1997年香港 高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)から様相が一変
鳥のウイルスのままヒトに感染、しかしヒト-ヒトへの伝播はなかった
感染鳥との濃厚な接触によりきわめて低い頻度で鳥-ヒト感染が起こった
生鳥のマーケットが異種鳥への感染と遺伝子再集合の場であることが明らかに
高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)とは
ニワトリに対する病原性でありヒトに対する病原性ではない
HA亜型はH5またはH7に限られる
ウイルスの感染性に必須のHA分子の開裂部位で変異が起こり、呼吸器や腸管だけでなく全身組織の細胞で開裂活性化が起こり、全身感染、サイトカインストームを引き起こす(ニワトリ)
カモ由来のインフルエンザウイルスは本来ニワトリには感染しない
ガチョウなどに受け継がれる中でニワトリに感染するウイルスが出現(低病原性)
ニワトリの間で6~9か月流行する中で高病原性ウイルスが出現
ヒト-ヒト感染例は濃厚な接触による数例が報告されているが、持続的な感染はない
2003年以来アジアでH5N1ウイルスが流行
2005年、中国北部・モンゴルで野生水禽の斃死体から分離
これが再度家禽に侵入して被害が拡大→世界各国に
北方の渡りガモ営巣湖沼にHPAIVが持ち込まれ定着すると、
毎年南方に運ばれるようになる(最悪のシナリオ)
新型インフルエンザはH5N1に限らない
H1~H15いずれの亜型の可能性も
2003年オランダ・ドイツ(H7N7)
野生水禽、家禽、家畜(特にブタ)のサーベイランスが重要
WHOや先進諸国でH5N1ワクチンの生産・備蓄が策定
ワクチン戦略
高病原性鳥インフルエンザの予防としてニワトリへのワクチン接種は行われない
ワクチンは発症予防であり感染予防ではない
感染すれば全て殺処分されるためワクチンは意味がない
新型インフルエンザやワクチンに対する誤解や迷信を解くことが重要
(喜田宏先生の総説より)
参考
鳥インフルエンザに関するQ&A(感染症情報センター)
インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A(感染症情報センター)
また、厚生労働省では新型インフルエンザ対策ガイドラインへのパブリックコメントを実施しています。
公衆衛生部門、医療部門、社会対応部門あわせて13もの対策ガイドラインが掲載されていますが、未読。。
鳥のウイルスのままヒトに感染、しかしヒト-ヒトへの伝播はなかった
感染鳥との濃厚な接触によりきわめて低い頻度で鳥-ヒト感染が起こった
生鳥のマーケットが異種鳥への感染と遺伝子再集合の場であることが明らかに
高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)とは
ニワトリに対する病原性でありヒトに対する病原性ではない
HA亜型はH5またはH7に限られる
ウイルスの感染性に必須のHA分子の開裂部位で変異が起こり、呼吸器や腸管だけでなく全身組織の細胞で開裂活性化が起こり、全身感染、サイトカインストームを引き起こす(ニワトリ)
カモ由来のインフルエンザウイルスは本来ニワトリには感染しない
ガチョウなどに受け継がれる中でニワトリに感染するウイルスが出現(低病原性)
ニワトリの間で6~9か月流行する中で高病原性ウイルスが出現
ヒト-ヒト感染例は濃厚な接触による数例が報告されているが、持続的な感染はない
2003年以来アジアでH5N1ウイルスが流行
2005年、中国北部・モンゴルで野生水禽の斃死体から分離
これが再度家禽に侵入して被害が拡大→世界各国に
北方の渡りガモ営巣湖沼にHPAIVが持ち込まれ定着すると、
毎年南方に運ばれるようになる(最悪のシナリオ)
新型インフルエンザはH5N1に限らない
H1~H15いずれの亜型の可能性も
2003年オランダ・ドイツ(H7N7)
野生水禽、家禽、家畜(特にブタ)のサーベイランスが重要
WHOや先進諸国でH5N1ワクチンの生産・備蓄が策定
ワクチン戦略
高病原性鳥インフルエンザの予防としてニワトリへのワクチン接種は行われない
ワクチンは発症予防であり感染予防ではない
感染すれば全て殺処分されるためワクチンは意味がない
新型インフルエンザやワクチンに対する誤解や迷信を解くことが重要
(喜田宏先生の総説より)
参考
鳥インフルエンザに関するQ&A(感染症情報センター)
インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A(感染症情報センター)
また、厚生労働省では新型インフルエンザ対策ガイドラインへのパブリックコメントを実施しています。
公衆衛生部門、医療部門、社会対応部門あわせて13もの対策ガイドラインが掲載されていますが、未読。。