男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

エスカルゴバター(パセリとにんにく)

2008年04月08日 | だし・調味料・スープ類
エスカルゴと聞いて「カタツムリ」と思い敬遠する人もいますが、
エスカルゴバターを炒めたソースはパセリとにんにくの味と香り
たっぷりの美味しいソースです。

バターとにんにくとパセリ、それに玉ねぎがあれば簡単に作れます。
身近な食材で応用範囲が広く、作り置きもOKなので、手空きの時に
作って冷凍保存しておくと重宝します。

畑のハーブコーナーのパセリが随分大きく育ったので、今のうちに
作り置きしようと思い、バターを買いにスーパーに行きました。

行ってみてびっくり! いつも沢山並んでいるのに「雪印バター」が
ほんの少しだけ並んでいるだけでした。

原因は今日のニュースで分りました。
牛乳の需要減少と穀物の値上げのため、生産農家が生乳の生産を控え
そのためバター生産が少なくなった・・・と言うことでした。

40%を切る食料自給率のこの国の将来はどうなるのだろう・・・
戦中・戦後の食料難時代を体験した年代の一人として、
行く先が心配になりました。
杞憂に終わればよろしいのですが・・・。

 にんにくとエシャロット(or玉ねぎ)とパセリのみじん切りをバターで炒め
 塩・胡椒したソースがエスカルゴ(ブルゴーニュ-風ともいう)バターです。
 魚介・野菜・きのこなどの食材と合性のよい、美味しいバターソースです。
 料理の都度つくるのが基本ですが、作り置きして冷凍保存すると便利です。
 オリーブオイルの変りに、このバターで作ったパスタソースはまた格別です。
 出来合いのエスカルゴバターもあり、200gで1000円くらいでしょう。
 面倒でも自分で作れば、材料費は同量なら400円くらいでできます。

材料
バター 100g 常温で柔らかくする
塩・胡椒 少々
にんにく 1かけ みじんに刻むに
パセリ 25g  同
エシャロットか玉ねぎ 25g 同
本当はエシャロットを使うが玉ねぎを代用してもよい。
玉ねぎはペコロス(小玉ねぎ)を使うと燐片が薄いので、細かいみじん切りがラクにできます。

エシャロット(ベルギーエシャロットとも言う)の類似にエシャロッテがあるが、これはラッキョウの一種。葉つきで小指の先くらいの大きさで生食するのはラッキョウの方、エシャロット(orエシャレット)の名で売られているので、間違いやすいですね。写真のようなベルギーエシャロットはあまり見かけません。
私の知る限りでは、関西では「いかりスーパー」には常時あります(値段は1個60gが90円くらい)。
関東では「成城石井」が置いていると聞きました。

作り方
① バターに塩・胡椒を加えスプーンで均等になるよう良く練る。
② にんにくと玉ねぎを加えて良く練り混ぜる。 
③ 次にパセリを加えて均等になるよう混ぜる。
(余ったバター保存用としてラップにくるんで冷凍する。)

エスカルゴバターで作る料理いろいろ
1.しいたけのエスカルゴ風 生しいたけをそぎ切りしてバターで炒めた料理

2.ジャガイモのエスカルゴ風 ジャガイモの薄切りにしてエスカルゴバターで炒               めたもの

3.ホタテ貝柱のエスカルゴ風 貝柱薄くへぎバターで炒めた料理

4.イカとソラマメのエスカルゴ風 イカの薄切りとソラマメをバターで炒めた料                  理

5.パスタ料理のソース エスカルゴバターで魚介・野菜を炒めてパスタソースに             する料理


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つくしの醤油漬け(つくしご飯)

2008年04月08日 | ご飯類
先日来つくしを求めて田舎道をドライブしていますが、
よい場所に行き当たりません。
そうこうするうちに今年は終わってしまいそうです。

レシピのつくしはご近所からいただいたもので作りました。
お昼に「つくしご飯」を頂きましたがけっこうなお味でした。

私は「つくし」は摘む方が楽しみなので、喜びは半分です。
でもおかげで、写真入りのレシピができました。

「梅醤油」は試行錯誤の末にできた「つくしの漬け汁」です。
「山蕗の葉」や董立ちした「蕗の董」をこの漬け汁に漬けると
緑色のきれいな「蕗の醤油漬け」ができます。
ほろ苦い味がなんとも美味しく、これも「春の味」です。

谷あいの、日当たりの良くない場所なら、まだ摘める場所があると思います。
たくさん採れたら「醤油漬け」を作って見てください。

さくらの花が咲き始めるちょうどそのころが、つくしが生え揃う時期でもあります。
つくしもさくらも年に1回、それも最適の時期はせいぜい10日前後、今年を逃したら来年まで待つしかありません。
つくしは自分で摘むのが無上の楽しみ。でもこのつくしはお向かいの角谷さんからのいただきものです。
醤油漬け・・・と言っても、色にこだわって白しょうゆと梅干を使いましたが、しっかりした味に出来上がりました。


つくしの下拵え(はかまをとって茹でる)
  つくしのはかまを取り除く。穂(あたま)は緑色がかって固いのはつけたまま。
  胞子が飛んで黄色になったのは取り除く。
  きれいに取れたら水洗いして、熱湯に通す(30秒くらいで引き上げる)。
  コツは茹ですぎないこと(茹ですぎると筋ばっておいしくない。嵩も減ってしまう)。
  たっぷりの沸騰した湯に入れて箸でかき混ぜ熱をムラなく通す。
  つくしを冷水に入れて粗熱を取り、酢水に半日着けてアク抜きをする。
  酢水(水2リットルに酢大さじ3~4杯)につけるとつくしはきれいなピンク色になる。


漬けしょうゆ(梅醤油)を作る
材料
水 300cc
梅干し 30g
白醤油 30cc
日本酒 30cc
しお 5g
鰹まる 10cc

作り方
つぶした梅干しと材料全部を鍋に入れて火にかける。
沸騰したら中火にして4~5分煮て火を止め、そのまま冷ます。
冷めたらざるでこし、さらにペーパーでこして「梅醤油」の出来上がり。

つくしに味をつける
  水気を切ったつくしを2~3センチに刻んでざるにあげ水切りして、梅醤油に漬ける。
  つくしを引き上げて、漬け汁(梅醤油)を鍋に移して火にかけもとの味に戻るまで煮詰める。
  (つくしから出る水で味が薄くなるので水分を飛ばす作業です。)
  煮詰めた梅醤油を冷ましてつくしを入れ、火にかけて弱火でゆっくり味を含ませる(沸騰させないこと)。
  漬け汁の味がはじめの醤油の味になるまで、煮含ませる→引き上げる→煮汁を煮詰めて冷ます・・・を繰り返す。

火にかけるのは煮るのではなく「味つけのための火入れ」と思ってください。
ポイントは二つ・・①煮汁とつくしを同じ温度にして火にかける②沸騰させない・・です。
こうして、始めの梅醤油の味になったら出来上がり、煮汁のまま冷まして器に移す。
温かいご飯のおかずにして良し、炊き立てのご飯に混ぜ込んで「つくしご飯」にすると
さらに良し・・・春を食べると言う実感がわきます。



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