Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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メーター作り直しています

2021-12-26 19:27:05 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は雪ですね〜!!
昨夜から降り出した雪ですが、思ったよりも少なく朝起きて安堵しました。
7〜8cm位だったんですよ。
平地で20〜30cmとも言われていましたからね〜。
今朝くらいなら除雪機が出動するまでもなく普通に通勤出来ますし駐車場の雪を掻く事も有りません、通路の雪だけスコップで除雪です。
でももう一つの心配は当たりました!!
昼間でも気温が上がらず氷点下の予報だったんですよね、少ない雪ですが昼間も余り溶けずに周囲は白いままです。
しかも少しずつですが雪が降っていましてせっかく雪を掻いたのにまた薄らと白くなっています。

こんな日は厨房係は暇なんですよね。
本業の為には良いのですが・・・
昨日でクリスマスシーズンが終わりましてCafeの飾りを夜になってから変更していましたら・・・家内が「これを治して」と言って持って来たのがこのブリキの飾りです。
スキーが外れてしまったらしく・・・接着して5分で修理完了です(笑)

では本業を始めます。
オースチンヒーレーが大詰めにさしかかっている時にメッセンジャーに連絡が来ましたが・・・仕事場のPCは古いままなのですぐに読む事が出来ず・・・帰ってから確認しましたらS15シルビアのT中さんからの連絡でして。
車のメーターも変わってますと・・・写真を送って頂きました。
なるほど二スモのメーターセットに変わっている様ですね。
そう言えばオットーもイグニッションもメーターの部分に違和感が有ったんですよね。
まあ元々はアルミパネルみたいな感じのメーターだった様な気がしますのでミニカーは正しいのですが・・・

ミニカーはオットーもイグニッションもデカールを1枚ペタッと貼っただけなので・・・
簡単にやり直すならデカールを印刷して貼れば完了なのですが、それでは余りにも芸が無いでしょうね。

まずはスキャンする為にステアリングを分解します。
せっかく付けたんだけど仕方が無いです。
シルバーのメーターパネルが見えますね〜。

まずスキャンしてそのままインクジェットプリンターで印刷します。
この紙は裏に糊がついているラベル用紙です・・・なぜこれを使うのかは後でわかります。

続いてイラストレーターでメーターの文字の部分だけデータを作ってオレンジ色のメーターパネルを作ります。
ちょっとギザギザしていますが・・・プリンターの限界に近いのです。
なぜかと言いますと・・・オレンジ色を作るのに問題が有るのです。
赤はイエローを1、マゼンタを1回印刷しますがより黄色みの強いオレンジを作る為にはマゼンタを先に一回印刷しその上にイエローを5回印刷しなければなりません。
しかも一番下には透け止めのホワイトも1度印刷しておかなければならないのです。
こんなに何度も印刷しますと少しずつでは有りますが印刷の位置がずれてしまうんですね・・・これは仕方が無いですよね。

ではアルプスで印刷しないでレーザープリンターなら正確なオレンジ色が出るかもしれないのでそれで良いんじゃないの?
と思われるかもしれませんがレーザープリンターには白が重ねて印刷出来ません(重ねて印刷すると言う考え方は無いのです)しかも白い紙に印刷するのが前提なのでそのままデカールを印刷しますと下地の色が透けてしまうのです。
今回はメーターパネルなので下地はブラックですからこの上にレーザープリンターのオレンジを印刷すれば全く発色しませんよね。
でも解決の方法は有ります白いトナー(機種は限られますが売っています・・・正確には蛍光のホワイトなんですが・・・)で印刷したデカールを貼っておきまして上にオレンジのデカールを重ねて貼る方法です。
しかし気泡が入りやすくなる事また2枚のデカールの厚みが気になるので今回はアルプスプリンターを使う事にしました。

ここまでは頭の体操です、どこをどのような表現にするのか考えながら模索ですが・・・
ここから先は実際に手を動かす事になります。

最初に印刷した糊付きの紙の物をメーターパネルの部分だけカットしまして0.2mmのプラ板に貼って切り出しました。
これをやりたかったので糊付きの紙に印刷したのです。
つまり型紙なんですね。

続いて同じ型紙のメーターの部分を丸くカットします
ポンチで抜くと丸く綺麗に抜く事が出来ますね。

そしてそれを0.3mmのアルミ板に貼ってくり抜きましょう・・・
このアルミ板は外形もメーターの穴もその通りにくりぬいています。
順番としては先にメーターの穴を抜いてから外形を整えながら切り出して削りますと楽ですよ。
一見金属板だから加工が面倒と感じられるかもしれませんがこの様な加工ではプラ板では柔らか過ぎまして完成までにバラバラになってしまいます・・・実は今回経験済です(笑)

ほらこの通り・・・
加工が終わったら型紙を剥がします
もうおわかりと思いますが・・・このプラスチックとアルミ板の部品はメータークラスターの中の凹みの部分に納めたいのですが凹みの部分はなかなか正確に型取りが出来ないのでこのような方法をとっています。
これなら簡単ですよね〜!!

切り出したアルミ板をメーターの文字のデカールに合わせてみます。
穴の中にきちんとメーターの文字が出ていたら成功ですね(笑)

そしてもう一枚切り出します。
今度はアルミ板をガイドにして透明なアニメセルをカットしています。
ほんの少しだけ上下の寸法を大きめにカットしています。
またしたに黒い紙を敷いているのはアニメセルがよく見える様にする為です

塗装をしました・・・言われないと変化がわからないかな??
穴の無いメーターパネルはグロスブラック、穴の有る方はフラットブラックに塗っています。
透明な物はそのままですよ

時間が有ったので今度は塗装です。
と言ってもエアブラシでは無く筆塗りです。

ダッシュボードのメーターのデカールを塗りました。
普通のラッカーで塗りますとデカールが溶けてしまいますので、使ったのはエナメル塗料ですね。
これならデカールを溶かす事が無いのでフラットブラックに仕上りますね。
ラッカーを使いますと恐らくデカールのシルバーを溶かしてしまいますのでこの部分がガンメタリックになってしまうんじゃないかと・・・心配していました。

ここを塗るのは上にメーターパネルを接着するのですが隅の方からシルバーのパネルが見えてしまいますと格好が良く無いからなのです。

続いて穴の開いたメーターパネルを塗装します。
どの部分を塗るのかと言いますと両サイドのメーターの脇に半艶の三角形の様に艶がある部分が有ります・・・

これは実はインジケーターランプでして不具合が有った場合に点灯する様になっていますが表面が艶のあるランプなので一見した所色は同じですが艶が違います野でこのような艶の違いで質感が変わって来るのです。

塗ってからマスキングテープを剥がしてみました。
光り方が明らかに違いますから質感の違いがよくわかって頂けると思います

次にグロスブラックで塗ったパネルにオレンジ色のデカールを貼ってみました・・・
上側の穴の開いたパネルと合わせて位置関係も確認しておきます。

少しメーターに小細工をします
メーターはデカールを貼ってからフラットクリアーを塗って艶消し仕上げにして有ります。
上の写真と比べて違いがわかりますよね!?
メーターの針を消しました・・・デカールのデータを作る時点で消しておけば良かったのですが・・・忘れていました。

洋白線の0.2mmをレッドに塗っておきましてカットしてからメーターに貼って針を再現しておきます。
メーターの針はレッドなんですよね〜しかも僅かな立体感が有った方が良いですからね。

次に穴の開いたメーターパネルを重ねて接着します。
これでメーターの縁の部分に段が有る様に見えます、実際にこの様になっているみたいです・・・そう見えるのです(笑)

拡大しますとアラが見えてしまいますが・・・(汗!)
段が有るし左右にはインジケーターランプの三角も有ります・・・(笑)

作ったメーターをダッシュボードに納めます・・・
ここまでは少し立体感の有るメーターが出来たと言う感じがしますよね。

でも作った部品でまだ使ってない物が有りましたね・・・
覚えていますか?

少し大きめに切り出したアニメセルですよ(笑)
これを斜めに取付けますこの場合下側をいっぱい奥に上側が手前側に出っ張って来る様に接着します。
これは何故かと言いますと実車でも透明な板が付いていますが反射光が写り込まない様に斜めに取付けてあるのです。
実際に見た時にも確かに透明な板の存在はわかりますが反射してメーターが見えないなどと言う事は有りません・・・全部実車と同じなんです。
まあミニカーなのでこの車でスピード違反をする事は有りませんが反射してスピードメーターが見えなかったと言い訳は出来ません(笑)

もう少しでダッシュボードが完成しそうなんですが・・・今日はちょっと時間が足ら無いですね〜
続きは明日と言う事にしておきましょう。


ナンバープレートと展示ベースのプレートを作りました。

2021-12-25 21:22:27 | Austin Healey 3000

本日の山陰は朝のうち曇り
朝のうちはこんな感じで薄陽さえ射していました

昼前から雨が降って来まして・・・
午後からは雨が降ってきました、そして時々雪が混じってミゾレ状態でして
よく見ますと窓ガラスに雪の粒が見えますね

そして夕方暗くなってから雪が多くなりまして少し重い雪のようになりました。
帰宅時にはいつもの道路の温度計は0度を示しておりました、まだ夕方6時なんですが・・・。
明日は最高気温もマイナスらしくて厳しい寒さが予想されますね。
やっぱり山陰の冬ですね〜
感心する位天気が良くないですね・・・
しかも少しずつですが寒くなって来ました。

こんな日は屋内の仕事から・・・
先日のお休みに大掃除をしたのですが窓ガラスがまだ拭いてなかったので今日は窓ガラスの内側を掃除しました。
毎日少しずつ気になる部分を掃除します。
窓際の観葉植物を移動して掃除機をかけてから窓を拭き・・・また元に戻しますが、窓の面積が広い建物なので結構大変ですね。

今日のお昼は比較的暇でしたね。
この時期ご婦人方は大変忙しいのでしょう・・・子供や孫はもう冬休みが始まっていますのでゆっくり外食などしている暇がないでしょう。
大体毎年クリスマス以降は暇になって来ます・・・だから年末年始のお休みをしっかり長めにとれます(笑)
本業では毎日出勤していますけどね・・・。
まあ気持ちは楽ですから・・・助かりますね。

で本業をすすめましょう。
今日はナンバープレートのデカールを作る所からですね。
このナンバープレートは架空の物です・・・
お客様から日本のナンバープレートを付けて下さいとご依頼が有りましたので・・・
通常は年式とお客様のお住まいの都道府県を入れるパターンが多いのですが、伺っていなかったので品川ナンバーにしました。
1950年代後半に品川ナンバーならこの車が登録されていたって不思議では無いですよね。

もう一つ・・・
展示ベースにプレートを付けておいて下さいと言う事なのでそちらもデータを作ってデカールを作りました。
文字は普通はブラックなのですが英国車と言う事でダークグリーンにしました。
まあ車名と年式くらいなのですが・・・・

右側に少し空きがあるのは後でわかります。

デカールを貼って乾燥機に入れて2時間・・・
ウレタンクリアーを塗ってまた乾燥機・・・
気温が低いので乾燥機が大活躍です(笑)
そして中研ぎしています、この後もう一度薄くウレタンクリアーをかけて硬化を待ちましょう。

続いてナンバープレートもデカールを貼っています
こちらのグリーンはシアンを2回イエローを1回印刷して少し黄色味を帯びたグリーンを使っています。

日本のナンバーを付けるなら・・・
先だってしておかないといけ無い事が有ります。
そうなんです!!
リアのナンバープレートには必ず照明が必要なんですね。
普通は黒い横長のプレートの両端か上側にナンバー灯が付く様になっています・・・
これは全ての国で同じと言う事では有りませんし時代に依っても法律が変わって来ますから必ずと言う事では有りません。

まずは黒いナンバー台を接着しました。

両端にナンバー灯を取付けます。
写真が上下逆になっていますが・・・手向きが良くなかったみたいで・・・スマホ撮影は難しいです(笑)

他にも細々とは載せていませんがミニカーをベース板に固定する為にスペーサーを作ったり・・・
シャーシのネジ穴の保護の為にエポキシ系の樹脂を盛ったりと・・・なかなか大変ですが、長く楽しんで頂きたいので打つべき手は打っておきます。

プレートのサインを入れました。
この部分はマジックで直筆です。

リアのナンバープレートはプレートの止めネジが右側、封印は左側ですね。
1/43ですけど封印も作っています(笑)

机の上を片付けていたら出てきました・・・
バンパーのオーバーライダーです、1個無くなっていましたよね。
てっきりどこかに飛んで行ったと思っていましたが「灯台元暗し」ですね

展示ベースの裏側にもサインを入れておきます。
あくまでも表のプレートはお客様のご依頼、展示ベースの裏のサインは私の標準仕様です。

今回は初めて当方の紙箱でお送りするのですが(前回まではメイクアップさん経由でした)どうも箱がきついのです。
で注意書きを作っておきました。

しかしながらもっと良い方法はないのか・・・と
そういえば最近の1/18の紙箱は内側のケースの一面が開くようになっていますよね。と言うことで持っている紙箱を改良してみました。
この紙箱は当方の親戚の箱屋さんが作ってくれたもの・・・既に他界されていまして加工も追加もできないものなのです。
なので今回自分でやってみました。
さすがに紙箱の加工は初めてなんですよね。

こんなふうに収めます。
出す時も楽ですよね〜。

ミニカーは発送のためにこんな感じでテーピングしておきます。
輸送途中で壊れると困りますからね。

今日はご依頼をいただいたY口さんから直接電話をいただきまして明日は梱包して28日に発送、30日にお客様の手元にお届けすることになりました。
喜んでいただけると嬉しいですね。

今年中にシルビアも完成する予定だったのですが・・・ちょっと無理かな!?(笑)
修理も年末までに・・・と思ったけど年末年始は輸送環境があまりよくない(破損が心配でね)ので年明けの方がいいのかな。
と思いますと気も楽になります(笑)

 

 

 

 


いよいよ完成が近くなりました

2021-12-24 20:29:44 | Austin Healey 3000

本日の山陰も朝から天気が良くて暖かな一日でしたね。
天気が良いと言う事は朝は放射冷却で少し冷えましたが日が当たりますとどんどん気温が上がって来ました。

出勤してすぐに行なったのはガレージの前の溝掃除です。
この所水草が生えたり普通の草が生えたりしていまして水位が上がって来ていたのです・・・
溝全体が地盤沈下しているので砂や水が常時たまって来るんですね〜
お金は貯まらないのに・・・ゴミばかり溜まります(笑)
まあこれも皆さんの為ですから2時間程かけて掃除をしておきました。
その後は倉庫から薪を軽トラックでCafeの方まで運びましてこの週末の寒波に備えます。
薪を運ぶ作業は家内には無理でしょうから、私がしておくしかないですからね〜。
しかも寒くなって雪が降ってから運ぶのは私も嫌ですから(笑)
今のうちに運んでおきましょう。

さて今日の本業です・・・
今日完成するのか?(笑)

作った部品をどんどん取付けてゆきます。
最初はワイパーですね・・・
ワイパーは余分なハンダを削り落としましてバフ掛けしてピカピカにします。
本当はこんなにピカピカじゃないかもしれませんが・・・
日光が当たった時に反射して眩しく感じる事が有るからワイパーは余りピカピカにする事が無いのです。

そしてワイパーを取付けました。
細かな事ですがワイパーのブレードの長さとウインドウの高さには密接な関係があります。
ブレードが長いとウインドウの上側のフレームにあたってしまうんですよね〜(笑)
しかもアームの長さにも関係が出て来ます・・・如何に自然に納めるのか・・・なかなか塩梅が難しい・・・。

続いて昨日作ったフロントウインドウの両サイドのステーですね
真鍮で作ったのには訳が有ります・・・
このステーはどうやらボディカラーみたいでして、塗るなら真鍮の方が良い訳です。
サフを塗ってボディカラーを塗って・・・クリアーも塗ってボディと全て同じ仕上げをしております。
ずれない様にマスキングテープで押さえています。

次はサイドミラーです
ミラーはどんなのが良いのか迷いましたが・・・
他の車には無いデザインの物が相応しいと思います。
一見バイクのミラーを流用したの?って感じの長いステーの付いたミラーにしました。
このミラーは私が参考にした写真の車に付けられていた物なのです・・・。
何となく時代に合っているのではないかと感じたんですね。

左右で少しミラーの角度が違います。
この車は右ハンドルなので左側のミラーは右側に比べて角度が付いています。
右側のミラーはそこまでの角度は付いてないんですね・・・
まあ模型なので左右同じにしておいた方が良いと言う考え方も有りますが私は写実的に・・・と言う事で(笑)

続いてまだ部品を作らなければならないものが有りますね・・・
それがマフラーなのです。
なぜか・・・
このオースチンと言う車は初期と後期でマフラーの出口の場所が違うみたいなんですよね〜。
キットのはマーク3と言う後期型なのでマフラーの取り回しが違っていても不思議では有りません。
参考にしている初期型はステンレスマフラーに交換されている様なのですが・・・英国車には何となくステンレスマフラーが似合わない様な気がするのですよね。
日本の旧車ではステンレスマフラーを付けている車も結構いるのですがね〜オースチンヒーレーはチューニングカーじゃないのですから(笑)
まあ新品部品が無くて社外品のステンレスマフラーを付けているのかもしれませんが・・・詳しい事は不明です。
今回は英国車らしくスチール製のエキゾーストと言う事でマフラーを作り直しました。
まあ下の写真に有るクネクネ曲がっているホワイトメタル製の部品は使いたくないかな〜。
真鍮のパイプを使って作り直しました。

サイレンサーはホワイトメタルの板を使って楕円形にしています。
車高が低めなので地面とのクリアランスが小さくなると困りますからね。

2本のパイプもステーをハンダ付けして位置関係が変わらない様に固定してあります。

塗装はいつも通りサフを塗ってからガンメタに塗りました
まあスチール製のエキゾーストなんでねチープにガンメタリックです(笑)

塗装が乾きましたので早速取り付けます
実車と同様に先端を斜めに削りましてエンドパイプの部分を少し曲げて跳ね上げておきましょう。
実車がそうだから仕方がないのです。

明日はナンバーを作って・・・お客様のご依頼のプレートを作ります。
一応本日お客様にメールをしておきました・・・
納品で発送をしますがお客様の住所を知らないんですよね・・・メイクアップさんからのご紹介だったのでうっかりして居ました。

 


ワイパーの制作

2021-12-23 22:33:38 | Austin Healey 3000

本日の山陰は雲が多いながらも晴れていて風はありますが気温は14度くらいかな〜。

外でも意外と過ごせました・・・朝は風がなかったので畑のゴミ(ピーマンやバラの剪定屑です)を燃やしまして処理しておきました。
これからは天気の良い日が少なくなりましてゴミを燃やす事が難しくなって来るのです。
焼いて残った灰は畑に戻して土がアルカリ性になるように維持管理します。

午前10時になってCafeに戻ってコーヒータイムです
休憩をしておりますと・・・中庭の餌台にスズメが来ます。
最近は新しい餌台にやっと慣れたみたいで・・・激しく行き来していますね。

昨日のサンタさんがもう一度出たいと言いますので・・・(笑)
スズメさんと一緒に・・・シルエットですけどね。

 

 



営業時間が始まったのでCafeに戻りますといつもの様に準備が進んでないのです。
かなり遅れ気味だったので家内の手伝いが始まります・・・
まずはフレンチトーストを焼きまして・・・次は昨日届いた椎茸を袋に小分け・・・茶碗蒸しを作ってベーグルを茹でて焼きます。
続いてお昼のプレートランチの付け合わせを作りますと・・・もう11時半ですからランチタイムに・・・。
まあ忙しい事この上無いですね。

午後2時頃にやっとアトリエにたどりつきました。
ここからは本業を開始致します。
まずはオースチンヒーレーのワイパーですね。
1/43でワイパーの部品と言いますと一般的にはエッチング製が多いのですが・・・
私はこれを好みません
なぜかと言いますと確かに精密な物は出来ますし簡単では有りますが下手をしますと平滑な物となってしまうからなのです。
ですからワイパーも細い洋白線と平板を組み合わせた物になりますね。

まずはワイパーブレードの部分です
ワイパーブレードってご存知ですよね、実際に窓を拭く部分ですね。

続いてワイパーアームです
これはワイパーブレードを扇型に動かす為のアーム部分になります。

ご存知の通り根元が少し太くなっています。
まだ途中ですけどね・・

続いてフロントウインドフレームの左右に付けられていますステーを作ります
このステーは走行風をまともに受けるフロントウインドウを支える為のフレームですね。
ウインドスクリーンの両サイドに取り付けられています。

形状はちょっと難しくてねウインドフレームに当たる面は平面、それ以外は曲面なのですよね。
その微妙な調整が難しいのです。

続いて・・・最後の難関

フロントウインドウの取り付けを行いました
ウインドウのカットが微妙なんですよね
切りすぎますとフレームとの間に隙間が空いてしまうので難しいのです。
接着はゴム系接着剤で硬化まではマスキングテープの細切りで止めておきます。

続いてサイドミラーを作ります。
最初はメインのミラーを作ります

洋白の丸棒を旋盤で削って居ます
直径は2.3mm厚みは0.3mmですね。
旋盤でないとできない芸当です。

穴は0.4mmでミラーのステーを差し込むための穴ですね

洋白線の0.4mmを使ってステーを作ります。
なかなか難しいですね

明日はまた続きを進めたいですね。
オースチンヒーレーの方が先に出来上がるかもしれませんね。

 


グリルの加工とルームミラーの取付け

2021-12-22 19:39:44 | Austin Healey 3000

本日の山陰は午前中は雨(朝方から降っていたみたいです)午後からは曇りでした。
午後からは雨は止みましたがもう畑は水を含んでしまってズルズルなので草取りに入る事は出来そうに有りませんね。
お休みの間に草をやっつけようかと思っていたんですがなかなか思った通りには行きません。

さて昨日I川さんの事を書きましたがお礼の電話って言うのはこれだったんです!!
一昨日だったかな・・・一つの荷物が届きました。
開けてみますと・・・こんな一文が目に入りました。
いやいやFBで刺激を頂いておりましてね〜お世話になっているのはこちらの方なのに・・・有り難うございます。



早速、箱から取り出しまして・・・
季節柄、Cafe店内に住んでいる小人のサンタクロースさんと記念撮影です。

得意のチーズケーキでした!!
まずはプレーンを自宅のご先祖様に・・・ちょっとの間お供えしてから頂きました。
(基本冷蔵なのでいつまでも出しておく訳にはゆきませんから・・・本当は早く食べたかっただけですが・・・笑)
このチーズケーキ濃厚でとても美味しいです、コーヒーや紅茶には勿論ですが・・・。
お抹茶でも良いかも・・・そう言えば抹茶のチーズケーキも存在しますものね〜。
島根県松江市はお抹茶の文化が根付いているのです、隣町の私の住む辺りでも昔は結構頂きましたね。
今は仕事柄コーヒーが多いですけどね。

昨日はメッキのモールの検証に時間をかけてしまいましたので実際の作業は余り進んでないのですよね。
少し前のブログで気になる部分が2つ有ると書きました、一つはモールの向きで脱着しまして解決済なんですが・・・
もう一つはまだこれから解決しなければなりません。
実はグリルなのです・・・
このオースチンヒーレーは私が小旅行に行くならこんな感じで・・・と言う事で制作しています。
キットは元々オースチンヒーレーのマーク3と言う後期型のモデルなのです。
ですが何でも初期型が好きな私は作ってゆくにつれて初期型に近づけたくなったのでした。
なので無理矢理さざ波グリルにしてみたり・・・ランプ類もマーク3から初期型にしてみました。
マーク3ではフロントのマーカーは片側に2つ(オレンジとクリアー)が付いている事が多く時代と共に(輸出された国の法規の違いも有ります)変わって来たです。
最後まで躊躇していたのはグリルの枠なのです。
マーク3ではグリルの枠は一体化しておりまして同じ様な意匠を持ちますが枠の下側は幅が広くなっています。

一方初期型はインテークの唇の様な枠が上下で分割されていまして上側は厚く太いですが下側は細くてほんの少しの幅しか無いのです。
ここが違いますと見た目の雰囲気がかなり変わって来ます。
当初はマーク3で作る予定だったのでどうしようか今まで迷っていましたが部品が付くに従って雰囲気が変わって中途半端に見えて来るのも事実なのです・・・
下は初期型のグリルですが良く見ますと上下のモールは別部品ですよね。

ついにカットしてしまいました。
外すのも大変でしたがカットも結構大変でして・・・洋白は硬いです(笑)
でもカットしてしまったのでもう後には引けません・・・。

上側は削り直して初期型らしく少しスマートに感じられる様に細く加工しました。
最終的には全面削り直しで・・・バフ掛けも当然やり直しです。

下側のモールは改めて0.4mmの洋白線を曲げて作り直します。
マーク3と違い両端は少し尖った感じにやり直しました・・・初期型は少し尖っているんですよね。
マーク3は一体化したグリルの枠の両端が丸く優しげに見えるのは私だけでしょうか?(笑)

次はルームミラーですね
この時期のオープンスポーツカーはダッシュボードの上に取付けられている物が多いです。
今ではフロントウインドウの中央のルーフの下側に取付けられますがまあこれも時代でしょう。
洋白板をカットして穴を開けて洋白線を差し込んでハンダ付けします。
ダッシュボードの取付け部分は金属リングを仕込んでおきますとそれらしく見えます。

実際に取付けてみます・・・
フロントウインドウと干渉しそうなら少し曲げを直してやらなければなりませんが・・・今回は大丈夫でした。
実車は取付け部分にビス止め用にフランジが付けられていますのでそれらしく削って穴を開けたプレートを入れて接着しています。
ただ穴を開けて刺して接着するよりもそれらしいでしょ!?

次は鏡を付けます
と言うのもこのミラーの足は洋白の本体を貫通してハンダ付けをしていますから磨いてもその部分は見えてしまうのです。
0.2mmステンレスの板をカットして磨きまして鏡にしています・・・一応多少歪みますが後が写ります(笑)

続いてガソリンの給油口ですね
この部品もどこかに行ってしまった物の一つでして・・・
アセトンで分解する時には有ったのですが、アセトンの海に沈んでいるかもしれません
洋白の丸棒で削って作り直しました。
初期型は少し丸い感じ・・・らしいのですこしRを付けて削っています。

ウインドウのフレームにもバフを掛けて磨いてみました・・・
ウインドウはまだこれで終わりにはなりませんのであくまでも様子見での取り付けです。
雰囲気は良くなった様な気がします。

明日からはまた営業日ですね・・・しかも今年最後の週になります
時間が無いですね〜。