニンニク/タマネギですね。
あと2日はかかるな〜
美味しい野菜の為にはなんとかしなければ!!
明日は朝一で病院に行ってアレルギーの薬を処方してもらおうかな〜。

さて本日の最初の作業は
メイクアップアイドロンのケースの交換作業です
愛媛県と埼玉県のお客様からのご希望で取り寄せたアイドロンのミニカーのケース交換作業です。
シンガーは埼玉県のT代さんのオーダーですね。
このモデルは発売から少し時間が経過していますので残りが少なかったのでラッキーでしたね。
NSXは愛媛県のK岡さんのリクエストですね
これももうそんなに残りが無いのでお早めに〜
この方このモデルでしかもカイザーシルバーでないといけ無い理由があるのです。
と言うのも50才になられた記念に実車を購入されたとの事、同じミニカーが欲しかったのです。
K岡さんとはもう随分前からのお付き合いになりますが・・・
本当にNSXを買われたんですね〜夢をかなえられたなんて凄いじゃないですか〜!!
なかなか出来ませんよね。

いつもの様に木製ベースにマスキングテープを貼ってセンターを決めます
穴位置を採寸してケガキをしておきまして穴を開けます
裏返してからビスの頭がクリアーする様にもう少し太いキリで穴を拡大します。

プレートも移して元ケースも掃除して・・・
取付け完了ですね
シンガーの方は明日には発送します。
NSXはしばらく当方に住みます・・・
何故かって?
まだナンバーが付いてないのが理由の一つなんですよね、ナンバーが付きましたらナンバープレートを作ってシートや内装を標準のブラックに塗直します。
また5MTからATに変更の加工をしなければなりませんね。
以上の加工が終了したら速やかにお送り致しましょう。
実車の納車を待っている時はウキウキしますよね〜
K岡さんも多分そうだろうな〜!!

そして次はS木さんのエキゾーストですね
クロームを塗ってからクリアーを塗っています
クリアーを塗っておかないとここから先の作業が進められません
・・・実はクリアーは昨日最後の作業として塗っておいたんですよね〜。
一晩置いておかないと完全硬化しないので・・・正確に言えばここからが今日の作業です。

そして焼け色を塗っています
サイレンサー部分はクリアーオレンジにブラックを混ぜた物です
溶接痕の部分を中心に塗ってゆきますがベタ〜ッと塗るのではなくあくまでも溶接時にその周囲が焼けました・・・と言う感じにしたかったのです。

ここまでなら今までと同じ・・・敢えて言うならマスキングをしたのかどうかだけしか違いが無いのですよね
では次の写真をご覧下さい
何か少し違いが有りますよね〜!?
溶接部分だけクロームになっていますよね〜
この部分だけ塗そうを剥がしました。
溶接部分は金属が溶けますからこの様に光っている様に見えますよね。
これでどうかな??S木さん!!

やり方は簡単です
綿棒にシンナーを含ませて凸の部分を拭くだけです。
こちらは集合する前のタコ足の部分です

でもね・・・失敗した部分もあります(笑)
サイレンサーの前の部分ですが・・・メッキ調塗料の後でウレタンクリアーを塗ったのですが・・・
落下してゴミがついてしまいました
塗装を剥がした上に溶接痕もダメージを受けたのでやり直しをしております。
他の部分は完成していますが・・・実に不覚の致すところですね。


ここからが本業です
と言うか・・・今日は家内の妹のS百合さんが手伝ってくれていますので安心して本業が進められます。
午後からはティータイムのお客様も多くて常にドアの開く音がしていました。

本業のWさんのメルセデスはひたすらパテを研いでいます
まずはフロントバンパーですね
もう形状は大体決まっていまして気泡等を潰すためのグレージングパテを施しましたのでそれを研いでいます。

リアバンパーですが・・・
やはりフロントやサイドのスポイラーがあれだけ手が入っていますと500SLとの違いはかなりありますね
こちらも基本となる部分はプラ板で作っておきましてポリパテで辻褄を合わせてゆくしかないですね〜

削ってパテを盛ってまた削り・・・
ここまで加工できました。
まだまだ十分ではないですけどね
基本の形状はとらえられた気がします。


明日は月曜日当方にとっては週末です(笑)
23日は全国的にお休みなんですが火曜日なので当方もお休みですので広島まで県境を少し超えて修理品の納品に行ってきます
・・・まだ予定ですけどね。
久しぶりのロングドライブかな!?

フロントバンパー整形とサイドステップパテ盛りです

2021-02-20 21:25:57 | Wさんの1/18 AMG560SEC
本日の山陰も大変気温が上がりまして暖かな一日でした。
10度台の後半位は有ったのではないかと・・・もう春の陽気ですね。
さすがに風が吹きますと少し涼しいけど・・・
2月にこれなら十分暖かい。
そう言えば・・・2月のタマネギの肥料の時期になりましたね・・・これから月末までの間に肥料をします。
超忙しいぞ〜!!

しかも今日の厨房係は超忙しかったです。
何で!?こんなに次々と・・・と
15時まで皿洗ができなかったのです・・・
今日は夕方に家内が今日は忙しかったね〜と缶ビールを持ってきてくれました
店を始めて12年になりますが初めてかな・・・
帰りはもちろん家内の運転で帰りました(笑)

そんな中ですが一昨日だったかな隣町のS木さんがいらっしゃいまして・・・
塗ってもらったエキゾーストが少し単調だったので新しく塗ってほしいと持っていらっしゃいました。
確かにね〜
3Dプリントされた部品は溶接跡の凸部分が無い物でして・・・
私が作るなら自由気ままに加工しますが・・・下請け(協力者!?)としては勝手な事は出来ない訳でして・・・
このツルッとした物を既に複製に出しておられたら全部無駄になってしまいますからね。
与えられた物の中での最良を目指したつもりです。

今度は少し自由にやらせてもらえる事になりましたので溶接跡を表現しておきましょう・・・
という事で使ったのはこれです・・・
と言ってもよくわからないかも・・・
普通溶接跡を再現する方法としてはポリパテを盛り付けてゆくとかエポキシパテを糸場に伸ばして付けてゆくとか・・・
色々な方法が有ります
プラモデルなら線香を使って溶かして表現する方もいらっしゃる様で・・・
ただ素材によっても再現方法を変えないと3Dプリントした物に線香を当てて溶けるかどうか?ですしね(笑)
私はウレタンサフの缶の底に溜まっている硬い樹脂を使ってみました。

硬い樹脂を取り出してみますと何だか丁度良い硬さです・・・がここで問題が出ました
ウレタンサフは硬化剤(液体)を混ぜなければ完全硬化は望めないのです。
で・・・液体の硬化剤を混ぜますとサフが緩くなってしまい盛れません・・・
仕方が無いのでホームセンターに行きますとこんな物を発見しました
塗料に混ぜると粘度が上がるらしい・・・
ベビーパウダーのなどでも大丈夫ですね。

爪楊枝を使ってエキゾーストに盛付けます・・・
なるべく点々となるのが理想ですね。
盛付ける場所を見失わない様に鉛筆で軽く線を入れておきますとよれたりする事がなくて楽ですよ。
集合部分はかなり溶接跡が多い部分ですね。

テストの為にスプリングマウントの金具が取付けてある部分も溶接跡を盛ってみました。

サイレンサーの部分も以前に塗装した物を参考に溶接跡を盛っています。
このサフが硬化しましたのでウレタンクリアーを塗っています。
このクリアーはクローム塗料の下地になる物ですね。

ここでエキゾーストの塗装はちょっと中断です
ウレタンクリアーが硬化しないとメッキ調の塗料が塗れないのです。
この部品は3Dプリントその物なので熱をかけて硬化促進が出来ないのです・・・ですから自然硬化を待つしか無いのです。

よく3Dプリントした部品等を売っている方を見かけますが熱によって樹脂を溶かして盛付けてゆくタイプの物は乾燥機で硬化促進をしますと変形する恐れが有ります。
部品を販売される方は熱により変形する旨書いておいてあげた方が親切ですね。
光硬化なら少しは熱に強いのかもしれませんが買った人はどんな樹脂で出来ているのかわからないでしょうし・・・乾燥機に入れて変形してしまうと使えなくなってしまいます。
せっかくお金を出して買った部品ですから変形したらとても残念でしょうから・・・

さて本業開始です
今日はバンパーの部分に盛大に盛付けられたパテを削っていく所からですね。
最初に削るのは外の外形の部分からです
プラ板を貼付けてガイドとしてありますのでそのガイドに沿って削ってゆきます。

そしてガイドの上下を結ぶ様にしかもボディの丸みを殺さない様に削ってゆきましょう。
実はこの作業が一番難しいですね・・・
まあパテなのでやり直しは何度でも効きますけど。

パテが足ら無い部分が出てきますのでもう一度パテを盛ります
今度はそんなに厚く盛らなくても良いのでグレージングパテを使います
色が違っていますので削る時にもガイドになりますからね。

パテが硬化するまでは触れませんから・・・
他の仕事を進めておきましょう
何やらボディが穴だらけに・・・
別にマシンガンで撃たれてしまった訳では有りません(笑)
この部分にはノーマルのメルセデスでは四角い3本のエンジンルームの熱気抜きの穴が有るのですが、AMGでは2本になっていましてしかも微妙に位置が違うのです。
ミニカーはただの凹みとしてのモールドになっていますが、せっかく作り直すなら穴を開けて貫通させておきたいですよね。
という事で厚みが6mmくらい有るボディのこの部分に穴を開けて開口しています。
まずはドリルで穴だらけにしました・・・

8つの穴を開けてからその残っている部分をラジオペンチでつまんで取り除いた所です
この後ヤスリで整形しておきましょう・・・
ダイキャスト・・・硬いんですよね〜
なにげに時間がかかりますね。

そしてステップの部分にパテを盛っておきます
本日最後の仕事でパテを盛っておかないと時間が勿体無いのですよね・・・硬化まで時間がかかりますから。

これで明日はパテを削る部分からスタート出来そうです
巧くいくといいですけど・・・ちょっと不安です!