風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

「楽書き雑記「遅くなってごめんなさい。ホトトギスが勢いよく開花」

2019-10-28 06:30:40 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

我が家の庭で開花の様子が変だったホトトギスが、すごい勢いで咲いています。
「夏が猛暑だったうえ長く続いたので、しばらく休ませてもらいました」とでも言っているようです。

ホトトギスは我が家でも例年8月末から9月にかけて咲き始め、秋の訪れを感じさせてくれます。ことしも、9月初めに咲いている何本かを見て「暑い暑いと言ってはいても、秋だね」と思ったものです。

 でも後が続かなかったのです。例年に比べて茎が短くて細く、てっぺんに付いた花芽も小さく、開花を断念したかのようなのも。葉が虫に食われ、傍には大きな毛虫がいました。
「暑さに加えて害虫まで・・・。ことしはこれまでか」と思ったものです。

ところが10月の声を聞くと、周りのチェリーセージなどの間に隠れていたホトトギスがどんどん顔を見せて成長。花芽も勢いよく膨らみ、朝夕に冷え込みを感じるようになって開花に拍車がかかったようです。

花期が長いことから「永遠にあなたのもの」とか「秘めた意志」「永遠の若さ」といった花言葉通り、晩秋の庭を彩り続けてくれることでしょう。