自宅近くを散歩していて、草むらの中にこんな赤い実があるのを見つけました。
「ついに見つけたぞ、カラスウリに違いない」と小躍りしてカメラのズームでとらえました。
名古屋市内と言っても、まだ自然が残るこの散歩道では、かなり前まで赤くなったカラスウリをいくつも見ました。
しかし、ここしばらくは全く見ていません。「市街地からはカラスウリが姿を消した」とか「生け花愛好家らによって、赤くなる前に採られている」などといった話の通りだな、と思っていました。
ただ、今回見つけた赤い実がカラスウリだと、言い切る自信はありません。
形がこれまで見たカラスウリの多くが楕円形ですが、これは球形に近いミニトマトのように見えます。
しかし、よく見ると蔓性の植物に生っており、枯れた葉はウリ科の植物に見えます。
ここまで書いてきてネットを開くと、新たな可能性が生まれました。
「スズメウリ」というのもあるのですね。こちらも蔓性で、葉もカラスウリそっくり。実の大きさは少し小さめ。楕円形も円形もあるようです。ただし、スズメウリの実の写真の多くは、はっきり縦の縞模様が入っています。
もっと接近して、横から見れば楕円形に見えるのかもしれません。
でも、この場所は地域の小さな自然生態園みたいなところ。草むらに分け入るなんてしてはいけない、と止めました。
来年、青い実の段階で見つけることができたら、観察してみたいと思います。