男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

とり肉と野菜の旨煮

2011年04月20日 | 肉類・たまご
近所の宣教師夫人が手伝ってほしい・・・と娘に頼んできました。
彼女が書いた文書を訳して、チラシを作ってほしいといいます。

内容は、家族4人と他の宣教師など15人が被災地の救援に走るので、
趣旨に賛同する人々に物資の支援をお願いすると書かれていました。
辞書を引きながら訳すうちに、善意の活動により多くの人々に参加
してほしい・・・草の根運動のありようがつたわってきました。

彼女の家に3月16日、仙台・高崎両市から宣教師の家族が避難して
きました。被災のようすを聞いた彼女の夫チャーリーは、無洗米
500キロなど多量の救援物資をのせた車を東北に走らせます。
お米は5合ずつに分け、フリカケ3パックと一緒に袋につめました。

現地の悲惨な状況を目の当たりにしたチャーリーは、被災地でも
救援の手がとどかないところに救援したい思いに駆られ、それが
今回の行動になります。私たち夫婦もなにかお手伝いをしたい・・
というと「おむすびを2食分120こ作ってほしい」とたのまれました。

おむすびは、冷めてもおいしい「佐用の棚田米」を炊いて作ります。
おかずは、レシピのとり肉とごぼうとこんにゃくの旨煮にしました。
現地では、被災者の目にふれないよう車の中などで食べると聞き、
食べやすいよう、1人分のパックに詰めます。救援活動する彼らに、
少しでも元気をつけてあげたい・・その思いをこめてつくりました。

日本人数名を含む15人の救援隊は、5台の車に救援物資を満載し、
早朝7時、釜石市に向けて出立・・・現地到着は19日19時の予定です。
道中の無事と、現地での活動を祈りながらお送りしました。

おむすび弁当のおかずに作ったとり肉とごぼう・こんにゃくの旨煮です。
1人分1食ずつを詰め合わせました。二食分なので目先を変えるため、
人参とセロリのスープ煮をつくり、たくあんとブロッコリーをそえました。


材料
とりもも肉 1パック 500g   4cm角に切りさばく
ごぼう 2本 200g   5mm..の斜め切り・水にさらす
こんにゃく 1丁 350g   3㎝角×3mm.に切って茹でる
調味料
創味つゆ 半カップ 90cc
日本酒 半カップ 90cc
みりん 半カップ 90cc
さとう 大さじ 1 10g
材料・調味料とも・・・約10人分に換算しました

作り方
とり肉を煮る
調味料を中火にかけ3分間・・アルコールをとばす。
つぎに、中火よりやや強めの火にしてとり肉を煮る。
・・・たっぷりの煮汁で煮るのがポイント・・・
弱火で時間をかけて煮こんだあと、トレーにうつす。

とり肉の煮汁でごぼうを煮る
アク抜きしたごぼうを熱湯で3~4分茹でる。
茹でたごぼうを、とり肉の煮汁で煮る。
煮る時間は30分ていど・・弱火でくゆっくりと煮込む。
・・・ごぼうは茹でずに、直炊きでもよい・・・

ごぼうの煮汁で、煮たとり肉を煮なおす
トレーのとり肉をごぼうの煮汁に入れ中火で煮る。
煮汁をからませてから、そのまま冷まして味を含ませる。
・・・とり肉を「すのこ」つきのトレーに移し、煮汁をおとす・・・

残りの煮汁でこんにゃくを煮る
茹でたこんにゃくをフライパンで空煎りして煮汁に入れ、
弱火で20分煮て火を止め、そのまま冷ます。

ほのかな甘味の中、キリッとした味の旨煮。弁当のおかず、
酒のさかな、あたたかいご飯のおかずにおいしい煮物です。

残った煮汁で、じゃがいもと玉ねぎを煮ると肉じゃが風になります。

コメント (2)
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