4月の終わりに植えたトウモロコシが育ち実をつけました。今年の初夏は気温が
上がらず、生育は今一つでしたがやっと収穫期に入りました。
トウモロコシの起源は、祖先野生種が見つかっていないため二説ありますが、
原産がアメリカであるのは間違いないようです。世界に伝わったのは1492年
コロンブスがヨーロッパに持ち帰ってからです。
トウモロコシの収穫率は、それまでの穀物に比べ圧倒的に高かったので、瞬く
間に欧州に広まり全世界に伝わりました。日本に伝わったのは、1579年と言い
ます(Wikipediaより)。世界で生産されるトウモロコシの64%は家畜の飼料用、
32%が澱粉製造などの工業用で、生食用は残りの4%です。
トウモロコシは、連作ができ他の作物とも相性がよいので、家庭園芸で好まれる
作物です。わたしも毎年作りますが、今年はこれまでに3回タネ蒔きしました。
4月終りと5月と6月の下旬に蒔きました。今年は「サカタ交配・ゴールドラッシュ」
という品種。これが頗る甘いのです。昨年植えた「バニラッシュ」も甘い味でしたが、
その上を行く甘さです。
トウモロコシと言えば「キビガラ」を思い出します。キビガラはトウモロコシの茎の
皮をむいた中の芯を乾燥したもので、これに赤や黄色の色付けした工芸材料で、
こどものころ工作授業の時の材料でした。今は、こんな材料はないと思いながら
ネット検索すると「キビガラ細工」の材料というのがありました。
レシピは、昨年つくった「バニラッシュ」と玉ねぎを使ったパスタです。お送りする
タイミングを失して在庫になっていたのを、一部書き直しました。トウモロコシも
玉ねぎも甘い食材です。いまが旬のトウモロコシを使ったパスタをお試し下さい。
とうもろこしとたまねぎをソースの具にして、パスタと和える・・ただそれだけの料理ですが、おいしいパスタです。
おいしさの秘密はトウモロコシの「あまさ」にあります。使ったのはこの夏作ったバニラッシュと言う白い実がなる
品種です。説明に「なま」でもおいしく食べられる・・とあったので試しましたが、説明通り甘くておいしい味でした。
材 料 パスタ 200g
ソースの材料
とうもろこし 2本 140g
玉ねぎ 中 1こ 180g ・・5~6ミリ角に切る
ホウレンソウ 2株 80g ・・3~4㎝のざく切り
にんにく 1/2かけ 10g ・・みじん切り
ベーコン 50g ・・3mm巾の細切り
塩・胡椒 少々
オイル 大さじ 2 20cc
作り方 ソースをつくる
とうもろこしを茹でて、実をほぐしとる。
・・ラップで包みチンすると手軽・・
とうもろこし粒の溝に、包丁をあてて押込み
一列ずつ、粒々を削りとる。
・・かつら剥きの要領でやる方法もある・・
フライパンにオイルと、みじん切りの
ニンニクを入れて、弱火でじっくり炒める。
ニンニクの香りがたったらたまねぎとベーコン
を加えて炒める・・火力は中火にする。
パスタを茹でる
パスタは、ソースつくりの途中から茹でる。
径1.7ミリのスパゲッティなら7分が標準。
茹で上がったら、パスタをフライパンに移し、
塩・胡椒して、最後にほうれん草を加える。