年が明けて早や5日になりました。あさって7日は七草粥を食べる日です。
私は思います。日本の年の瀬から新年にかけて、色んな行事が多すぎる
・・皆さんはそのように思われませんか?
年賀状書き、おせち作り、除夜の鐘、初日の出、お雑煮、初詣、お年賀伺い、
初出勤、七草、鏡開き、どんと焼きなど、本当に息つくひまもありません。
ほかにも初荷、初売、出初式もあり、よくぞ考えたものと感心します。
それだけで収めておけばよいものを、クリスマスにあやかり、家々に派手な
飾りを競うようにとりつける・・そのあと片づけもしないといけません。それで
いて忙しい々々と言う・・人はピークを作るのがすきなのだろうかと思います。
銀行につとめたころ、仕事が一時に集中すると、思わざる混乱が起こります。
東北大震災のあとの、ある銀行のシステム障害が一例です。その昔、銀行
では仕事の集中をなくすため、ピークを避ける「平準化」に努めていました。
一年で一番ゆっくりくつろぎたいとき、あえていそがしい思いをする事から、
ぼつぼつ開放されたいと思うようになりました。
話しはさておき「七草粥」です。ことしは目先をかえて、やさいを中心にした
中華風の味つけに、好みの・・豚肉や、魚介をアクセントに加えてみました。
これが頗るおいしいのであります。青菜がたくさんの七草粥をお試し下さい。
冬野菜をたっぷりつかい、中華味でまとめた丼です。アクセントに「ちくわ」を加えますが、それも少しでよろしい。
この丼は、ごはんは全体の三分の一で、あとが野菜と少しの煮汁・・煮汁は片栗粉でトロミをつけます。はじめの
三分の二を食べると、汁にまみれた「おじや風」のご飯が出てくる・・これがたまらなくおいしいやさしい味の丼です。
材 料 ごはん 150g あたたかいごはん・・冷やごはんはチンします
具の材料 白菜 小 4枚 軸は4センチ巾、葉っぱは6センチに切る
ほうれんそう 2株 同
菊菜 2株 かぶ元を切り、ばらしておく
玉ねぎ 1/4こ 5ミリのくし型に切る
青ネギ 2本 5センチ長さに切る
しめじ 1/4パック 根元を切ってばらす
にんじん 3㎝ 皮をむき、4ミリの筒切り
ちくわ 1本 たて・よこ十文字の四つに切る
味つけ 出汁 1カップ
日本酒 大さじ 1
味覇 大さじ 1
・・・味覇は、中華の味の素です
片栗粉 小さじ 1
作り方 なべに、出汁と日本酒をいれ、火にかける。
ふっとうしたら、にんじん、玉ねぎ、白菜のじくなど
火が通りにくいものから入れて、中火で煮る。
にんじんが柔らかくなったら、味覇とちくわを入れる。
全体に味をなじませて、白菜の葉っぱ、菊菜、青ねぎ、
ほうれんそうを加え、ふたをして強火にする。
・・フタをするのは30秒くらい、長くおくと青味がとぶ・・
最後に、水溶きした片栗粉を流して、煮汁にトロミをつける。
大き目のどんぶりに、あたたかいごはんを敷き、うえに
やさいと煮汁全部をのせる。
トロミをつけているので、かなり熱い・・用心して食べてください。
野菜がキライな人はともかく、思った以上においしい丼です。