熊本熊的日常

日常生活についての雑記

小谷野君

2011年08月14日 | Weblog
映画でも観に行こうと家を出たものの、ちょっと買い物を思い出し、用を済ませて、うっかり大型書店に足を踏み入れたのがよくなかった。そこに高校時代の同級生で、文芸評論や小説を書いている小谷野敦の著作が並んでいたのである。高校2年3年の同級生なのだが、殆ど言葉を交わしたことはない。別に仲が悪いというようなことではなく、単に人間関係が乾燥した学校だったのである。小谷野はその著作やブログのなかで、高校時代にイジメにあっていたというようなことを書いていて、その首謀者のひとりが、現在、北九州市立大学外国語学部国際関係学科で教授をしている久木尚志だというのである。実際に何があったのか私は知らないのだが、自分が在籍していたクラスにイジメがあったという認識を私は持っていない。小谷野の書いたものを読んで思うのだが、彼がしょうもないことを根に持つタイプであるというだけのことのように、私は感じている。尤も、私は頭の良いほうではないので、受験のことで精一杯で、高校での日常に殆ど関心を払っていなかった結果として、そうしたことに気付かなかったということは、無いとは言えない。ついでに言うと、久木とは席は近かったが、やはり付き合いは無かった。今から思えば、もう少し高校生らしい生活があってもよかったような気もするが、今更どうしょうもない。

ちなみに高校の後輩には立川談笑がいる。もちろん、面識はない。立川といえば、立川談春が中学生の頃に親に連れられて戸田競艇場を訪れ、そこで見た競艇選手に憧れて、競艇選手を志すが身長制限のために断念したというようなことがWikipediaに書いてある。私も、小学生の頃に父親に付いて戸田競艇場や川口オートレース場には何度も足を運んでいる。だからどう、というわけではないのだが、今から思えば、どうして落語家を志さなかったのだろうと、多少後悔の念を覚えている。ただ、談笑も談春も、私はあまり好きではない。